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シラバス(公開版)

2024年度 

 
  日本画Ⅳ
[ D-3-b-08-4-3 ]
 

 単位(総授業時間数+自習時間):2(60 + 30)
 対象学科:美表3年
 授業形態:実技 学期:後期 必・選:選択
 美術表現学科専攻科目
 只 野 彩 佳

授業概要
展示・発表の段階までを視野に入れた企画立案、および作品制作の実習を行う。個々のテーマを効果的に伝えるための展示空間を想定し、空間演出の観点によって作品点数やサイズ、配置方法などを計画した上で制作を行う。複数作品の組み合わせ、または20号サイズ以上の作品1点の制作を課題とする。授業全体の流れを汲みながら、履修者の進度に応じて、作品素材、使用技法、作品点数、作品サイズ、配置について相談しながら指導にあたる。

授業の到達目標
 
学位授与の方針との関連
 
・「現代における日本画」の意味や位置付けを考察できる。
0.8 0.2
 
・自己の作品スタイルを模索できる。
 
・展示空間を意識する感覚を養うことができる。
 

授業計画
 
内容 自習(事前・事後学習の内容)
 
1 導入、課題の説明、構想 東洋、日本絵画の鑑賞。制作する作品のテーマ模索。
 
2 構想、モチーフのデッサン 描きたいモチーフの用意、デッサンの用意。
 
3 展示図面作成 作品の組み合わせ、展示の際の並びを考える。
 
4 モチーフのデッサン、小下図の作成 描きたいモチーフの用意、デッサンの用意。
 
5 小下図の作成、大下図開始 小下図をまとめ、大下図に取り掛かる。
 
6 大下図制作、裏打ち、水張り 授業前後含め、学生同士協力して裏打ちし水張り。
 
7 大下図制作、裏打ち、水張り 大下図、裏打ちや水張りを終えた者から本画制作。
 
8 本画制作、トレース、転写 大下図、水張りを終えておく。
 
9 本画制作、骨描き、隈取り トレース、転写を終えておく。
 
10 本画制作、隈取り、下塗り 墨の陰影や、下塗りの色を決めておく。
 
11 本画制作、水干および岩絵具による制作 色の配置や塗る順番をおおまかに決めておく。
 
12 本画制作、水干および岩絵具による制作 箔や盛り上げなど、用いたい技法を決めて準備。
 
13 本画制作、水干および岩絵具による制作 実現したい表現や技法があれば適宜教員に質問。
 
14 本画制作、水干および岩絵具による制作 制作を進める。膠の管理をする。
 
15 展示、講評、プレゼンテーション 制作の意図、工夫した点を話せるようまとめる。
 

履修上の注意
日本画Ⅲを修得していること。
丹念に対象を観察すること。必要な知識、技法を積極的に習得すること。
毒性のある赤系の絵の具は水道に流さない。朱を使用した皿は、ふき取り後、洗浄。

成績評価方法・基準
課題作品70%(完成度50% 意図・発想20%)
授業態度30%(創作意欲や、創作の自主性等)
講評会等でフィードバックを行う。

教科書
授業前にプリント配布します。

参考書
無し

備 考
質問は授業終了時あるいはオフィスアワー(曜日時間は掲示で確認)に受け付けます。
スケッチブック、鉛筆、練り消しを常備すること。

 
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