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シラバス(公開版)
単位(総授業時間数+自習時間):4(60 + 120) |
対象学科:美表3年 |
授業形態:講義 学期:通年 必・選:選択 |
教職に関する科目 |
横 山 美喜子 |
授業概要 |
中学校美術科・高等学校美術科の教員が身に付けるべき教育理念についての理解を図る。学習指導要領における美術科の目標と内容及び、学習指導要領に基づく年間指導計画の意味について理解を図る。授業を展開するための基礎的な指導理論や、表現及び鑑賞の幅広い活動における創造的な技能を育成する指導方法の修得を図る。実務経験を生かし、より具体的な教材研究や模擬授業に関する指導を行い,4年次での教育実習に向けての準備としていきたい。 |
授業の到達目標 |
学位授与の方針との関連 | ||||||||||
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・中学校美術科・高等学校美術科の教員が身に付けるべき教育理念について理解する。 |
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・学習指導要領における美術科の目標と内容及び、学習指導要領に基づく年間指導計画の意義について理解する。 |
・題材における教材としての価値を把握し、具体的授業を想定した授業計画を立てて、学習指導案の作成を行う。 |
・授業を展開するための基礎的な指導理論に基づき、指導する上での留意点を理解し,模擬授業を通して学習指導案の具体的実践を体験し,授業改善の視点を理解する。 |
・4年次での教育実習における基本的・実践的な学習指導方法の基礎を養い、創造的・造形的視点での授業が展開できる力を身に付ける。 |
授業計画 |
回 | 内容 | 自習(事前・事後学習の内容) |
1 | オリエンテーション,1年間の講義を通して、身に付けるべきことを知る。 | 配布されたレジュメによく目を通し,ファイリングを始める。 |
2 | 教育基本法、学校教育法、学校教育法施行規則といった法律に示された学校教育の理念を理解する。 | 学校教育の理念について,講義内容を理解・把握する。 |
3 | 学習指導要領について①(学習指導要領とは何か) | レジュメを熟読しておく。 |
4 | 学習指導要領について②(中学校美術科と小学校図画工作科) | レジュメを熟読しておく。 |
5 | 学習指導要領について③(中学校美術科の目標について) | 学習指導要領及びレジュメを熟読しておく。 |
6 | 学習指導要領について④(中学校美術科の内容について) | 学習指導要領及びレジュメを熟読しておく。 |
7 | 教科書について①(教科書の在り方) | 取り上げた題材に関わる中学校美術の教科書の内容及びレジュメを熟読しておく。 |
8 | 教科書について②(授業を考えよう) | 教科書会社の資料などを熟読しておく。 |
9 | 学習指導案について①(指導案の様式と内容) | 指導案のそれぞれの項目とその内容についてレジュメを熟読しておく。 |
10 | 学習指導案について②(指導案を書く) ・題材について ・教材研究 |
レジュメを熟読し、時間内に書ききれなかった部分を書いておく。 |
11 | 学習指導案について③(指導案を書く) ・題材の評価規準 ・指導計画 |
レジュメを熟読し、時間内に書ききれなかった部分を書いておく。 |
12 | 学習指導案について④(指導案を書く) ・本時の指導 ・ICTの活用 |
レジュメを熟読し、時間内に書ききれなかった部分を書いておく。 |
13 | 学習指導案について⑤(指導案の完成・提出) |
模擬授業の準備を始める |
14 | 模擬授業について① ・模擬授業の実践のために指導案の内容をより具体的に深める。 |
中学校美術の学習を思い出しながら、授業の構想を練る。 |
15 | 模擬授業について② ・発問など授業の具体を考える。模擬授業の授業日の決定 |
中学校美術の学習を思い出しながら、授業の展開を考える。 |
16 | 模擬授業1 ・グループ内全員で、互いの授業を見合う。アクティブラーニング(プレゼンテーション) |
模擬授業のリハーサルをしておく。 |
17 | 模擬授業2 ・ポスターセッション方式で、他のグループの授業も見て、検討会に参加する。アクティブラーニング(プレゼンテーション・グループディスカッション) |
模擬授業のリハーサルをしておく。 |
18 | 模擬授業3(全体で模擬授業を振り返る。) |
全員の指導案に目を通しておく。 |
19 | 「鑑賞」の指導案作成① ・「表現」と「鑑賞」の指導案の違い |
中1~3の教科書をよく読み、鑑賞の題材から自分が授業を行いたい題材を選んでおく。 |
20 | 「鑑賞」の指導案作成② ・美術と道徳について |
前回以上のよい指導案を目指して準備を始める。 |
21 | 「鑑賞」の指導案作成③ ・例となる実際の授業の概要を知る。 |
授業で使用する資料や参考作品について考える。 |
22 | 「鑑賞」の指導案作成④ ・例となる実際の授業のポイントを知る。 |
授業の中での自分なりの工夫を考える。 |
23 | 「鑑賞」の指導案作成⑤(指導案の完成・提出) | 全員の指導案に目を通しておく。 |
24 | 模擬授業4 ・グループ内の全員で短い時間の模擬授業を行う。アクティブラーニング(プレゼンテーション) |
自己の模擬授業の準備や練習を行う。 |
25 | 模擬授業5 ・グループの代表者の授業を全員で受け、検討会を行う。アクティブラーニング(グループディスカッション) |
自己の模擬授業の準備や練習を行う。 |
26 | 高等学校の指導要領について① ・芸術科(美術)と美術科の違い ・中学校美術科との違い |
高校の美術の授業の内容を振り返る。 |
27 | 高等学校の指導要領について② ・芸術科(美術)の目標と内容 |
指導要領を熟読しておく。 |
28 | 芸術科(美術)の教科書について |
高校の教科書のの抜粋を熟読しておく。 |
29 | 芸術科(美術)の指導案について |
中学校美術科の指導案の様式と比べておく。 |
30 | 1年間の授業のまとめと教育実習に向けて |
配布された全レジュメのファイリングを確認する。 |
履修上の注意 |
・講義時に適宜配布するレジュメを順次ファイリングしていき,受講の際は必ず持参すること。 ・自主的,意欲的に受講し,講義中は進んでメモを取るなど自己の学修の積み重ねに努め,提出物は期限厳守で提出すること。 ・本科目は中一種免・高一種免(美術)取得のための必修科目である。 |
成績評価方法・基準 |
レポート・提出物(学習指導案他)(25%)、模擬授業(25%)、受講態度(25%)、試験(25%) ・試験は31週目に実施 ・提出されたレポート等は,後日添削して返却する。 ・模擬授業演習は,授業でのフィードバックと紙面による講評を行う。 |
教科書 |
〔中学校学習指導要領解説 美術編〕〔平成29年告示 文部科学省〕〔115円〕 〔高等学校学習指導要領解説 芸術編〕〔平成30年告示 文部科学省〕〔495円〕 その他、授業毎に適宜,テキストに代わるプリント(レジュメ)を配布する。 |
参考書 |
〔中学校美術科教科書〕〔日本文教出版〕〔1,000円前後〕,〔中学校美術資料集〕〔秀学社編〕〔790円程度〕 |
備 考 |
質問等については,授業終了時に受け付けます。 |
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