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シラバス(公開版)

2024年度 

 
  博物館概論
[ K-5-a-02-2 ]
 

 単位(総授業時間数+自習時間):2(30 + 60)
 対象学科:服専1年・美表1年
 授業形態:講義 学期:前期 必・選:選択
 博物館に関する科目
 伊 藤   優

授業概要
導入として、博物館の多面的な魅力を伝える。また、ICOM規約や博物館法に依拠しながら、博物館の定義・目的・分類等の概要を示す。博物館機能の資料収集・整理保管、調査、展示、教育の特色と役割を詳述しながら、そこにみられる多様な課題も示す。さらに、博物館の歴史を辿り、日本における現状を示し、関係法令や文化政策、地域社会との関係性を解説する。これらを通して、博物館や学芸員が担うべき社会的役割の全体像を示す。(歴史系博物館学芸員が担当)

授業の到達目標
 
学位授与の方針との関連
 
1.博物館の目的・機能・社会的役割等に関する基礎的知識を習得する。
 
2.博物館や学芸員の役割を知り、直面する多様な課題を検討する思考を
  身につける。
 
3.学修した情報を整理・要約・伝達する技術を習得する。
 

授業計画
 
内容 自習(事前・事後学習の内容)
 
1 ガイダンス:講義の進め方・博物館の概要 自身のこれまでの博物館体験や、身近な博物館施設を確認する
 
2 身近な博物館(SMMA、歴ネット等) 自身のこれまでの博物館体験や、身近な博物館施設を確認する
 
3 博物館の定義・目的 ICOMを調べる
 
4 博物館の分類・施設・設備 博物館法を調べる
 
5 博物館の機能①(資料収集・整理保管) 博物館データベースを調べる
 
6 博物館の機能②(調査研究) 博物館研究紀要等を調べる
 
7 博物館の機能③(展示) 博物館展示情報を調べる
 
8 博物館の機能④(教育普及) 博物館教育プログラムを調べる
 
9 博物館史①(欧米の博物館) 欧米と日本の博物館情報を調べる
 
10 博物館史②(日本の博物館) 欧米と日本の博物館情報を調べる
 
11 博物館の現状 欧米と日本の博物館情報を調べる
 
12 博物館関係法令と政策 社会教育法、文化財保護法を調べる
 
13 市民と博物館 博物館ボランティアを調べる
 
14 地域社会と博物館 まちづくりと博物館を調べる
 
15 講義のまとめ 博物館・学芸員の課題とこれから これまでの学修内容を復習する
 
16 試験
 

履修上の注意
意欲的な学修姿勢を重視する。積極的に博物館を訪問すること。
自習(事前・事後学修)の詳細は講義中に示す。

成績評価方法・基準
事前事後学修含む受講態度(30%)、試験(70%)で評価する。試験については、解答例を配布することでフィードバックとする。

教科書
必要に応じて講義中に資料を配布する。

参考書
なし

備 考
都合により、授業計画の順番等を変更することがある。質問等については、授業終了時に受付ける。

 
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