大学シラバスの手引き(PDF) 短大シラバスの手引き(PDF) | シラバス トップページへ 本 学 ホームページへ |
シラバス(公開版)
単位(総授業時間数+自習時間):(45 + 30) |
対象学科:服専3年・美表3年 |
授業形態:演習 学期:通年(後) 必・選:選択 |
博物館に関する科目 |
落 合 里 麻 |
授業概要 |
本授業では学内実習と見学実習を行う。学内実習では、学芸員課程で学んだ理論や知識を踏まえ、作品・資料を扱う際に必要となる知識や技術を実習形式で修得させる。博物館資料の収集、整理、保管、調査研究、資料の扱い、展示などの基本事項を教授した上で、一人一人に実践させる。見学実習では、博物館の展示室とバックヤードの見学を行い、利用者と学芸員(企画、管理する側)の双方の立場から博物館の活動を理解させる。現職の学芸員の話を聞き、博物館の現状と問題点について考察させる。 |
授業の到達目標 |
学位授与の方針との関連 | ||||||||||
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学芸員養成教育において学んだ知識・技術や理論を総合的に活用し、社会で自律的に活動できる能力を身につける。 |
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授業計画 |
回 | 内容 | 自習(事前・事後学習の内容) |
1 | ガイダンス、4年次の館園実習に関する説明 | 便覧の学芸員資格の頁をよく読んでおく |
2 | 顕彰館と短大資料室の見学、額装の吊り方(説明) | 希望する実習先について調べる 額装の展示位置の計算方法について復習する |
3 | 額装の扱いと吊り方(実践) |
展示方法について復習する |
4 | 古美術品と箱の扱い、紐の掛け方 | 紐の掛け方を復習し、習得する |
5 | 古美術品(陶磁器、漆器、金工品)と箱の扱い | 素材ごとの扱いの基本を復習する |
6 | 外部講師による授業 表具の歴史(講義) | 表具の歴史について復習する |
7 | 外部講師による授業 掛軸の扱い(実践) | 掛軸を掛け方・しまい方を復習する |
8 | 古美術品(御物袋、仕覆)の扱い 着物の扱い |
緒の結び方、着物の畳み方を復習する |
9 | 作品・資料の調査と整理 顕彰館の資料の調査①(講義) | 調査時の心得について復習する |
10 | 作品・資料の調査と整理 顕彰館の資料の調査②(撮影、画像処理) | 掛軸の各部の名称と種類について復習する |
11 | 作品・資料の調査と整理 顕彰館の資料の調査③(PCでデータを入力する) | 日本画の画材や技法について復習する |
12 | 作品・資料の調査と整理 顕彰館の資料の調査④(作品・資料カード完成) | 作品・資料カードの文章をまとめ、内容の不備や誤字・脱字がないか確認する |
13 | 掛軸の箱を制作する①(説明、掛軸の採寸、計算) | 制作手順について復習する |
14 | 掛軸の箱を制作する②(仕上げ) | 箱に番号と写真を貼って完成させ、顕彰館に収める |
15 | 掛軸を顕彰館に収蔵し、15回の授業のまとめを行う | 実習生記録を清書し、提出する |
履修上の注意 |
・授業内で4年次の館園実習について説明し、実習先を選定する。実習生記録を作成する。 ・県外の博物館・美術館等で見学実習を実施する。日時については授業内で指示する。 |
成績評価方法・基準 |
授業の取り組みに対する意欲と姿勢(40%)、見学実習レポート(30%)、実務実習評価(30%)で評価する。 |
教科書 |
特に定めない。各単元でプリントを配布する。 |
参考書 |
〔博物館資料取扱いガイドブック〕〔日本博物館協会〕〔ぎょうせい〕〔2,750円+税〕 〔日本画用語事典〕〔東京藝術大学大学院文化財保存学日本画研究室〕〔東京美術〕〔3,500円+税〕 〔МAU(武蔵野美術大学)造形ファイル〕http://zokeifile.musabi.ac.jp/ |
備 考 |
授業計画の順番を変更する場合がある。質問等については、授業内あるいはオフィスアワーに受け付ける。 |
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