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シラバス(公開版)

2025年度 

 
  被服造形実習Ⅲ
[ A-3-c-07-4-3 ]
 

 単位(総授業時間数+自習時間):2(90 + 60)
 対象学科:服専3年
 授業形態:実習 学期:通年 必・選:選択
 服飾文化専攻科目
 菊 地 紗 代  佐 藤 理 恵

授業概要
 これまで被服造形実習Ⅰ・Ⅱなどを履修して習得してきた知識や縫製技術をさらに向上させ,応用発展させることを目的とする。課題として,ウール地を用いた基本的な総裏付きジャケットを製作する。パターンはCADⅡの授業と連携して作成し,工業用(縫い代付き)とする。表地・裏地・副資材の取り扱い,アイロンによるくせとり方法,二枚袖の縫製,各種ポケットの縫製方法などを教授し,より専門的な技術の習得を目指す。オーダー・お直し,服飾教育現場に携わった講師とアパレルの生産に携わっている講師が指導する。

授業の到達目標
 
学位授与の方針との関連
 
・高度で専門的な縫製知識・技術を身に付ける。
 

授業計画
 
内容 自習(事前・事後学習の内容)
 
1 ジャケットの概要,採寸,接着芯の試し貼り,製図の確認(1/4,衿・袖)(菊地) 製図の復習をしておく。
制作ノート作成。(以下第28回まで同様)
 
2 CAD製図(佐藤)              指定箇所まで製図を終わらせる。
 
3 部分縫い①:フラップポケット-1 パターン・裁断(菊地) 部分縫い①の裁断を終わらせる。
 
4    〃  フラップポケット-2 縫製(菊地)    部分縫い①を完成させる。
 
5 シーチング:裁断,印付け(菊地)      シーチングの裁断・印付けまで終わらせる。
 
6 〃 仮縫い①身頃(菊地) 身頃の仮縫いまで終わらせる。
 
7 〃 仮縫い②衿・袖(菊地)    仮縫いを終わらせる。
 
8    〃   試着(佐藤) 試着を終わらせる。
 
9 〃   補正(佐藤),用布の見積もり 補正を終わらせる。材料の準備をする。
 
10 CADパターン補正(佐藤) CADのパターン補正を終わらせる。
 
11 補正後のCADパターン出力(佐藤) CADのパターン出力を終わらせる。
 
12 表地:裁断(以下第30回まで菊地)
表地の裁断を終わらせる。
 
13 芯:裁断,接着,印つけ 表地の芯貼り・印付けを終わらせる。
 
14 裏地:裁断,印つけ,縫製工程確認 裏地の裁断・印付けを終わらせる。
 
15 部分縫い②:パッチポケット   部分縫い②を終わらせる。
ここまで制作ノートをまとめ,提出する。
 
16 本縫い①表地:テープ貼り,くせとり,ダーツ,脇    表地の脇縫いまで終わらせる。
 
17 本縫い②ポケット作り ポケット作りを終わらせる。
 
18    ③ポケット付け ポケット付けを終わらせる。
 
19    ④表地:背・後ろ脇・肩 表地の肩縫いまで終わらせる。
 
20    ⑤裏地:ダーツ・脇・背・見返し・肩 裏地の肩縫いまで終わらせる。
 
21    ⑥衿付け 衿付けまで終わらせる。
 
22    ⑦見返し返し・衿中綴じ 衿の中綴じまで終わらせる。
 
23    ⑧袖作り 袖作りまで終わらせる。
 
24    ⑨袖付け(表地) 表地の袖付けまで終わらせる。
 
25    ⑩袖付け(裏地) 裏地の袖付けまで終わらせる。
 
26    ⑪パット付け,脇中綴じ 脇中綴じまで終わらせる。
 
27    ⑫裾 裾始末まで終わらせる。
 
28    ⑬ボタンホール,ボタン付け ボタン付けまで終わらせる。
 
29    ⑭仕上げ,提出 ジャケット・制作ノートを完成させ,提出する。
 
30 試着,プレゼンテーション プレゼンテーションの準備をする。
全行程を振り返る。
 

履修上の注意
CADⅡを受講すること。(パターンはCADⅡと連携して作成するものを使用するため。)
被服実習Ⅰ・Ⅱを履修していることが望ましい。
遅刻・欠席をしないこと。進度に遅れが出た場合は、必ず次回までに終わらせておくこと。
材料費は各自負担。

成績評価方法・基準
提出物60%、受講状況(作業状況、制作ノート)を40%として評価する。
課題・提出物は個別指導時、または後日添削してフィードバックする。

教科書
〔文化ファッション大系 改訂版・服飾造形講座④ ジャケット・ベスト〕〔文化出版局〕〔1,870円〕

参考書
〔アパレル設計実習 アパレル生産実習〕〔日本衣料管理協会〕〔2,750円〕
〔誌上・パターン塾 Vol.1トップ編〕〔文化出版局〕〔1,667円〕

備 考
受講生の進度によりシラバス内容が前後することがある。
ルーブリック評価については第一回目の授業で説明する。
課題が未提出、実施されない場合には評価の対象としないことがある。
質問等は授業終了時あるいはオフィスアワー(曜日時間は掲示で確認)で受け付ける。

 
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