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シラバス(公開版)

2024年度 

 
  グラスアートⅢ
[ D-3-c-15-3-3 ]
 

 単位(総授業時間数+自習時間):2(60 + 30)
 対象学科:美表3年
 授業形態:実技 学期:前期 必・選:選択
 美術表現学科専攻科目
 山 口 綾 子

授業概要
ガラス工芸の中でも溶けたガラスを扱う“バーナーワーク”の授業を行う。主に軟質ガラス(佐竹ガラス)とエアバーナーを使用する。トンボ玉制作の基本技法を元に、文様・技法の応用と異素材の組合せによる技法の活用と研鑽を促す。また、立体的なガラス造形も取入れ、より表現の幅を広げられるように指導する。ひとつの作品完成にあたり、制作時間が長くなるため、集中力と計画性を身につけさせ、作品の完成を目指す。ガラス制作に携わってきた経験を基に、ガラス素材の魅力を感じる授業を行う。

授業の到達目標
 
学位授与の方針との関連
 
・ガラスと炎の関係性を理解し、ガラスの溶解をコントロールできる。
0.2 0.1 0.6 0.1
 
・素材の扱い方の工夫により、技法の習熟度を高めることができる。
 
・広い視野でデザインを考えられるものづくりができるようになる。
 

授業計画
 
内容 自習(事前・事後学習の内容)
 
1 異素材の加飾① バブルパウダー 第1回の技法の考察と制作手順のまとめ
 
2 異素材の加飾② ラスターパウダー 第2回の技法の考察と制作手順のまとめ
 
3 異素材の加飾③ 金練り(マイカフリット/箔) 第3回の技法の考察と制作手順のまとめ
 
4 変形玉①    正倉院玉・ねじり玉 第4回の技法の考察と制作手順のまとめ
 
5 変形玉②    みかん玉・勾玉 第5回の技法の考察と制作手順のまとめ
 
6 応用レース   ひだ玉 第6回の技法の考察と制作手順のまとめ
 
7 応用パーツ①  星のパーツ玉 第7回の技法の考察と制作手順のまとめ
 
8 応用パーツ②  組パーツ(花のパーツ) 第8回の技法の考察と制作手順のまとめ
 
9 立体パーツ   きのこ入りペンダントトップ 第9回の技法の考察と制作手順のまとめ
 
10 ガラス細工   くま 第10回の技法の考察と制作手順のまとめ
 
11 ガラス細工   さかな 第11回の技法の考察と制作手順のまとめ
 
12 自由制作 ①デザイン決定 第12回の技法の考察と制作内容のまとめ
 
13 自由制作 ②練習 第13回の技法の考察と制作内容のまとめ
 
14 自由制作 ③完成 第14回の技法の考察と制作内容のまとめ
 
15 自由制作 ④仕上げ/講評 授業内容のまとめ
 

履修上の注意
・受講対象:グラスアートⅠまたはグラスアートⅡの単位取得者。
 特にⅡの技法がある程こなせる者。未経験者の受講不可。
・授業開講前にGoogle classroomへ事前登録すること。
・習熟度に応じて応用技法も追加する。
・ガラス棒の保管に留意すること(混ぜない/種類を把握すること)。

成績評価方法・基準
・課題達成(30%) あらかじめ課題に取組むためのデザイン計画書などを提出し、取組んだ達成度を見ます。
・作品の完成度(30%) 講評会提出作品の出来具合で判断します。
・制作への取組 (40%) どのくらいの時間をかけ、真摯に制作に向合ったか取組み姿勢を評価します。
・作品は、講評会でフィードバックし、当日返却します。

教科書
 無し

参考書
〔トンボ玉の技法〕〔スタジオ タック クリエイティブ〕〔中央精版印刷株式会社〕〔3,000円+税〕

備 考
・材料費を徴収します。ガラス棒、カセットガスボンベなどは自己負担になります。
・ガラス棒の購入方法はガイダンスで案内します。
・受講人数などの事情により、授業計画等を変更することがあります。
・質問等については、授業終了時またはオフィスアワーに受付けます。

 
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