昨年に引き続き、健康栄養学専攻4年生の昆野菖香さんと鈴木惟斗さんが中尾真理教授と髙橋文講師と共に行った研究が、2025年3月に行われる米国嚥下学会(Dysphagia Research Society, 米国,フィラデルフィア)で発表される研究に選ばれました。本学会には世界中から250もの演題の応募がありますが、その中から本研究が発表演題として選出されたのは大変光栄なことです。研究の内容ですが、嚥下障害の方が摂取する10種類の飲料から様々な濃度で作成したとろみつきの飲料を作成し、日本の嚥下調整食品の標準的基準である摂食嚥下リハビリテーション学会嚥下調整食分類2021と、国際的な嚥下食の標準的な基準であるInternational Dysphagia Diet Standardisation Initiative (IDDSI 国際嚥下食標準化構想)で評価を行い、両基準の対応関係について検討を行いました。本研究は、日本の研究者が世界に向けて研究成果を発表したり、国際的な場で嚥下障害を持つ患者さんが摂取する飲料について議論を行う際に有用な研究成果となる研究です。