大学シラバスの手引き(PDF) 短大シラバスの手引き(PDF) シラバス トップページへ 本 学 ホームページへ

シラバス(公開版)

2024年度 

 
  色彩学
[ D-3-f-01-1-1 ]
 

 単位(総授業時間数+自習時間):2(30 + 60)
 対象学科:美表1年
 授業形態:講義 学期:前期 必・選:選択
 美術表現学科専攻科目
 鹿 野 明 子

授業概要
 デザイナーやアーティスト、造形に携わる人々に必要な色彩システムを教授する。マンセルシステムとPCCSの2つの表色系を中心に色彩調和の基本システムを教授し、アートやデザインの実践に即した実用技術を身に付ける。混色と調色の技能を習得し、おのおのの制作や考察の一要素にできるよう、色材を用いた課題を課す。また、色票を用いた課題を課すことで色の知覚的効果への理解を深め、色彩調和の技法を学び、応用力が身につくように指導する。

授業の到達目標
 
学位授与の方針との関連
 
・色彩システムの基礎知識を身につける
1
 
・色材を扱う技術を身につける
 
・色彩調和を応用し造形に合った配色ができる
 

授業計画
 
内容 自習(事前・事後学習の内容)
 
1 ガイダンス/混色 ノートを準備する.
 
2 色の三属性と色立体、カラーシステム 語句を暗記する.
 
3 PCCSの色相環 画材を用意する.色相の違いに着目し微細な差を見分ける.
 
4 明度と彩度 画材を用意する.明るさ、鮮やかさの違いに着目し限りなく近い色を作る.
 
5 PCCSのトーン 配色カードを持ってくる.
 
6 色のなりたち 光、物体、目 用語を理解し覚える.
 
7 色の知覚的効果 対比と同化 配色カードを持ってくる.反作用によって感じられる現象を覚える.
 
8 色の知覚的効果 色の伝達効果 他の感覚に及ぼす効果 生活・制作で色の知覚的効果をどのように活用できるか考える.
 
9 色の心理的効果 配色カードを持ってくる.用語を覚える.心理的効果がどのような場面で活用されているのかを観察し、実制作にどのように反映できるか考える.
 
10 色彩調和 色相、トーンを基準にした配色 配色カードを持ってくる.用語を暗記する.身の回りの配色されたものがどの配色技法にあたるのか観察する.
 
11 色彩調和 基本的な配色技法 配色カードを持ってくる.配色技法の名称と条件を覚える.
 
12 色彩調和 慣習的な配色技法 配色カードを持ってくる.目的にあわせて応用できるよう配色技法の名称と条件を覚える.
 
13 演習課題I カラーパレットの作成
日頃よく使う色材を持ってくる.
 
14 演習課題II 色彩採集 画像を整理しておく
 
15 まとめ
 
16 期末試験
 

履修上の注意
準備物を必ず持ってくる。授業時間内に課題が終わらない場合は次回講義までに完成させる。

成績評価方法・基準
期末試験40% 講義ノートと課題40% 授業態度20% 演習中、課題改修後にフィードバックを行う。

教科書
〔PCCSハーモニックカラーチャート201-L〕〔日本色彩研究所〕〔2,310円〕
〔新配色カード199〕〔日本色彩研究所〕〔a935円もしくはb2,420円〕

参考書
なし

備 考
質問等については、授業終了後に受け付ける。

 
Copyright © Mishima Gakuen All Rights Reserved.