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シラバス(公開版)
単位(総授業時間数+自習時間):2(30 + 60) |
対象学科:子専2年 |
授業形態:講義 学期:後期 必・選:選択/保育(必) |
子ども生活専攻科目 |
米 川 純 子 |
授業概要 |
子ども家庭支援の心理学では、発達心理学及び臨床心理学の知見を踏まえて、生涯発達の観点から乳幼児期だけにとどまらず、生涯の発達課題を学ぶ。さらに、乳幼児期から高齢期に至るまでの心身の発達と、それを支える家庭、児童福祉施設等、地域や社会という環境の在り方について学ぶ。 また、保育・要保護対応などの実務経験を基に、保育現場での実体験などの講話を多く取り入れる。具体的な事例をあげ、クループ・ワークを行い、子どもと家庭を包括的に捉える視点の習得を図れるようにする。 |
授業の到達目標 |
学位授与の方針との関連 | ||||||||||
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生涯発達に関する心理学の基礎的な知識を習得し、発達課題について理解する。 |
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家族・家庭の意義や機能を理解する。 |
発達的な観点から理解し、子どもとその家庭を包括的に捉える視点を習得する。 |
子育て家庭をめぐる現代の社会的状況と課題について理解する。 |
子どもの精神保健とその課題について理解する。 |
授業計画 |
回 | 内容 | 自習(事前・事後学習の内容) |
1 | オリエンテーション(子ども家庭支援の心理学とは) | 当該科目の授業内容・計画について理解する。 |
2 | 乳児期の発達とその特徴 | 愛着形成について深く理解する。 |
3 | 幼児期の発達とその特徴 | ピアジェの発達理論について理解する。 |
4 | 学童期の発達とその特徴 | 小1プロブレム・中1ギャップについて考える。 |
5 | 思春期から青年期の発達の特徴 | エリクソンの発達課題について理解する。 |
6 | 成人期から高齢期の発達の特徴 | サクセスフル・エイジングについて考える。 |
7 | 家族システムと家族発達 | 生態学的システム理論について理解する。 |
8 | 親としての養育スタイルの形成過程と世代間伝達 | 虐待の世代連鎖について考える。 |
9 | 子育て環境の社会状況的変化 | ワーク・ライフ・バランスについて考える。 |
10 | 多様な子育て家庭への支援 | ワンオペ育児が与える影響について理解する。 |
11 | 特別な配慮を必要とする家庭への支援 | 外国籍の子どもの事例検討。 |
12 | 子どもを取り巻く生活環境と心身の健康 | レジリエンスについて深く理解する。 |
13 | 子どもの心と健康 | まばたきが多い子の事例検討。 |
14 | 障害のある子どもの理解と対応 | 発達障害を抱える子どもの事例検討。期末試験に向けた模擬課題を提出。 |
15 | 災害と子ども | 自分にかけてあげたい言葉ミニレポート。 期末試験に向けた模擬課題の内容を理解する。 |
16 | 期末試験 | 試験解答の正誤を確認し、誤りやフィードバック内容を確認し、復習する。 |
履修上の注意 |
授業での取り組みでは、課題提出の期限は厳守します。受講態度では、授業への参加状況(発言、質問、グループ・ワークでのリーダーシップ等)を重視します。 |
成績評価方法・基準 |
授業への取り組み態度(グループワークでの積極的参加、発言、質問など)(40%)、期末試験(筆記試験)(60%)により総合評価します。課題については、授業中にフィードバックします。提出されたレポートについては、後日添削して返却します。試験については、模擬課題の際に具体的に振り返りながら解説することでフィードバックします。 |
教科書 |
適宜、授業前に関係資料を配布します。 |
参考書 |
適宜、授業中に参考書の紹介を行います。 |
備 考 |
質問等については、授業終了時あるいはオフィスアワー(曜日時間は掲示で確認)に受け付けます。 |
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