8月2日(日) 高校3年生と既卒者限定でのオープンキャンパスが開催されました。ご参加頂きました皆様に御礼申し上げます。
今回の模擬授業は原型作成です。その内容を紹介します。
洋服を作るには、デザイン画で書いたイメージから設計図を作る必要があり、設計図に合わせて生地を準備し縫製することで制作できます。
設計図をパターンと呼び、さらにそのパターンを作成する基本の設計図を原型(スローパー)と呼びます。
原型を人台(トルソー)に生地をあてて作成する立体裁断の手法に挑戦して頂きました。
前身頃の原型作成に挑戦。
平らな生地を、凹凸・曲面が多いトルソーの形に合わせたパターンとします。
固定していくと、しわやたるみの余分な生地分が出てきますので、それをダーツとしてたたみます。
前身頃の場合は、ダーツを2か所とることで、生地をトルソーに合わせます。
ピンを外し、余分な生地をカットすれば原型の完成です。
原型はトルソーにぴったりのサイズ、つまりゆとりがないパターンです。毎回作ることは大変なので、標準の原型を利用します。
制作では、シャツやジャケット等、アイテムやシルエットに合わせて原型を展開することでパターンは完成します。
なお、パターンは手で書くことが基本となりますが、パソコンの専用ソフト=CADソフトを使用して作成すると、
サイズ展開や生地の裁断方法等も簡単に設定することができます。