大学シラバスの手引き(PDF) 短大シラバスの手引き(PDF) | シラバス トップページへ 本 学 ホームページへ |
シラバス(公開版)
単位:1 単位 |
対象学科:食専2年 |
授業形態:実験 学期:後期 |
食物栄養学専攻科目 |
永 沼 孝 子 |
授業概要 |
栄養学の分野においては、食物と生体の相互関係を理解することが重要である。栄養学実験では、ヒトにおける生体成分の役割について解説し、測定法について実験する。また消化酵素の働き、栄養状態がヒトの健康に与える影響について理解を深めることを目的として、生体試料の扱い方、栄養素の消化実験、代謝実験、ビタミンの定量等の実験を行い、生体試料の扱い方について理論と実際を理解させる。また、レポートの課題を通してデータのまとめ方、および報告書の書き方について指導する。 |
授業の到達目標 |
授業の到達目標 | 学位授与の方針との関連 |
・生体試料の扱い方と生体成分の定量分析の基礎理論と基本操作を理解し、 食品の構造や性質について科学的視点から考察する力を身につける。 |
3,6 |
・食品成分表に記載されている数値がどのようにして求められているか実際に実験を行って原理と分析方法を理解する。 |
3,6 |
・実験結果のまとめおよび報告書作成を通して文章力を身につける。 | 3,6 |
授業計画の内容 |
回 | 授業計画の内容 | 自修(事前・事後学修の内容) |
1 | 栄養学実験と生体試料の取り扱い方の解説 | 授業後に実験書を読み返し。 1年次で受講した食品学実験のテキストを読み直し、化学実験の基本操作について復習。 |
2 | 酵素消化実験 I(アミラーゼの活性測定I)糖標準溶液の調製と検量線の作製 |
事前に実験書を読む。事後にノート整理。 実験経過の記 検量線の意味の理解 |
3 | 酵素消化実験 II(アミラーゼの活性測定II) 膵アミラーゼによる消化反応と産生糖の定量 レポート出題 |
事前に実験書を読む。事後にノート整理 実験結果のまとめ レポート作成。 |
4 | 酵素消化実験 III たんぱく質分解酵素の活性観察(1)食品中に含まれるプロテアーゼによるたんぱく質消化力 肉眼的観察 | 事前に実験書を読む。事後にノート整理。 実験結果のまとめ |
5 | 酵素消化実験 IV (たんぱく質分解酵素の活性観察 (2) 食品中に含まれるプロテアーゼによるたんぱく質消化力 分解物の検出 レポート出題 | 事前に実験書を読む。事後にノート整理 実験結果のまとめ レポート作成 |
6 | ヒト血中成分の定量 (血中脂質の定量-I) 血漿中トリアシルグリセリドの定量 | 事前に実験書を読む。事後にノート整理。 |
7 | ヒト血中成分の定量 (血漿中の脂質の定量-II)血漿中総コレステロールの定量 レポート出題 |
事前に実験書を読む。後にノート整理 実験結果のまとめ レポート作成 |
8 | 食品中のビタミンCの測定 I 検量線の作製 | 事前に実験書を読む。事後にノート整理。 検量線についての理解復習 |
9 | 食品中のビタミンCの測定II 大根,レモン果汁中のビタミンCの定量 レポート出題 |
事前に実験書を読む。後にノート整理 実験結果のまとめ レポート作成 |
10 | 食品中のリンの定量 I 検量線の作製 | 事前に実験書を読む。事後にノート整理。 検量線についての理解復習 |
11 | 食品中のリンの定量II 市販飲料中のリンの定量 | 事前に実験書を読む。後にノート整理 実験結果のまとめ レポート作成 |
12 | 施設見学(宮城県公衆衛生協会) レポート出題 |
事前に見学の目的を確認。事後に見学で知り得た内容をノートに整理。 レポート作成 |
13 | エネルギー代謝 I (測定原理、測定練習) | 事前に実験書を読む。後にノート整理 測定機器の使用目的と使用方法の記録 実験結果のまとめ |
14 | エネルギー代謝 II (測定、計算) | 前回実験の復習 実験結果のまとめと計算 レポート作成 |
15 | 唾液アミラーゼによるストレスチェック、 前回までのまとめと濃度計算演習 |
実験の総括、ノート整理。計算問題の復習 |
履修上の注意 |
正当な理由のない遅刻・欠席は厳禁。白衣を着用し、器具、試薬の取り扱いには細心の注意を払う。実験室に不要なものは持ち込まない。実験では危険な薬品等も扱うので、事故のないように事前にテキストを読んで予習しておく。遅刻は3回で欠席1回とする。 |
成績評価方法・基準 |
平常点(授業に臨む姿勢、実験に対する自主性・積極性)30%、レポート・ノートの内容の成績を合わせて70%の割合で評価する。評価の詳細については、初回の授業に配布するルーブリックに記載。レポートは必ず提出すること。未提出のレポートがある場合は、評価の対象外とする。レポートは提出の度に採点し、後日返却して授業内で解説を加える。 |
教科書 |
授業内容に即した独自作成テキスト(冊子体)使用。初回の授業開始時に配布。 |
参考書 |
必要に応じて資料を配布する(実験時配布) |
備 考 |
校外実習などの都合により、授業計画の順番を変更することがある。 質問については、実験中随時、またはオフィスアワー(曜日時間は掲示で確認)に受け付ける。 |
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