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シラバス(公開版)
単位(総授業時間数+自習時間):6(180 + 30) |
対象学科:美表4年 |
授業形態:演習 学期:前期 必・選:必修 |
美術表現学科専攻科目 |
只 野 彩 佳 |
授業概要 |
本学で学び研究したことの集大成として、卒業制作(日本画)作品の制作を行う。卒業制作展への出品を前提に、発表までを視野に入れた企画立案、および作品制作のプロセスを支え、指導する。前期では、個々の履修者と綿密に相談しながら、卒業制作作品のテーマを設定し、制作スケジュールの計画、小下図、大下図の制作を重点的に行う。後期の卒業研究Ⅱに向けて、履修者の制作の方針と手法をしっかりと定め、作品の土台作りを完了する。 |
授業の到達目標 |
学位授与の方針との関連 | ||||||||||
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・これまで培った知識、技法に基づきながら自身の卒業研究のテーマを設定する。 |
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・支持体の扱いを覚え、自身の制作に必要な描画材を選択することができる。 |
・自身の設定した制作テーマを、集大成として仕上げる。 |
授業計画 |
回 | 内容 | 自習(事前・事後学習の内容) |
1 | 導入 科目の説明 | 東洋絵画、日本絵画の鑑賞。使いたい技法を調べる。 |
2 | テーマの探求、Problem(Project)-Based Learning | モチーフやテーマの模索。制作記録開始。 |
3 | 構想 | 作品の大きさ、テーマ、構図の構想。 |
4 | デッサン、資料研究 | 作品に盛り込むモチーフのデッサン、資料収集。 |
5 | 小下図作成 | いくつかの案を出せるとよい。 |
6 | 制作スケジュールの計画 | 大きさ、構図、使用技法を決めておく。 |
7 | 大下図制作 | モチーフのデッサン、資料を用意しておく。 |
8 | 大下図制作、支持体準備 | 大下図を描き進める。支持体の手配。 |
9 | 本画制作準備、支持体準備、裏打ち、水張り | 支持体を用意。支持体によっては裏打ちを行う。 |
10 | 本画制作、水張り、トレース、転写 | 大下図を描き終えておく。 |
11 | 本画制作、転写、骨描き | 転写を終えておく。骨描きに使う墨を決めておく。 |
12 | 本画制作、骨描き、隈取り | 大下図をもとに骨描き、隈取りを終える。 |
13 | 本画制作、下塗り | 胡粉、水干による下塗りを終える。 |
14 | 中間審査作品提出準備 | テーマやコンセプト、制作スケジュール確認。 |
15 | 中間講評、中間審査作品提出 | 後期の制作の制作の土台となるよう制作。 |
履修上の注意 |
丹念にモチーフを観察し、描画する。基本技法を素直な気持ちで習得すること。 毒性のある赤系の絵の具は水道に流さない。朱を使用した皿は、ふき取り後、洗浄。 |
成績評価方法・基準 |
課題作品70%(完成度50% 意図・発想20%) 課題提出の際、フィードバックを行う。 授業態度30%(創作意欲や、創作の自主性等) |
教科書 |
授業前にプリント配布します。 |
参考書 |
無し |
備 考 |
質問は授業終了時あるいはオフィスアワー(曜日時間は掲示で確認)に受け付けます。 |
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