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シラバス(公開版)

2024年度 

 
  工芸科教育法
[ D-4-d-03-3 ]
 

 単位(総授業時間数+自習時間):4(60 + 120)
 対象学科:美表3年
 授業形態:講義 学期:通年 必・選:選択
 教職に関する科目
 瀬 戸 典 彦

授業概要
①人間、教育、学校、芸術の定義と関係性について考察を促す。②教育の意味及び、教育における芸術科の役割について教授する。③「高等学校学習指導要領解説 芸術(音楽 美術 工芸 書道)編 音楽編 美術編」に表記された「工芸」の目的とその特長について理解を促す。④工芸科における教材開発能力を育成する。⑤模擬授業の実践をとおして、学習指導案作成の経験値と授業実践力の向上を図る。⑥人間、教育、学校、芸術、工芸科の可能性について示唆を与える。

授業の到達目標
 
学位授与の方針との関連
 
高等学校教育における工芸科の意味と重要性について説明できる。
 
学習指導要領解説(工芸科)に示された教科の目的と内容を理解する。
 
人間本質の凝縮に基づき、学習・授業・学校の役割と在り方について考察する。
 

授業計画
 
内容 自習(事前・事後学習の内容)
 
1 オリエンテーション 工芸科教育の現状と可能性について
ワークシート、「工芸科は必要か?」による復習
 
2 人間と教育について①林竹二の教育論をとおして
ワークシート、「林竹二の何がすごいか?」による復習・予習
 
3 人間と教育について②授業の役割 教師の役割
ワークシート、「林先生が伝えようとしたこと」による復習・予習
 
4 人間と教育について③芸術教育と工芸科の役割について
ワークシート、「林竹二が工芸の先生だったら」による復習・予習
 
5 人間と教育について④シュタイナー教育の原点をとおして(子供の認識・思考、学力等の実態を視野に入れた授業設計の重要性について)
ワークシート、「シュタイナー教育の原点」による復習・予習
 
6 人間と教育について⑤能動的学習の意味と工芸科における応用について
ワークシート、「学びと遊びの関係について」による復習・予習
 
7 教育と表現教育・国家と経済と精神性に関する考察をとうして
ワークシート、「教育と国家のあり方について」による復習・予習
 
8 鑑賞教育の意味とあり方について
ワークシート、「工芸科教育に鑑賞は必要か?」による復習・予習
 
9 鑑賞教育と道徳教育についてビアジェの「三つの山問題」をとおして
ワークシート、「ピアジェが伝えようとしたこと」による復習・予習
 
10 工芸科における社会的視点について①バウハウスに至るまで
ワークシート、「バウハウス前夜」による復習・予習
 
11 工芸科における社会的視点について②バウハウスのコンセプト
ワークシート、「グロピウスの夢」による復習・予習
 
12 工芸科における社会的視点について③バウハウスにおける実験
ワークシート、「イッテンとシュレーマーの何が面白いか」による復習・予習
 
13 工芸科における社会的視点について④バウハウスの遺産・製品デザインに与えた影響をとおして
ワークシート、「マリアナ・ブラントの何が凄い」による復習・予習
 
14 工芸科における社会的視点について⑤バウハウスの遺産・建築デザインに与えた影響をとおして
ワークシート、「シカゴの街並みはどこから?」による復習・予習
 
15 工芸科における社会的視点について⑥バウハウスの遺産・教育に与えた影響をとおして
ワークシート、「反アカデミズムという考え」による復習・予習
 
16 学習指導要領解説「改訂の意図」について
ワークシート「高等学校教育の中の芸術科の中の工芸科の位置と役割」による復習・予習
 
17 学習指導要領解説(工芸科)における工芸Iの位置づけについて-「工芸I」(文部科学省認定済教科書)の概要について
ワークシート、「芸術科の中の工芸科の中の『工芸I」による復習・予習
 
18 学習指導要領解説(工芸科)における工芸IIの位置づけについて-「工芸II」(文部科学省認定済教科書)の概要について
ワークシート、「芸術科の中の工芸科の中の『工芸II」による復習・予習
 
19 学習指導要領解説(工芸科)における工芸IIIの位置づけについて
ワークシート、「芸術科の中の工芸科の中の『工芸III」による復習・予習
 
20 「工芸I」(文部科学省認定済教科書)の具体的応用について
ワークシート、「指導要領が示唆する『工芸I」の題材とは」による復習・予習
 
21 「工芸II」(文部科学省認定済教科書)の具体的応用について
ワークシート、「指導要領が示唆する『工芸II」の題材とは」による復習・予習
 
22 工芸IIIの具体的展開について学習指導要領解説(工芸科)に沿って
ワークシート、「指導要領が示唆する『工芸III」の題材とは」による復習・予習
 
23 学習指導要領解説(工芸科)に即した評価方法について
ワークシート、「評価、どうする?」による復習・予習
 
24 学習指導要領解説(工芸科)における「A表現」に係る学習指導案の作成
指導案作成(A表現に係る)
 
25 学習指導要領解説(工芸科)における「A 表現」に係る模擬授業の実践と振り返り 模擬授業準備(A表現に係る)
 
26 学習指導要領解説(工芸科)における「B 鑑賞」に係る学習指導案の作成について(授業における情報機器等の効果的活用方法を含む) 指導案作成(B鑑賞に係る)
 
27 学習指導要領解説(工芸科)における「B鑑賞」に係る模擬授業の実践と振り返り(授業における情報機器等の効果的活用方法を含む) 模擬授業準備(B鑑賞に係る)
 
28 学習指導要領解説(工芸科)における「共通事項」に係る学習指導案の作成について(授業における情報機器等の効果的活用方法を含む) 指導案作成(「共通事項」に係る)
 
29 学習指導要領解説(工芸科)における「共通事項」に係る模擬授業の実践と振り返り(授業における情報機器等の効果的活用方法を含む) 模擬授業準備(「共通事項」に係る)
 
30 工芸科の可能性と応用について
(発展的な学習内容に関する探求と授業実践の事例をとおして)
ワークシート、「1年で感じたこと、学んだこと」
 

履修上の注意
やむを得ず遅刻/欠席する場合は、事前連絡を原則とする。
遅刻・欠席の扱いについては、初回授業時に確認する。
模擬授業の一部は、Google Meetを介して実践することとする。

成績評価方法・基準
ワークシート:60%(フィードバックを行う。)  指導案:20%(フィードバックを行う。)  模擬授業:20%(フィードバックを行う。)

教科書
高等学校学習指導要領解説 芸術(音楽 美術 工芸 書道)編 音楽編 美術編(データ版:無料)

参考書
〔工芸I〕〔工芸II〕〔日本文京出版株式会社〕

備 考
オフィスアワー:2時間/1週(曜日/時間については、初回授業の際に連絡する。)

 
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