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シラバス(公開版)
単位:2 単位 |
対象学科:食専1年 |
授業形態:講義 学期:前期 必・選:必修 |
食物栄養学専攻科目 |
永 沼 孝 子 |
授業概要 |
栄養学は、栄養士として社会で役立つために最も基本となる分野である。それを踏まえ、栄養学Iではヒトにとっての栄養の意義、各栄養素の構造や性質について講義する。また、ヒトが環境に適応するために備わっている生体調節の仕組みや、消化器系の構造と基本的な機能が栄養素とどう関わるかについて解説する。その基本知識に基づいて、三大栄養素(糖質、たんぱく質、脂質)の消化・吸収・代謝のしくみとそれらの生体内での機能について詳しく解説する。 |
授業の到達目標 |
授業の到達目標 | 学位授与の方針との関連 |
・ヒトが生きる上での栄養の意義について学ぶ。 | 3,6 |
・食品を構成する栄養素の性質と、生体内での働きについて理解する。 | 3,6 |
・健康の維持・増進や疾病の予防・治療における栄養素の役割を理解する。 | 3,6 |
授業計画の内容 |
回 | 授業計画の内容 | 自修(事前・事後学修の内容) |
1 | 栄養の概念(栄養とは何か。栄養の意義と目的、食品の栄養機能) | 事前に教科書の第1章を読む。事後に教科書を見直してノートを整理する。 |
2 | 健康と栄養(食物の役割、病気の予防・治療と栄養) | 事前に教科書を読む。事後にノート整理。 |
3 | 摂食行動(食欲の調節、食事のタイミング) | 事前に教科書を読む。事後にノート整理。 |
4 | 消化器の構造と機能 | 事前に教科書を読む。事後にノート整理。 |
5 | 消化・吸収の機構 (唾液腺、胃腺、膵臓、胆のう、小腸、膜消化、能動輸送、受動輸送) | 事前に教科書を読む。事後にノート整理。 教科書章末の練習問題を解く。 |
6 | 糖質の栄養 I (糖質の消化・吸収機構、血糖値の調節) | 事前に教科書を読む。事後にノート整理。 |
7 | 糖質の栄養 II(糖の代謝と肝臓・筋肉・脂肪組織の役割) | 事前に教科書を読む。事後にノート整理。 |
8 | 糖質の栄養 III (糖質の代謝経路、内呼吸の役割)、小テスト(1) | 事前に教科書を読む。事後にノート整理。 小テストの復習。 教科書章末の練習問題を解く。 |
9 | 小テストの解説、脂質の栄養 I(脂質の種類と構造、消化と吸収) | 事前に教科書を読む。事後にノート整理。 小テストの解答確認と誤った箇所の復習。 |
10 | 脂質の栄養 II(脂肪酸・コレステロールの代謝、脂質の体内移動) | 事前に教科書を読む。事後にノート整理。 |
11 | 脂質の栄養 III(脂質の代謝) | 事前に教科書を読む。事後にノート整理。 教科書章末の練習問題を解く。 |
12 | たんぱく質の栄養 I(たんぱく質の構造、消化・吸収) | 事前に教科書を読む。事後にノート整理。 |
13 | たんぱく質の栄養 II(アミノ酸の体内利用、体たんぱく質の代謝) | 事前に教科書を読む。事後にノート整理。 |
14 | たんぱく質の栄養 III(たんぱく質の栄養評価、他の栄養素との関係)、小テスト(2) | 事前に教科書を読む。事後にノート整理。 小テストの復習。 教科書の練習問題を解く。 |
15 | 小テストの解説、前回までのまとめ | 小テストの解答確認と、誤った箇所の復習。 教科書と資料を熟読して疑問点を明らかにし、解決しておく。 |
16 | 試験 | 解答の正誤の確認。誤った箇所の復習。 |
履修上の注意 |
正当な理由のない遅刻、欠席は厳禁。講義に集中し、内容をしっかり記録する。講義には積極的に参加し、予習で生じた疑問点について解決できるように努める。授業で理解できなかったこと、生じた疑問については授業終了時あるいはオフィスアワーなどを使って解決しておくこと。 |
成績評価方法・基準 |
平常点(自らすすんで聴講しているか、メモやノートは取っているか、質問に積極的に答えようとしているか))20%、小テストの成績10%, 学期末の試験70%の割合で評価する。小テストについては採点の後、授業中に解説する。 |
教科書 |
[栄養科学イラストレイテッド基礎栄養学第4版][田地 陽一 編][羊土社][2,800+税円] |
参考書 |
特になし |
備 考 |
都合により授業計画の順番を変更することがある。オフィスアワーの曜日・時間については、別途掲示する。 |
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