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シラバス(公開版)

2024年度 

 
  日本画Ⅱ
[ D-3-b-06-2-2 ]
 

 単位(総授業時間数+自習時間):2(60 + 30)
 対象学科:美表2年
 授業形態:実技 学期:後期 必・選:選択
 美術表現学科専攻科目
 數 本 冴英佳

授業概要
日本画の基礎的な知識として画材の性質を知り、その取り扱い方法や、技法・手順の習得を目的とする。課題は大きく2つに設定し、制作1では主にマチエール研究(墨・岩絵具・箔・胡粉・和紙などの伝統画材だけでなく、他分野の画材とのミクストメディア的な研究を含む)を行い、幅広い日本画の分野の表現について技術指導を行う。制作2では、制作1の研究で学んだ表現・技術を活用して制作し、1つの作品に仕上げて課題として提出させる。

授業の到達目標
 
学位授与の方針との関連
 
・箔押しや盛り上げ等のマチエール技法の習得ができる。
0.7 0.3
 
・アクリル絵具やコラージュ等、他の画材や技法との併用の体験ができる。
 
・応用的な日本画表現を身に着け、自己の作品に生かすことができる。
 

授業計画
 
内容 自習(事前・事後学習の内容)
 
1 導入・日本画の説明・課題の説明 日本画の鑑賞、日本画Ⅰ受講者は、前回の制作の振り返りをしておく。
 
2 制作1:テストプレート ドーサ引き
    テストプレート 墨による表現
ドーサの効果について下調べしておく。墨による効果を使った作品について調べておく。
 
3 制作1:テストプレート 盛り上げ 表現に合わせて盛り上げておく。
 
4 制作1:テストプレート 重ね塗り・たらし込み アクリルとの併用 様々な表現と効果の確認。
 
5 制作1:テストプレート 箔押し・絵具を焼く 箔が施された作品を鑑賞しておく。
 
6 制作2:デッサン・資料研究 テーマの探求 モチーフやテーマを事前に考えておく。
 
7 制作2:デッサン・資料研究 テーマの探究 必要に応じてデッサンのデッサンの加筆をする。
 
8 制作2:エスキース(小下図)作成 観察出来ていないと気づいたところを丁寧に描き込んでおく。
 
9 制作2:大下図作成・仕上げとトレース トレースの準備をしておく。
 
10 制作2:本画制作 墨での下描き、もしくは下地作り開始 備品の技法書等で下地や墨技法について下調べをしておく。
 
11 制作2:本画制作 墨での下描き、もしくは下地作り仕上げ 備品の技法書等で水干と岩絵具について下調べをしておく。
 
12 制作2:本画制作 水干及び岩絵具での制作開始 必要に応じて制作を進める。膠の管理。
 
13 制作2:本画制作 水干及び岩絵具での制作描き込み 完成度を高めるためにさらに制作を進める。膠の管理。
 
14 制作2:本画制作 水干及び岩絵具での制作仕上げ 自らのイメージが作品に表現できているかどうかを確認し、必要に応じて加筆する。
 
15 講評・まとめ 苦労した点、工夫・努力した点をまとめておく。
 

履修上の注意
丁寧に対象を観察し、基本技法を真面目に習得すること。
道具や日本画材の取り扱いについては説明や指示をよく聞き、丁寧に扱うこと。

成績評価方法・基準
課題作品70%(完成度50% 意図・発想20%)
授業態度30%(創作意欲や、創作の自主性等、講評会での発言やまとめのあり方)
講評会等でフィードバックを行う。

教科書
無し

参考書
無し

備 考
質問等については、授業終了時あるいはオフィスアワー(曜日時間は掲示で確認)に受け付けます。
スケッチブック、鉛筆、練り消しを常備すること。

 
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