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シラバス(公開版)
単位(総授業時間数+自習時間):2(30 + 60) |
対象学科:食専1年 |
授業形態:講義 学期:前期 必・選:必修/栄(必) |
食物栄養学専攻科目 |
永 沼 孝 子 |
授業概要 |
栄養士としての実践に役立つ基礎を習得させることを目的として、本授業では、私たちの体を構成している様々な食品に含まれる栄養素の種類と組成について説明する。また食品を構成する各成分の化学的特性と相互作用、食品における役割についても解説する。併せて、それらの特性が食品の調理や保存、加工などにどのように関係するのかも解説し、食品学の分野が栄養学・調理学の分野とも関わっていることを理解できるように指導する。 |
授業の到達目標 |
学位授与の方針との関連 | ||||||||||
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・食品を構成する栄養素の化学的性質を理解する。 |
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・食品成分の栄養特性と物理特性について基礎的な知識を習得する。 |
・おいしく栄養バランスのとれた食事内容を科学的に組み立てる力を身につける。 |
授業計画 |
回 | 内容 | 自習(事前・事後学習の内容) |
1 | ガイダンス、食品の定義、食品と環境、食品の分類 | 事前に教科書の第1章を読む。事後に教科書と資料をもとにしてノートを整理する。 |
2 | 食品の3つの機能、物質を構成する要素(原子と分子の基礎理解) |
事前に教科書の第5章(5.1)を読む。教科書のほか、原子・分子・物質の化学的性質について復習しておく。事後にノート整理。 |
3 | 食品と水分 | 事前に教科書の第2章(2.1)を読む。事後にノート整理。教科書章末の練習問題(水分に関係する箇所)を解く。 |
4 | 炭水化物 I:定義と分類、単糖の構造と性質、化学的性質 | 事前に教科書の第2章(2.3)を読む。事後にノート整理。 |
5 | 炭水化物 II:多糖類の性質、糖の反応性と炭水化物としての糖 | 事前に教科書の第2章(2.3)を読む。事後にノート整理。教科書章末の練習問題(炭水化物に関係する箇所)を解く。 |
6 | 脂質 I:定義と分類, 脂肪酸の構造、油脂の物理化学的性質 | 事前に教科書の第2章(2.4)を読む。事後にノート整理。小テストの準備。 |
7 | 脂質 II: 複合脂質、油脂の酸化、脂質の栄養、脂質の酸化 小テスト(1) |
事前に教科書の第2章(2.4)を読む。事後にノート整理。小テストの自己採点と理解不足の部分の復習。教科書章末の練習問題(脂質に関係する箇所)を解く。 |
8 | 小テストの解説 たんぱく質 I:たんぱく質の構造、アミノ酸の構造と性質 |
事前に教科書の第2章(2.2)を読む。事後にノート整理。小テストの解答確認と、誤った箇所の復習。 |
9 | たんぱく質 II:たんぱく質の性質、高次構造、タンパク質の栄養価、変性、酵素 | 事前に教科書の第2章(2.2)を読む。事後にノート整理。 |
10 | 脂溶性ビタミン:ビタミンA,D,E,Kの構造と生理機能 | 事前に教科書の第2章(2.2,2.6)を読む。高校化学の教科書で酵素について復習しておく。事後にノート整理。教科書章末の練習問題(たんぱく質に関係する箇所)を解く。 |
11 | 水溶性ビタミン:ビタミンB群とビタミンCの構造と生理機能 | 事前に教科書の第2章(2.6)を読む。事後にノート整理。教科書章末の練習問題(ビタミンに関係する箇所)を解く。小テストの準備。 |
12 | ミネラルI:ミネラルの分類、多量ミネラルの生理機能 小テスト (2) |
事前に教科書の第2章(2.5)を読む。事後にノート整理。小テストの自己採点と理解不足の部分の復習。 |
13 | 小テスト(2)の解説 ミネラルII:微量ミネラルの生理機能、有害ミネラル |
事前に教科書の第2章(2.5)を読む。事後にノート整理。小テストの解答確認と、誤った箇所の復習。教科書章末の練習問題(ミネラルに関係する箇所)を解く。 |
14 | 食品の呈味成分、 香気成分、食品の変化(油脂の酸化、褐変、でんぷんの老化) | 事前に教科書の第3章(3.1)および第6章(6.1,6.6)を読む。事後にノート整理。 |
15 | 食品の物性 これまでのまとめ |
事前に教科書の第7章(7.1,7.2,7.3)を読む。事後にノート整理。 試験に備えて教科書と資料を熟読して疑問点を明らかにし、解決しておく。 |
16 | 期末試験 | 終了後に解答の正誤の確認。誤った箇所の復習。 |
履修上の注意 |
正当な理由のない遅刻、欠席は厳禁。講義に集中し、内容をしっかり記録する。講義には積極的に参加し、予習で生じた疑問点について解決できるように努める。授業で理解できなかったこと、生じた疑問については授業終了時あるいはオフィスアワーなどを使って解決しておくこと。 |
成績評価方法・基準 |
平常点(自らすすんで聴講しているか、メモやノートは取っているか、質問に積極的に答えようとしているか)20%、小テストの成績10%、 学期末の試験70%の割合で評価する。期末試験の問題については、試験後に模範解答と解説を配布する。 |
教科書 |
[新 食品・栄養科学シリーズ 食品学総論][森田潤司 編][化学同人][2,800+税 円] |
参考書 |
特になし 毎回、授業開始時に資料を配布する。 |
備 考 |
都合により授業計画の順番を変更することがある。オフィスアワーの曜日・時間については、別途掲示する。 |
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