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シラバス(公開版)
単位(総授業時間数+自習時間):2(30 + 60) |
対象学科:食専2年 |
授業形態:講義 学期:前期 必・選:選択 |
食物栄養学専攻科目 |
鬼 島 直 子 |
授業概要 |
日本の食を支える食品産業の全体像について理解するために、農産物がどのように生産され、流通し、加工食品となり、消費者の手に届くのか、フードシステム全体について解説する。そして、食のビジネスにおいて必要とされる基礎知識について解説する。さらに、食の専門職として食料の安定供給に貢献するために必要なこととは何かを、現在の食の問題と絡めて解説する。講師は地域の農産物を活かした商品開発支援に携わった経験があり、地域農産物の新商品開発の実例なども紹介しながら、新しい食のビジネスについて考える授業を行う。 |
授業の到達目標 |
学位授与の方針との関連 | ||||||||||
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食全体の仕組み(フードシステム)を理解する。 |
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食のビジネスのマネジメントについて理解する。 |
食のビジネスに必要な知識を習得する。 |
授業計画 |
回 | 内容 | 自習(事前・事後学習の内容) |
1 | イントロダクション。この講義で学ぶ内容と進め方について。フードシステムの定義と主要な用語の説明。 | 事後学修:復習 |
2 | 私たちの食生活の現状について。食生活を見るための統計。食生活の変化の要因。 | 事前学修:中学・高校時代と現在の食生活の変化について考えてみる。 事後学修:復習 |
3 | フードシステムについて。「川上」(農業)から「川下」(食品小売業、外食産業)への流れ。フードシステムの進化について。 | 事前学修:好きな食品がどのように作られて自分の手元に届いたかを考える。 事後学修:復習 |
4 | 食品小売業と流通。小売業態の移り変り。卸売市場の仕組みと機能。加工食品の流通。 | 事前学修:食品小売業にはどのような種類があるかを調べてみる。 事後学修:復習 |
5 | 外食産業について。市場規模と動向。外食産業の拡大を支えたもの。近年のコロナ禍の影響。 | 事前学修:外食の定義について考えてみる。 事後学修:復習 |
6 | 中食産業とは何か。消費者にとっての中食と食品小売業、食品製造業、外食産業それぞれから見た中食。 | 事前学修:自分が好きな中食について考えてみる。 事後学修:復習 |
7 | 食品製造業について。食品製造業の分類と特徴や食品製造企業の研究開発など。 | 事前学修:前日に食べた加工食品の製造者を調べる。 事後学修:復習 |
8 | 日本の農業について。「水田稲作」「畜産業」「野菜・果物生産」のそれぞれの農業の特徴と課題。地域の特産品について。 | 事前学修:第2回から第7回の授業の復習。 事後学修:復習 |
9 | 食のビジネス経営の基礎知識と計数管理(1) | 事前学修:自分が興味のある食のビジネスは何かを考えてみる。 事後学修:復習 |
10 | 食のビジネス経営の計数管理(2)(損益分岐点)と食ビジネスの企画について。 | 事前学修:第9回の授業の復習。 事後学修:復習 |
11 | 農業の6次産業化と小さな食ビジネスの実践について。 フードマネジメントに関する最近の話題。 |
事前学修:第8回~第10回の授業の復習。 事後学修:復習 |
12 | 消費者の食品選択行動と市場に与える影響。食のビジネスに関するマーケティングの基礎知識。 | 事前学修:食の安全について自分が消費者として気になる点をまとめる。 事後学修:復習 |
13 | 食品安全問題。生産工程手法(GAPとHACCP)と消費者の信頼確保。 | 事前学修:自分の食品の購入行動について振り返ってみる。 事後学修:復習 |
14 | 食品消費と環境問題。食品ロス(廃棄)の現状。食品リサイクルと容器包装リサイクル。フードマイレージと地産地消について。 | 事前学修:フードロスを減らす実践について考える。 事後学修:第12回~第14回の授業の復習 |
15 | 全体のまとめ(30分)。 期末試験(60分)。 |
事前学修:試験の準備 事後学修:試験の内容の確認 |
履修上の注意 |
他の学生に迷惑をかけないよう私語を慎むこと。携帯電話をマナーモードにすること。 |
成績評価方法・基準 |
期末試験(60%)、ミニットペーパー提出(30%)、授業参加状況及び積極性等の受講態度(10%)。ミニットペーパーについては次回の授業内でフィードバックを行う。 |
教科書 |
授業の前にプリントを配布する。 |
参考書 |
〔新・フードコーディネーター教本2021〕〔日本フードコーディネーター協会〕〔柴田書店〕〔3,300円〕 〔フードシステム入門 ‐基礎からの食料経済学〕〔薬師寺哲郎・中川隆 編著〕〔建帛社〕〔2,420円〕 |
備 考 |
質問等は授業終了時やオフィスアワーで受け付ける。 |
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