公益財団法人浦上食品・食文化振興財団が取り組んでいる「東日本大震災復興支援事業」の令和5年度の事業として、本学家政学部家政学科の佐藤靖子教授が取り組む支援テーマ「災害食を知って助け合う仲間を増やそう」が採択されました。
令和6年7月5日(金)午前11時から、当財団・浦上聖子理事長、浦上佳江事務局長をはじめとする選考委員8名の方々が本学を訪問され、計画内容の確認、準備状況、今後の対応の説明及び懇談が行われました。
本学からは、佐藤一郎学長、佐藤靖子教授、長井孝行事務局長が対応しました。
会合の冒頭では、佐藤学長から、当財団の東日本大震災発生以来実施している復興支援事業、ラオス学校給食支援事業(浦上ランチプロジェクト)などに対する賛辞がおくられ、鴨長明が記した方丈記の冒頭文「ゆく川の流れは絶えずして」を盛り込んだ風流なあいさつがありました。
佐藤靖子教授からは、
- 財団からの支援金100万円のうち50万円を、2024年(令和6年)1月1日発生した能登半島地震の支援活動を行っているNPO法人キャンパーに供出した。
- 本学大学祭の初日に、仙台市立榴岡小学校防災主任・齋藤由美子教諭及びNPO法人キャンパー代表理事・飯田芳幸様に講演をお願いしている。
- 災害時における身近な食材を使った食事を提供すること及びその際におけるごみ減量を目的としたビニール袋を使用した食事の提供を考えている。
- 災害時におけるNPO法人キャンパーが行う取組みを学生に周知したい。
の説明があった。
懇談後は、6号館大講義棟、4号館食堂等実施予定会場を視察して散開となった。
(参考)公益財団法人浦上食品・食文化振興財団ホームページから引用
東日本大震災復興支援事業
公益財団法人浦上食品・食文化振興財団は東日本大震災発生以来、平成24(2012)年から復興支援事業を行っております。震災から10年を超える歳月がたった現状を鑑み、今年度からこれまでの5つの活動内容に加え、新たに支援する活動内容を3つ追加しました。
- 農林業や漁業の復興につながる活動
- 地域の食文化を次世代に継承する活動
- 食育につながる活動
- 食品の製造加工業や直売所、飲食店開業などの雇用創出につながる活動
- 地域でのコミュニティ形成目的し、食を活用した復興支援活動
- 食を通しての子育て世代支援の活動
- こども食堂支援に対する活動
- 食を通して防災意識や防災行動を考えたり高めたりする活動