大学シラバスの手引き(PDF) 短大シラバスの手引き(PDF) | シラバス トップページへ 本 学 ホームページへ |
シラバス(公開版)
単位(総授業時間数+自習時間):1(30 + 15) |
対象学科:子専1年 |
授業形態:演習 学期:後期 必・選:選択/保育(必) |
子ども生活専攻科目 |
新 沼 映 子 |
授業概要 |
助産師として誕生の現場や乳児健診等において乳幼児と保護者に関わってきました。核家族化が進み、女性の就労も増えた現代において、保育施設での生活は子どもたちに大きな影響を与えると考えます。子どもの健康な育ちを支えるうえで望ましい環境(物的・人的)を理解し、必要な援助ができる技術や応用力を学び、実践できるようにします。また、多様性があることを念頭におき、職員間での連携、家庭・自治体・専門機関などとの地域における連携とその在り方を学びます。「子どもの保健」での学びを生かし、想像力をもって演習ができるようにします。 |
授業の到達目標 |
学位授与の方針との関連 | ||||||||||
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・子どもの健康に関する観察力・判断力を学ぶことができる。 |
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・日常の養護の具体的な方法について学ぶことができ、計画や実施ができる。 |
・事故やケガの予防を学び日常起こりうる症状やケガに対する手当を身に着けることができる。 |
・保健活動における職員間の連携・協働、関係機関との連携を学ぶことができる。 |
授業計画 |
回 | 内容 | 自習(事前・事後学習の内容) |
1 | 子どもの健康と安全「授業の進め方」と「評価方法と試験」の説明 子どもの健康と保育環境 | 教科書を読みこの授業で取り組む内容について知る。教科書p.1~5のポイントを理解する。子どもの観察のポイントをまとめて提出の準備をする。 |
2 | 子どもの保健に関する個別対応と集団全体の健康および安全の管理 | 教科書p.6~22をよく読み、体温、脈拍、呼吸数を測定してみる。乳幼児の身体発育(成長)曲線を用いて発育を評価できるように準備。 |
3 | 衛生管理 手洗い・吐物処理シュミレーション実習・屋内の設備の消毒方法についてグループワーク | 教科書p.23~27。厚生労働省「保育所における感染症対策ガイドラインをよく読みポイントをおさえる。 |
4 | 事故防止および安全対策 グループワーク | 教科書p.28~49をよく読み理解しておく。参考書2〔東京都福祉保健局〕で事前学習(反転学習)。P.41~44の例を参考にグループワークできるよう準備しておく。 |
5 | 体調不良や傷害が発生した場合の対応と応急処置 | 教科書p.50~59をよく読み手当ができるようにする。 |
6 | 救急処置および心肺蘇生法の実践・実習 | 教科書p.60~72をよく読み実践を通して手当ができるようにする。 |
7 | 感染症の集団発生の予防 感染症発症時と罹患後の対応 | 教科書p.73~87をよく読み対応がわかるようにする。 |
8 | 保育活動における保健的対応(食事・調乳、口腔内の衛生、衣服の着せ方、外出時の注意)・実習 | 教科書p.88~106の該当する部分をよく読みポイントを理解しておく。調乳実習準備・歯磨きのポイントについてグループワーク出来るように準備。 |
9 | 保育活動における保健的対応(抱っこ・おんぶ・寝かせ方、ベビーカー、自動車、自転車の乗せ方) | 教科書p.88~106の該当する部分をよく読みポイントを理解しておく。身体の発達の順序、発達による睡眠時間の変化・抱っこのポイントについてまとめておく。 |
10 | 保育活動における保健的対応(保清、沐浴・入浴,排泄のさせ方) | 教科書p.88~106の該当する部分をよく読みポイントを理解しておく。衣服の種類着脱のポイントについて・排泄の自立についてまとめておく。 |
11 | 個別的な配慮を要する子どもへの対応・グループワーク | 教科書p.107~116をよく読み対応ができるようにする。 |
12 | 障害をもつ子どもへの対応・グループワーク | 教科書p.117~130をよく読み対応ができるようにする。 |
13 | 保育における保健活動の計画および評価・グループワーク | 教科書p.131~137をよく読む。実習先において保健活動がどのように実践されているか確認する。 |
14 | 保健活動における職員間の連携・協働と関係機関との連携 | 教科書p.138~最終をよく読み理解する。 |
15 | まとめ | 時間が足りなくなった部分の補習と質問 |
16 | 期末試験(筆記試験) | 子どもの健康と安全からまんべんなく出題 |
履修上の注意 |
授業に積極的に臨むこと、授業中の配布プリントをまとめ振りかえること。 |
成績評価方法・基準 |
●期末試験 50% 試験終了後に振り返りポイントを提示します。 ●課題(レポート)提出15%(必ず提出すること。未提出がある場合は、評価の対象としないことがある。課題については授業中にフィードバックします)●実技試験 20%(欠席した場合はレポート提出。ルーブリック評価については第1回目の授業で説明) ●授業態度 15%(授業への参加状況〔発言・質問・グループワークでのリーダーシップ等〕)で評価します。 |
教科書 |
〔子どもの健康と安全演習ノート 改訂第2版〕〔小林美由紀〕〔診断と治療社〕〔2200円+税〕 |
参考書 |
1.厚生労働省保育所における感染症対策ガイドライン〔https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi/2r9852000002mcip-att/2r9852000002mdgm.pdf〕 2.東京都福祉保健局 乳幼児の事故防止学習ソフト〔https://www.fukushihoken.metro.tokyo.lg.jp/kodomo/shussan/nyuyoji/jikoboushi/jikoboushi_soft/index.html〕 3.厚生労働省保育所におけるアレルギー対応ガイドライン〔https://www.mhlw.go.jp/content/000511242.pdf〕 4.授業前に配布プリントがあります。 |
備 考 |
質問等は授業終了時に受け付けます。 |
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