大学シラバスの手引き(PDF) 短大シラバスの手引き(PDF) シラバス トップページへ 本 学 ホームページへ

シラバス(公開版)

2024年度 

 
  プロダクトデザインⅡ
[ D-3-d-10-2-2 ]
 

 単位(総授業時間数+自習時間):2(60 + 30)
 対象学科:美表2年
 授業形態:実技 学期:後期 必・選:選択
 美術表現学科専攻科目
 落 合 里 麻

授業概要
 家具の基本的な知識や人体との関係性、製作・製造に適した素材や構造、生産技術、生産工程について、授業担当者の実務経験を基に教授する。課題では、合板を使った組み立て・分解可能な椅子の模型制作を行う。身の周りの椅子や机、名作椅子の観察を通して、用途、機能、素材等を総合的に判断してデザインできるよう指導する。また、人体の寸法、動作、重量とのバランス感覚を身につけさせる。さらに使う人の視点で課題に向き合い、「外観のデザインの良さ」と「使いやすさ」の両方を満たすことの意味について考察させる。

授業の到達目標
 
学位授与の方針との関連
 
工業製品の用途、機能、素材等に関して課題を見つけることができる
0.4 0.6
 
工業製品や他者の作品を使う人の視点で考察できる
 
合板の加工方法や塗装方法を身につける
 
人体の寸法、動作、重量を考慮したデザインができる
 

授業計画
 
内容 自習(事前・事後学習の内容)
 
1 ガイダンス、課題内容説明、椅子の調査、アイディアスケッチ 家具と人体寸法の関係を調べる
 
2 使う人、空間、場面を設定し、実寸でデザインを考える 設定を基にデザインを考える
 
3 縮尺3分の1模型のデザイン、構造を検討する 材料を購入する
 
4 縮尺3分の1模型の制作(部材の墨付け、切り取り) 制作の計画を立てる
 
5 縮尺3分の1模型の制作(溝加工、穴あけ加工等) 加工を進める
 
6 縮尺3分の1模型の制作(細部の仕上げ) 細部を調整し、完成度を上げる
 
7 縮尺3分の1模型の制作(仕上げ)、色見本制作 模型を完成させる
 
8 中間プレゼンテーション、意見交換、講評 他学生のプレゼンから学んだ内容をまとめる
 
9 縮尺2分の1模型のデザイン、構造を検討する デザインを再検討し、確定する
 
10 縮尺2分の1模型の制作図と部材図を描く 制作図と部材図を完成させる
 
11 縮尺2分の1模型の制作(部材の墨付け、切り取り) 全ての部材の墨付けをする
 
12 縮尺2分の1模型の制作(溝加工、穴あけ加工等) 加工を進める
 
13 縮尺2分の1模型の制作(細部の仕上げ) 細部を調整し、完成度を上げる
 
14 縮尺2分の1模型の制作(仕上げ) 模型を完成させる
 
15 プレゼンテーション、意見交換、講評 他学生のプレゼンから学んだ内容をまとめる
 

履修上の注意
・授業内で指示する材料・道具類は自分で購入すること。
・授業外の時間を使って制作を進めること。
・プロダクトデザインⅠを履修し、単位を修得していること。
・製図Ⅰ・Ⅱを履修していることが望ましい。

成績評価方法・基準
課題70%、授業態度(材料、道具の準備、整頓、清掃等を含む)30%で評価する。
授業内、講評会にてフィードバックを行う。

教科書
特に定めない。

参考書
〔デザインを学び始めた人のためのデザイン製図〕〔青木英明 他〕〔(株)ボーンデジタル〕〔2,500円+税〕
〔プロダクトデザインの基礎 スマートな生活を実現する71の知識〕〔JIDA「プロダクトデザインの基礎」編集委員会〕〔ワークスコーポレーション〕〔2,400円+税〕

備 考
質問等については、授業内あるいはオフィスアワーに受け付ける。

 
Copyright © Mishima Gakuen All Rights Reserved.