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シラバス(公開版)
単位(総授業時間数+自習時間):2(30 + 60) |
対象学科:子専1年・食専1年 |
授業形態:講義 学期:前期 必・選:選択 |
生活文化学科共通教養科目 |
植 松 公 威 |
授業概要 |
心理学では経験的事実の観察や実験によって仮説の検証を行い,心のメカニズムを明らかにしようとしている。講義の前半では心理学が目指している目標や研究のプロセス,とりわけ条件操作的な仮説検証プロセスの意義について,実際の研究事例を紹介しながら解説する。後半では現代の心理学の背景として,行動主義心理学や社会的学習理論,精神分析などを取り上げ,それぞれの理論を説明する。また,記憶の実験を体験することを通して記憶のメカニズムについて考える。 |
授業の到達目標 |
学位授与の方針との関連 | ||||||||||
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1.条件操作的な実験による仮説検証プロセスがこころの理解にとって不可欠であることを説明できるようになる。 |
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2行動主義心理学,社会的学習理論,精神分析の各理論の人物名とキーワードを理解する。 |
3記憶のメカニズムについて感覚的記憶,短期記憶,長期記憶の関係を理解し,説明できるようになる。 |
授業計画 |
回 | 内容 | 自習(事前・事後学習の内容) |
1 | ガイダンス(教授内容と教育目標)-見る、聞くとはどういうことか- | あらかじめシラバスを熟読すること。 |
2 | 条件操作的な実験の重要性について-「利口な馬ハンス」の話など- | 資料を熟読し、要点をまとめること。 |
3 | 心理学の目標と研究のプロセス | 資料やノートを復習し,要点をまとめること。 |
4 | 説得における「一面(片面)提示」と「二面(両面)提示」の効果 | 実験の結果を理解し,考察ついてまとめること。 |
5 | 心理学を勉強すれば人の心がわかるようになるか | 文献を読み、このテーマについて考え、自分の意見をまとめること。 |
6 | 現代の心理学の背景① 行動主義心理学(ワトソンの理論) | レスポンダント条件づけについて調べること。 |
7 | 現代の心理学の背景② 行動主義心理学(スキナーの理論) | オペラント条件づけについて調べること。 |
8 | 現代の心理学の背景③ 社会的学習理論(バンデュラの理論) | 「観察学習」について調べること。 |
9 | 現代の心理学の背景④ 精神分析(フロイトの理論) | 無意識や抑圧について調べること。 |
10 | 精神分析学における自我防衛のメカニズム | 資料を熟読し,専門用語を理解すること。 |
11 | 自我防衛のメカニズムに関する練習問題と解説 | 資料を熟読し,練習問題に取り組むこと。 |
12 | まとめの確認課題 | あらかじめ復習して課題に臨むこと。 |
13 | 記憶の実験-系列位置曲線と系列位置効果- | 実験結果の考察を考え,レポートすること。 |
14 | 記憶のしくみ-感覚的記憶・短期記憶・長期記憶- | ノートを見直し,専門用語を理解すること。 |
15 | エビングハウスの忘却曲線について | 資料とノートを見直し,感想をまとまること。 |
16 | 期末試験 | 期末試験対策の学習をすること。 |
履修上の注意 |
毎回,ミニットペーパーに感想やわかったこと,わからなかったことなどを書いて提出すること。 |
成績評価方法・基準 |
レポート課題20%,期末試験80%。 レポートは必ず提出すること。未提出の場合は評価の対象としない。 各回の授業でのミニットペーパーについては,次回の授業内でフィードバックを行う予定である。 授業内で行う小テストについてもフィードバックを行う。 |
教科書 |
授業前に資料(プリント)を配布する。 |
参考書 |
授業の中で適宜,紹介する。 |
備 考 |
質問等については,ミニットペーパーを通して次の授業の中で取り上げ,説明します。また,授業終了時あるいはオフィスアワーを利用して,質疑応答をすることも可能です。 |
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