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シラバス(公開版)
単位(総授業時間数+自習時間):6(180 + 30) |
対象学科:美表4年 |
授業形態:演習 学期:前期 必・選:必修 |
美術表現学科専攻科目 |
福 田 一 実 |
授業概要 |
4年間で習得した技術を基に、オリジナルの人形を制作させる。作品のテーマを設定し、展示空間を考えながら人形のキャラクターや人形の在り方について研究させ、人体の造形についても深く追求し、完成度の高い作品を制作できるよう指導する。誰にどこに作品を発信するのかしっかり考え、完成する作品、空間すべてを含め、綿密な計画を立てさせる。4年間の集大成の作品を見せる意義について考えさせると共に制作記録を付けさせるようにする。 |
授業の到達目標 |
学位授与の方針との関連 | ||||||||||
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・自分の世界の創作人形を完成させる。 |
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・人形を通して展示の仕方も含め表現方法を考える。 |
・人形との向き合い方を深める。 |
授業計画 |
回 | 内容 | 自習(事前・事後学習の内容) |
1 | 1.ガイダンス | 完成時のイメージを膨らませておく。資料集め。 |
2 | 2. 年間計画の打ち合わせ。計画表制作。テーマを決める。 | 解剖学の本などを参考にし、人体の研究をする。 |
3 | 3~4.原寸大の下図を描き、型紙を作る。 | 資料を参考に人体の研究をする。 |
4 | 5~6. 芯材に下図をあててカッターなどで削り、形を作る。 | 資料を参考に人体の研究をする。 |
5 | 7~9. 粘土を練り芯材に3~5mm厚さに粘土を巻く。 | しっかり乾燥させてくる。 |
6 | 10~12. 顔の造形をする。 | 顔の造形、表情について観察してくる。 |
7 | 13~14.胴の造形をする。 | 制作した部分のやすりがけ |
8 | 15~17. ステンレスの針金で手の芯を作り、手の造形をする。 | 制作した部分のやすりがけ |
9 | 18~19.腕の造形をし、手とのバランスもチェックする。 | 制作した部分のやすりがけ |
10 | 20~25.脚を造形し、足も作る。必要であれば芯も入れる。 | 制作した部分のやすりがけ |
11 | 26~29. 乾燥後、全てを磨き、関節を切断し、芯を抜く。 | 制作した部分のやすりがけ |
12 | 30~33.関節の球を作り、磨く。途中経過確認。 | 制作した部分のやすりがけ |
13 | 34~38.球を各関節に固定し、球に対する受けを作る。 | 穴を開ける場所をしっかり確認する。 |
14 | 39~44.各球に穴を開け、ステンレス線を頭、手、足に固定する。 | 細かなキズなどをチェックする |
15 | 45.中間審査打ち合わせ、途中経過確認。 |
履修上の注意 |
人物の観察、本、写真等から研究して、造形力を付けておく。 |
成績評価方法・基準 |
課題作品50%、授業態度50%(出席率、忘れ物の有無、創作意欲など)課題作品提出時にフォードバックします。 |
教科書 |
〔吉田式球体関節人形制作技法書〕〔吉田良〕〔ホビージャパン〕〔2,880円〕 |
参考書 |
〔美術解剖図ノート〕〔視覚デザイン研究所〕〔2,700円〕 〔人形論〕〔金森 修〕〔平凡社〕〔3,200円〕 〔人形メディア学講義〕〔菊地浩平〕〔河出書房新社〕〔2,500円〕 |
備 考 |
人形 解剖学の資料は必ず用意すること。 質問等については授業終了後、オフィスアワーを受け付けます。 |
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