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シラバス（公開版）
2021年度
[ A-4-d-02-2-2 ]
| 単位：2 単位 |
| 対象学科：食専２年 |
| 授業形態：講義 学期：後期 |
| 食物栄養学専攻科目 |
| 永 沼 孝 子 |
| 授業概要 |
| 食品には、一次機能（栄養機能）、二次機能（感覚応答機能・嗜好性成分）の他に三次機能（生体調節機能）をも併せ持つものがある。三次機能を持つ食品成分は機能性成分と呼ばれ、非栄養素とされるものも多い。本授業では、各種食品が持つ三次機能について、その成分・構造・体内での吸収や働きについて解説する。また、現代の生活習慣に深く関わる成分について、その活性の発現機構についても解説する。さらに、食品機能に関する表示制度についても言及する。 |
| 授業の到達目標 |
| 授業の到達目標 | 学位授与の方針との関連 |
| ・食品に含まれる種々の成分と生体内での生理機能を理解する。 | ３ |
| ・食品の機能性成分が生体の働き（消化器系や免疫系など）におよぼす機能を理解する。 | ３ |
| ・食品の機能性成分を上手に利用して健康増進に寄与できる力を身につける。 |
６ |
| 授業計画の内容 |
| 回 | 授業計画の内容 | 自修（事前・事後学修の内容） |
| 1 | 食品の機能とは何か。（概要説明） | 配布された資料の復習とまとめ |
| 2 | 現代における食生活と疾病 概論 | 配布された資料の復習と独自の調査 |
| 3 | 食品機能の表示制度の解説・それについての見解を作文 | 食品機能の表示制度について整理。 |
| 4 | 系統別生理機能 I 消化器系に機能する成分 | 配布された資料の復習とまとめ |
| 5 | 系統別生理機能 II 循環器系に機能する成分 | 配布された資料の復習とまとめ |
| 6 | 系統別生理機能 III 内分泌系・神経系に機能する成分 | 配布された資料の復習とまとめ |
| 7 | 系統別生理機能 IV (1) 免疫系の生理機能 | 配布された資料の復習とまとめ。免疫系の作用機序についての説明図作成 |
| 8 | 系統別生理機能 IV(2) 免疫系に機能する食品成分 | 配布された資料の復習とまとめ |
| 9 | 系統別生理機能 V がん抑制に機能する成分 | 配布された資料の復習とまとめ |
| 10 | 生体抗酸化物質と食品機能性成分 | 配布された資料の復習とまとめ |
| 11 | 各自が興味を持った機能性を有する食品の紹介（映像を使ったプレゼンテーション）（アクィブラーンニング） |
発表準備と各発表の理解とまとめ 配布された資料の復習とまとめ 独自調査による予習 |
| 12 | おもな食品の機能性（植物性・動物性食品） | 配布された資料の復習とまとめ |
| 13 | 機能性食品の開発の現状についてのフリーディスカッシ ョン（アクティブラーンニング） |
独自調査による予習 |
| 14 | 課題：機能性成分を含む食品を利用した機能的な食事例I （アクティブラーンニング） |
これまでの知識のまとめ。発表準備。 |
| 15 | 課題：機能性成分を含む食品を利用した機能的な食事例II 第14回で作成した献立の発表。映像を使ったプレゼンテー ション（アクティブラーンニング） |
媒体を含むプレゼンテーションの準備。 発表後、アドバイスに基づき改善点の確認。 |
| 履修上の注意 |
| 正当な理由のない遅刻、欠席は厳禁。講義に集中し、内容をしっかり記録する。講義には積極的に参加し、予習で生じた疑問点について解決できるように努める。随時課題を出題するので、よく調べてレポートを作成し、締め切りに遅延のないように提出すること。 |
| 成績評価方法・基準 |
| 平常点(聴講する姿勢、ディスカッションにおける積極性、授業内容の記録)30%， 課題・作文の提出20%，各授業の発表内容50%の割合で評価する。課題についてはその都度評価し、授業中に解説する。 |
| 教科書 |
| 授業の開始時に独自作成の資料を配布する。 |
| 参考書 |
| 特になし |
| 備 考 |
| 都合により授業計画の順番を変更することがある。質問については、授業終了時あるいはオフィスアワー（曜日時間は掲示で確認）に受け付ける。 |
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