本学(東北生活文化大学・東北生活文化大学短期大学部)では社会人の方が受験しやすい「社会人入学者特別選抜試験」を行っております。
その中で、今回は短期大学部の社会人入学者特別選抜試験についてご紹介します。
※本学短期大学部には「栄養士免許」の資格が取れる食物栄養学専攻と、「保育士資格」「幼稚園教諭二種免許状」が取れる子ども生活専攻があります。
社会人入学者特別選抜試験(短期大学部)
本学短期大学部の社会人入学者特別選抜試験の選抜方法は、入学志願理由書による書類審査と面接となります。
【出願期間】 2023年11月6日(月)~11月14日(火)必着
【試験日】 2023年11月18日(土)
※社会人入学者特別選抜試験の詳細はこちらをご覧ください。
※入試要項を希望される方は本学入試課(022-272-7521)にご連絡ください。
社会人入学者特別選抜試験で入学した方の体験談
社会人経験を経て本学短期大学部に入学したAさんの場合
調理員として長年給食施設で働いていたAさん。一念発起して栄養士の資格を取るため進学を決意しました。本学短期大学部の社会人特別選抜試験では学科試験がないため、安心して試験に臨むことができたそうです。無事合格し本学に入学したAさんは、現在同じ目標を持つ同級生と共に学業に励みながら楽しいキャンパスライフを過ごしています。
Q.なぜ本学に入学しようと思ったのですか?
70歳を過ぎた私の両親はお惣菜を作って売る商売をしています。商売をしていくにも、年々保健所からの指導や食品表示等の要望が専門的になり、ただ「料理が好きだから」とか「人と関わることが好きだから」という気持ちだけでは続けていけない時代となってきました。
高齢の両親だけでやっているお店なので「段々と時代の流れについていけなくなってお店をやめようかと思う」と言われ私は悲しくなりました。「時代の流れだから…」とか、「もうついていけないから…」という理由だけでやめるなんてもったいない。食品表示の仕方、原材料の記載の仕方など、私が支えてあげることができれば、まだまだ両親の輝く姿を継続させてあげることができるのではないかと考え、最後の親孝行だと思って栄養士の資格を取ろう!と決意しました。
また、振り返ってみると、私は調理員として25年給食施設で働いており、そこでは栄養士さんも常に一緒に仕事をしていました。そんな環境の中、この「栄養士」という資格を持っている人は学校で一体どのような学問を学び、献立作成をし、現場では調理の指示・栄養管理をしているのか、いつの頃からか私にとって興味のある分野となっていました。
今回、私の「両親の商売を支えたい」という気持ちがきっかけで「栄養士の資格を取るぞ!」という思いが私の心の中で明確となり、入学できる短大を探し始めました。しかし私は高校を卒業してから30年勉学から離れています。今更現役の高校3年生の子たちと肩を並べて5教科の試験を受験し入学するのも難しい状態です。そんな中、県内の短大を探していたところ本学の「社会人入試」を見つけました。受験内容も小論文と面接(※R6年度より志願理由書と面接)で「ここだ!」と思い入学を希望し、合格をいただきました。
Q.学校生活はいかがですか?
とってもとっても忙しいですが、わからない所等勉強を教え合う仲間や先輩、そして時間外でもいつでもわからない所の指導をしてくださる先生がいるので、とても安心して学業に取り組めています。学業以外のことでも、学友会のイベントが盛り沢山ですし、年齢関係なく楽しいキャンパスライフを過ごせています。
Q.将来(卒業後の進路)はどのように考えていますか?
私は以前から働いていた会社に在籍させてもらいながら本学に通っています。栄養士を取得した2年後、両親の商売の支えはもちろんですが、この2年間在籍させてくれている給食会社にも恩返しし、今度は調理師としてだけではなく調理師プラス栄養士という立場で会社に貢献していきたいと考えております。
Q.社会人の方で、一歩踏み出すことに不安を感じている方にメッセージをお願いします。
「〇〇したい。」という目標のある方、今の安定した生活がなくなるのでは?等と不安はいっぱいあると思います。しかし、目標が明確にあるのなら是非挑戦してみるべきだと思います。一度きりの人生です、悔いのない人生を送って欲しいと思います。そしてここには学びたいことが学べる環境・仲間・先生方がいます。2年間しっかりと勉強し、知識や技術を身につけたら、今の自分よりまたひとまわり成長した自分となり社会で活躍することができます。自分の明るい2年後が来ることを信じ、是非飛び込んで来てほしいです。
東北生活文化大学短期大学部の魅力
本学は仙台市泉区虹の丘にある短大です。閑静な住宅街と豊かな自然に囲まれたキャンパスで、じっくりと落ち着いて学ぶことが出来ます。少人数制が特徴で(食物栄養学専攻は定員40名・子ども生活専攻は定員60名)、各学年2名ずつ配置される担任の教員が学生をしっかりサポートしています。なお、就職率は毎年100%を継続しています。
食物栄養学専攻では栄養士免許を中心に多彩な資格を取得できます。幅広い専門知識・技術を身につけ、さらに産学連携事業にも盛んに取り組んでいます。また、卒業後管理栄養士国家試験を受験する卒業生へのサポートも充実しています。
◎食物栄養学専攻の詳細についてはこちら
子ども生活専攻では保育士資格と幼稚園教諭二種免許状を取得できます。豊かな自然を活かした授業や、附属の保育園・幼稚園と連携した実習、初心者からでも安心のピアノレッスンなど、保育・幼児教育に係る実技・実習科目を系統的に配置し、実践力を身につけます。
◎子ども生活専攻の詳細についてはこちら
教育訓練給付制度
本学「食物栄養学専攻」と「子ども生活専攻」は、厚生労働省の専門実践教育訓練の指定講座です(令和5年4月時点)。一定の条件を満たし、本学の厚生労働省指定講座を受講し、受講終了後1年以内に就職した場合教育訓練給付金を給付することができます。給付条件や手続きの詳細はお近くのハローワークにお問い合わせください。
※教育訓練給付制度についてはこちら(厚生労働省のサイト)をご覧ください。