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シラバス(公開版)

2025年度 

 
  住居学
[ A-3-f-08-1-3 ]
 

 単位(総授業時間数+自習時間):2(30 + 60)
 対象学科:服専2年・服専3年
 授業形態:講義 学期:前期 必・選:選択
 服飾文化専攻科目
 﨑 山 俊 雄

授業概要
住居は、人間生活の基本的な容器であると同時に、社会環境や生活様式、それが建つ地域の風土や文化とも密接に関係している。本講義では、住居や住生活に関する基礎知識を修得し、文化的・社会的観点から住生活を捉える視点を涵養する。前半は、住まいについて生活・機能・空間などの観点を設定して論じ、後半は、前半で身につけた考え方を活用して、独立住宅を設計する。後半の設計演習は、受講者の考えや理解度を確認しながら対話型の形式で進めていく。

授業の到達目標
 
学位授与の方針との関連
 
・住居や住生活を考える上で必要な基礎知識を修得する。
 
・よりよい住空間について考え、表現し、自分の考えを他者に説明できるようになる。
 

授業計画
 
内容 自習(事前・事後学習の内容)
 
1 授業内容・進め方・評価方法の説明、住まいが担う機能 事前学習:住居や建築の役割について考える
事後学習:配布された用紙に自宅の間取り(各階平面図)を描き、次回提出する
 
2 くらしと住まい 事前学習:自宅の間取りと住み方の関係を確認する
事後学習:配布された用紙に、自室のレイアウトを描き、次回提出する
 
3 空間と寸法 事前学習:自室の主要家具の寸法を測る
事後学習:自宅の台所・浴室・トイレ・階段の寸法を測り、次回提出する
 
4 住空間の計画(1)配置計画・平面計画・断面計画 事前学習:自宅の建物配置と外部空間の関係を確認する
事後学習:独立住宅の事例を収集し、自分の理想像を構想する
 
5 住空間の計画(2)個性化する住まいと住要求 事前学習:自分の住要求をリスト化する
事後学習:独立住宅の事例を収集し、自分の理想像を具体化する
 
6 図面表現・設計課題の説明 事前学習:これまでの配布資料を見直し、学修内容を復習する
事後学習:配置計画を練る
 
7 住宅の計画(1)必要な室と広さ 事前学習:配布された用紙に設計案(間取り)を描く
事後学習:授業を踏まえて、設計案を改良する
 
8 住宅の計画(2)室の配置と動線計画 事前学習:配布された用紙に改良設計案を描く
事後学習:授業を踏まえて、設計案を改良する
 
9 住宅の計画(3)寸法計画 同上
 
10 住宅の計画(4)空間構成 同上
 
11 製図(1)配置図・1階平面図 事前学習:図面表現を再確認する
事後学習:配置図・1階平面図を完成させる
 
12 製図(2)2階平面図 事前学習:図面表現を再確認する
事後学習:2階平面図を完成させる
 
13 製図(3)立面図 事前学習:図面表現を再確認する
事後学習:立面図を完成させる
 
14 課題の提出、プレゼンテーションと講評 事前学習:発表内容をまとめる
事後学習:発表内容と講評を振り返る
 
15 まとめ(これからの住まい) 事前学習:これまでの学修内容を総復習する
事後学習:授業を通して得た成果をまとめる
 

履修上の注意
・講義中の指示にしたがい、必要な予習・復習を確実に行って、知識の定着に努めること。
・後半の設計演習では、毎回、設計案を持参すること。

成績評価方法・基準
・制作物(60%)、プレゼンテーション(20%)、および受講態度(ミニットペーパーの内容、授業への参加態度、事後課題の提出状況:20%)により評価する。
・持参した設計案や提出物、プレゼンテーション、ミニットペーパーに対しては授業中にフィードバックする。
・設計演習の評価基準(ルーブリック評価)は課題説明の際に説明する。

教科書
・必要に応じて資料を配布する。

参考書
・授業の中で紹介する。

備 考
・オフィスアワー:授業終了後

 
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