大学シラバスの手引き(PDF) 短大シラバスの手引き(PDF) | シラバス トップページへ 本 学 ホームページへ |
シラバス(公開版)
単位:2 単位 |
対象学科:食専2年 |
授業形態:講義 学期:前期 |
食物栄養学専攻科目 |
曽 根 正 彦 |
授業概要 |
病理学は医学全般を理解するために基本となる学問であり、栄養系の現場では疾病の全体像を把握する事が必要である。授業では病因、循環障害、代謝異常、感染症、細胞の異常、免疫・アレルギー、炎症、腫瘍、先天異常、老化について、ヒトの病気の成り立ちに興味を持ちながら、体系立てて理解できることを目指す。 この授業では、臨床医としての経験から医療現場で行われている事例などを紹介し、最新医学の話題を解説しながら講義を行なう。臨床環境の現状を含めて幅広く学習し、健康と栄養に関連する専門的な基礎知識を修得できるように講義を行う。またアクティブ・ラーニングとして講義内容に関連した知識をグループで学習しその成果を学期中に2回発表する。 |
授業の到達目標 |
授業の到達目標 | 学位授与の方針との関連 |
・病理学の基本的知識を学び身につける。 | 3 |
・ヒトの病気の成り立ちを体系的に理解できるようになる。 | 3 |
・講義で得た知識を社会で活用する能力を身につける。 | 3,6 |
授業計画の内容 |
回 | 授業計画の内容 | 自修(事前・事後学修の内容) |
1 | 病気と病理学(内因、外因) 協同学習グループ分け | 病理の定義、診断・治療との関連を理解 |
2 | 循環器系の働き、協同学習テーマ選択 | 第4章Aをよく読み、不明点は質問 |
3 | 循環障害と主な疾患、協同学習 | 第4章BCをよく読み、不明点は質問 |
4 | 代謝異常(糖尿病)、協同学習 | 第5章A~Cをよく読み、不明点は質問 |
5 | 代謝異常(脂質・核酸・蛋白など)、協同学習 | 第5章D~Hをよく読み、不明点は質問 |
6 | 感染症の正体・原因、防御能など、協同学習 | 第7章をよく読み、不明点は質問 |
7 | 協同学習 1回目のグループ発表 | グループで発表準備、発表後の評価 |
8 | 細胞の異常(構造と傷害、新陳代謝など)、協同学習 | 第2章をよく読み、不明点は質問 |
9 | 免疫(免疫の正体、免疫機構)、協同学習 | 第8章Aをよく読み、不明点は質問 |
10 | アレルギー、自己免疫疾患など、協同学習 | 第8章B~Fをよく読み、不明点は質問 |
11 | 炎症(炎症の正体、原因、基本病変)、協同学習 | 第9章ABをよく読み、不明点は質問 |
12 | 炎症(分類、全身反応)など、協同学習 | 第9章CDをよく読み、不明点は質問 |
13 | 腫瘍(癌の正体、分類、特性、診断)、協同学習 | 第10章A~Dをよく読み不明点は質問 |
14 | 協同学習 2回目のグループ発表 | グループで発表準備、発表後の評価 |
15 | 腫瘍(治療など)、先天異常、老化など | 第10章Eと第3章・第6章をよく読む |
16 | 筆記試験 | 講義の復習および誤答箇所の事後学修 |
履修上の注意 |
以前に学習した生物学、解剖生理学に関連する分野を復習しておくことが望ましい。 授業は教科書に沿って講義を進める。また協同学習はテーマ内容をよく学習すること |
成績評価方法・基準 |
期末試験(70%程度)、協同学習発表(20%程度)、ミニットペーパー提出等の受講状況(10%程度)で評価する。 試験・レポート等についてはフィードバックを行う。 |
教科書 |
〔なるほどなっとく!病理学 改訂2版〕〔小林正伸 著〕〔南山堂〕〔2,200円 + 税〕 |
参考書 |
「無し」 |
備 考 |
都合により、授業計画の順番等が変更されることがある。 質問等は授業終了時あるいはオフィスアワーで受け付ける。 |
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