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大学シラバスの手引き(PDF) 短大シラバスの手引き(PDF) | シラバス トップページへ 本 学 ホームページへ |
シラバス(公開版)
単位(総授業時間数+自習時間):2(60 + 30) |
対象学科:美表1年 |
授業形態:実技 学期:前期 必・選:必修 |
美術表現学科専攻科目 |
虎 尾 裕 |
授業概要 |
美術表現の中で、三次元の立体制作を通して学習することで、彫刻分野の基礎的な表現方法を習得する。彫刻制作体験などのアンケートを取り、有名な彫刻作品の例などを解説して鑑賞する。課題1、基礎的な静物の塑造制作、野菜や果物などの自然物をモチーフとして、台座との構成を通して、基礎的な塑造力と造形力を学ぶ。課題2、制作した塑造作品を石膏取りして技法を学ぶ。課題3、ペーパーワークによる立体制作、題材「ダンボールによる箱庭作り」、ダンボール素材を使用して、イメージする過程の中で、家屋、樹木、庭などの空間を創作してゆく。 |
授業の到達目標 |
学位授与の方針との関連 | ||||||||||
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・基礎的な塑造作品の制作を通して、塑造力と造形力を体得する。 |
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・生き生きとした自然物の観察を通して、デッサン力など観察眼を養う。 |
・制作する態度と同時に、制作スキル、作業手順など段取りを学んでいく。 |
授業計画 |
回 | 内容 | 自習(事前・事後学習の内容) |
1 | ガイダンス。導入、授業スケジュールについて説明。制作するにあたっての心構えや、制作態度について注意事項を説明。さらに、持参する道具や、服装についてなど説明。三次元立体造形についての過去体験などアンケート調査 | 制作課題に使用する画材の準備。過去の彫刻作品についての体験を考察する。美術表現の三次元の立体物としての意味を把握、検証 |
2 | 制作課題1、塑造作品制作、モチーフ「野菜、果物など静物」のデッサン | 制作課題の継続制作、自然物としての静物の捉え方(構図・全体的な把握) |
3 | 塑造作品制作、心棒作り、粘土練り、 制作 粘土荒付け |
制作課題の継続制作、自然物としての静物の三次元の捉え方(量感、構成など) |
4 | 塑造作品制作(量感。フォルム、構成) | 制作課題の継続制作、自然物としての静物の三次元の捉え方(量感、フォルム、構成など) |
5 | 塑造作品制作(量感。フォルム、構成、空間)台座の形態を考慮して精度を高める | 制作課題の継続制作、自然物としての静物の三次元の捉え方(量感、フォルム、構成など) |
6 | 塑造作品制作、講評会(全体講評、個人講評) | 全体講評の意義を分析、互いの作品を参考にして今後の制作に取り入れていく |
7 | 制作課題2 塑造作品、石膏取り制作、作品型取り雌型完成。 | 石膏取りについて、様々な作品の型取り技法について分析、研究 |
8 | 塑造作品、石膏取り制作、雌型、石鹸ひき、流し込み | 石膏取について、様々な作品の雌型流し込み技法について分析、研究 |
9 | 塑造作品、石膏取り制作、雌型割り出し、雄型完成、修正作業、完成持ち帰り | 石膏取りについて、様々なの割り出し技法について分析、研究 |
10 | 制作課題3 ペーパーワークによる「ダンボールによる箱庭作り」作品制作 イメージデッサン | ペーパーワークによる様々な作品事例を把握して、技法の違いなどを分析 |
11 | ペーパーワーク作品制作、ダンボールより、台座部分のサイズをカットし、上に配置する家屋の構成部品を切断 | ペーパーワークによる様々な加工方法、接着、接合などの技法について分析、研究 |
12 | ペーパーワーク作品制作、ダンボールで家屋の構成部品を接合、樹木の構成部品を切断 | ペーパーワークによる様々な加工方法、接着、接合などの技法について分析、研究 |
13 | ペーパーワーク作品制作、台座の上に家屋、樹木で構成された庭を構想して、家屋、樹木の配置と空間を考えながら接着する。完成 | ペーパーワークによる様々な加工方法、接着、接合などの技法について分析、研究 |
14 | ペーパーワーク作品制作、講評会、全体講評、個人講評、作品撮影、作品持ち帰り | 全体講評の意義を分析、互いの作品を参考にして今後の制作に取り入れていく |
15 | 立体作品制作全般についての総括、まとめ、感想などアンケート調査 | 三次元の立体作品の意味と、作品の可能性について分析、研究 |
履修上の注意 |
制作課題ごとに、制作過程の段取りを確実に把握できるように、説明をしっかり聞いて制作に取り組む。立体作品全般、できるだけ多くの作品を実際に観に美術館へ足を運んだり、多くの文献を調べるなど、日頃の努力が重要である。 |
成績評価方法・基準 |
授業の取り組みに対する意欲と姿勢(80%)、提出物(20%)による評価。 |
教科書 |
授業の中で指示する。必要なプリント、資料を配布する。 |
参考書 |
授業の中で指示する。 |
備 考 |
必修 質問等については、授業終了時あるいはオフィスアワー(曜日時間は掲示で確認)で受け付ける。 |
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