モザイク・フレスコ・ミクストメディア等様々な技法で制作した作品を一同に公開致します。アーカイブとして大学入学直前の作品から最新作まで展示致します。AMBIVALENCEシリーズを中心に入れ替えを含め20~30点程の作品を展示致します。
▼会期:2019年1月21日(月)~2月22日(金)10:00~19:00
※2月2日(土)・3日(日)・9日(土)休館
※作者不在の場合もございますのでご了承下さい
▼会場:東北生活文化大学6号館Gallery CORE
▼ギャラリートーク:2月16日(土)13:00~13:40(申込不要)
森敏美教授は、1981年東京芸術大学大学院壁画専攻を修了されて、1984年に三島学園女子大学(現東北生活文化大学)に奉職されました。1989年に国営みちのく湖畔公園アートフェスティバルでグランプリを受賞されて以来、多くの公共施設にパブリックアートとしての壁画作品を設置されました。近年では、2017年に仙台市八木山つどいの家に美しい樹木を中心にモザイクを学生達と一緒に設置され、通る人々の心に潤いを与える作品となっています。先生は、35年に渡る教員生活のなかで学生部長、将来構想検討委員長、大学生協導入など大学教員としての仕事はもとよりご自身の研究活動にも継続して邁進されてきました。その成果は、毎年仙台市の画廊SARPで開催される学生、卒業生とのコラボによる展覧会で発表され、また美術解剖学会理事として、学会の運営はもとより韓日美術解剖学会で韓国の大学での講演など研究活動も多岐にわたるものがありました。近年は、空き缶を使用した金属シートによるミクストメディア作品が評価されて、宮城県芸術祭賞、札幌の駅地下キタサン広場でのリサイクルアート展で準グランプリを受賞されました。素材から作品に転化されたモノは、全く新しい光輝くものとして現れる。本学の美術による人間教育を象徴するような森先生の活動は、学内外を問わず活動の場を広げ益々充実しております。今回、定年ということで教育の現場を退かれることになりました。残念ではありますが退任記念展を企画し先生の活動の一端を紹介する機会を設けさせていただきました。展示作品は、先生の自選により構成されます。是非ご高覧いただきたいと思います。
東北生活文化大学 生活美術学科長 佐藤 淳一