大学シラバスの手引き(PDF) 短大シラバスの手引き(PDF) | シラバス トップページへ 本 学 ホームページへ |
シラバス(公開版)
単位(総授業時間数+自習時間):2(30 + 60) |
対象学科:美表2年 |
授業形態:講義 学期:後期 必・選:選択 |
美術学部 共通教養科目 |
植 松 公 威 |
授業概要 |
「性格はどのようにして測定されるか」,「性格は変えることができるか」というテーマについて講義する。とりわけ,性格検査(心理テスト)の種類とそれぞれの長所・短所について講義する。また,性格検査を使わずに他者の性格を推測するときに注意すべきことや陥りやすい誤った判断について解説する。性格を変えるための認知療法や交流分析といった心理療法については実習形式で学べるようにする。講義を通して心理学には性格に関する唯一絶対の理論はなく,様々な理論や方法があることを学べるようにする。 |
授業の到達目標 |
学位授与の方針との関連 | ||||||||||
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質問紙法,作業検査法,投影法それぞれの長所と短所を理解する |
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認知療法の「7つのコラム法」が気分(感情)の改善に効果があるのはなぜか,説明できるようになる |
交流分析における「エゴグラム」を作成し,その意味について理解し,自己の性格をどのように改善していけばよいか分析できるようになる |
授業計画 |
回 | 内容 | 自習(事前・事後学習の内容) |
1 | ガイダンス(教授内容と教育目標) | シラバスを熟読すること。 |
2 | 質問紙法の性格検査(YG性格検査)の測定方法 | YG性格検査の測定方法を調べること。 |
3 | 質問紙法の性格検査(YG性格検査)の問題点 | YG性格検査の問題点を理解すること。 |
4 | 作業検査法(内田クレペリン精神検査)の特色と問題点 | 内田クレペリン検査の測定方法を調べること。 |
5 | 投影法の種類 | 投影法の種類と特徴を調べること。 |
6 | 他者の性格を推論するときに注意すべきこと-認知のゆがみなど- | 資料とノートを復習し,専門用語を理解すること。 |
7 | 性格とは何か-ビッグファイブと年齢による変化- | 資料をよく読み,要点をレポートすること。 |
8 | 認知療法の基本的な考え方(人間観) | 思考と感情と行動の関係について理解すること。 |
9 | 認知療法の「7つのコラム」の作成方法について | 「7つのコラム」の要点をまとめること。 |
10 | 「私の7つのコラム」の作成 | 「7つのコラム」を実際に作成し,感想をまとめること。 |
11 | 交流分析における基本的な考え方(人間観)-5つの自我状態- | 5つの自我状態について調べること。 |
12 | 交流分析におけるエゴグラムの作成 | 自分のエゴグラムについて分析してみること。 |
13 | 自分と他者に対する構え(人生に対する構え) |
自分のエゴグラムの結果について分析を深めること。 |
14 | 交流分析における基本的な考え方(人間観)-ストロークとは- | 自分はどのようにしてストロークを得ているか分析すること。 |
15 | 全体のまとめ | 重要な用語を使って全体を論述できるようにすること。 |
16 | 試験 | 試験対策の学習をすること。 |
履修上の注意 |
毎回,ミニットペーパーに感想やわかったこと,わからなかったことなどを書いて提出すること。 |
成績評価方法・基準 |
レポート課題20%,試験80%。 レポートは必ず提出すること。未提出の場合は評価の対象としない。 各回の授業でのミニットペーパーについては,次回の授業内でフィードバックを行う予定である。 |
教科書 |
授業前に資料(プリント)を配布する。 |
参考書 |
授業の中で適宜,紹介する。 |
備 考 |
質問等については,ミニットペーパーを通して次の授業の中で取り上げ,説明します。また,授業終了時あるいはオフィスアワーを利用して,質疑応答をすることも可能です。 |
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