大学シラバスの手引き(PDF) 短大シラバスの手引き(PDF) | シラバス トップページへ 本 学 ホームページへ |
シラバス(公開版)
単位(総授業時間数+自習時間):2(60 + 30) |
対象学科:美表3年 |
授業形態:実技 学期:前期 必・選:選択 |
美術表現学科専攻科目 |
只 野 彩 佳 |
授業概要 |
日本画の基礎的な知識・技法を踏まえた上で、より高度な絵画表現を目指す。描画材(墨・岩絵具など)や支持体(和紙など)の選択を各自のテーマに沿って吟味するとともに、扱いを習得する。素材の保存、保護の観点を持ちながら作品制作に向かうため、紙の裏打ちを実践する。作品を1枚完成させる流れを身につけ、その成果を20号以上の作品に仕上げることを課題とする。授業全体の流れを汲みながら、履修者の進度に応じて、相談しながら指導にあたる。 |
授業の到達目標 |
学位授与の方針との関連 | ||||||||||
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・自己や社会と向き合い、制作のテーマを見いだすことができる。 |
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・自身のテーマの表現に必要な知識、技法を習得し、使いこなすことができる。 |
・より良い表現を目指し、技法を工夫する力をつけることができる。 |
授業計画 |
回 | 内容 | 自習(事前・事後学習の内容) |
1 | 導入・日本画の説明・課題の説明 | 日本画Ⅱまでの制作や学びの振り返りをしておく。 |
2 | 構想、モチーフのデッサン | 描きたいモチーフやテーマを模索しておく。 |
3 | モチーフのデッサン、小下図の作成 | 描きたいモチーフの用意、デッサンの用意をする。 |
4 | 小下図の作成、大下図開始 | 小下図をまとめ、大下図に取り掛かる。 |
5 | 裏打ち指導 | 授業後、学生同士協力して裏打ちを完了する。 |
6 | 大下図制作、裏打ちした本紙を水張り | デッサンや小下図を見ながら大下図を制作。 |
7 | 本画制作、トレース、転写 | 大下図、水張りを終えておく。 |
8 | 本画制作、骨描き、隈取り | トレースと転写を終えておく。 |
9 | 本画制作、隈取り、下塗り | 墨の陰影や、下地をどう塗るか計画しておく。 |
10 | 本画制作、水干および岩絵具でおおまかに描き込む | 色の配置や塗る順番をおおまかに計画しておく。 |
11 | 本画制作、水干および岩絵具で各部分を描き込む | 制作を進める。膠の管理をする。 |
12 | 本画制作、水干および岩絵具で各部分を描き込む | 制作を進める。膠の管理をする。 |
13 | 本画制作、水干および岩絵具で細部を描き込む | 制作を進める。膠の管理をする。 |
14 | 本画制作、仕上げ | 描き始めを思い起こしながら仕上げる。 |
15 | 講評、プレゼンテーション | 制作の意図、工夫した点を話せるようにまとめる。 |
履修上の注意 |
日本画Ⅱを修得していること。 丹念に対象を観察すること。必要な知識、技法を積極的に習得すること。 毒性のある赤系の絵の具は水道に流さない。朱を使用した皿は、ふき取り後、洗浄。 |
成績評価方法・基準 |
課題作品70%(完成度50% 意図・発想20%) 授業態度30%(創作意欲や、創作の自主性等) 講評会等でフィードバックを行う。 |
教科書 |
授業前にプリント配布します。 |
参考書 |
無し |
備 考 |
質問は授業終了時あるいはオフィスアワー(曜日時間は掲示で確認)に受け付けます。 スケッチブック、鉛筆、練り消しを常備すること。 |
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