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シラバス(公開版)

2024年度 

 
  美学Ⅰ
[ D-3-f-05-1-2 ]
 

 単位(総授業時間数+自習時間):2(30 + 60)
 対象学科:美表2年
 授業形態:講義 学期:前期 必・選:選択
 美術表現学科専攻科目
 森 田 優 子

授業概要
美術を見て理解することは想像するよりも複雑な行為である。基礎的な知識が必要であり、過去の美術作品となると美術以外に様々な知識も必須となる。そのうえ、これまで経験したことが少ないと思われる、かたちを見る訓練も不可欠である。この授業ではルネサンス美術を中心に、聖書の内容をあらわしたキリスト教美術など具体的に作品を見ながら授業を進める。この授業では美術家たちが伝統を踏まえながら試行錯誤を試み、新たな作品を生み出していった過程について教授する。

授業の到達目標
 
学位授与の方針との関連
 
伝統的な西洋美術について概要を知り、作品を見る際の着眼点が分かるようになる。
0.5 0.2 0.1 0.1 0.1
 
伝統的な規範の影響や、芸術家本人の着想、また注文主との関係のなかで作品が生み出されたという文脈を理解できるようになる。
 

授業計画
 
内容 自習(事前・事後学習の内容)
 
1 ガイダンス 必要なし
 
2 聖母子について1聖母の存在 復習:聖母マリアの特徴について、講義ノートをまとめておく。
 
3 聖母子について2誕生をめぐって 復習:キリスト教美術におけるキリストの身体について、講義ノートをまとめておく。
 
4 聖母子について3シストの聖母 復習:宗教美術における「神を見る」ことの表現について、講義ノートをまとめておく。
 
5 教皇の居室の装飾とは1 復習:ルネサンスにおける教皇と芸術家の関係について、講義ノートをまとめておく。
 
6 教皇の居室の装飾とは2ラファエロの間 復習:《アテネの学堂》について、講義ノートをまとめておく。
 
7 絵を見ることとは(初級編)実践 課題を行う。
 
8 絵を見ることとは 講評・解説 復習:課題を再検討し、講義ノートをまとめておく。
 
9 人の顔をあらわす1肖像の誕生 復習:肖像表現の歴史について、講義ノートをまとめておく。
 
10 人の顔をあらわす2ルネサンスと肖像 復習:肖像の新たな型について、講義ノートをまとめておく。
 
11 肖像画について3芸術家のセルフ・イメージ 復習:自画像・自刻像について、講義ノートをまとめておく。
 
12 宗教美術 1 キリストの身体 復習:キリストの身体について、講義第3回の内容をふまえて講義ノートをまとめておく。
 
13 宗教美術 2 ロール・モデルとはなにか 復習:倣うべき存在の成り立ちについて、講義ノートをまとめておく。
 
14 宗教美術 3 システィーナ礼拝堂の装飾 復習:システィーナ礼拝堂の装飾について、講義ノートをまとめておく。
 
15 宗教美術 4 ペテロとパウロ 復習:ペテロとパウロの存在について、講義ノートをまとめておく。
 

履修上の注意
テキストとしてプリントを配布するが、予習よりも復習に時間をかけることを勧める(目安として週当たり復習2時間)。

成績評価方法・基準
授業に対する取組み(一テーマにつき必ず一度はミニッツ・ペーパーを提出する)(70%)、小レポート等(30%)をもとに評価する。ミニレポートについてはフィードバックを行う。

教科書
なし

参考書
プリントを配布する。

備 考
質問等は授業終了時オフィスアワーで受け付ける。

 
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