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シラバス(公開版)

2024年度 

 
  歴史Ⅰ
[ K-1-b-04-1 ]
 

 単位(総授業時間数+自習時間):2(30 + 60)
 対象学科:美表1年
 授業形態:講義 学期:前期 必・選:選択
 美術学部 共通教養科目
 栗 原 伸一郎

授業概要
史料(歴史資料)は、過去にあった出来事に迫り、考えるための材料や根拠になるものである。本講義では、伊達政宗といった仙台ゆかりの人物に関する史料をはじめ、仙台に関するさまざまな史料を取り上げて、そこから明らかになる内容について説明する。その際、史料の特徴、作成された時代的背景や作成者の意図などに注目して、史料を読解するポイントや歴史を考える方法について講義する(単純な事項の暗記ではない)。

授業の到達目標
 
学位授与の方針との関連
 
・①歴史に親しみ、さまざまな史料があることを理解する。
0.4 0.2 0.2 0.2
 
・②史料の性格を考え、そこから読み取ることができる内容を理解する。
 
・③史料から過去の出来事を考えるための方法や留意点を理解する。
 

授業計画
 
内容 自習(事前・事後学習の内容)
 
1 ガイダンス~講義の概要~ 配布プリントを再読し、授業の方向性について理解を深める。
 
2 史料に親しむ①手紙(1) 配布プリントを再読し、『仙台市史』(資料編)などの書籍で政宗の手紙について調べる。
 
3 史料に親しむ②編纂記録 これまでの配布プリントを通読し、一次史料と編纂史料について整理する。
 
4 史料に親しむ③地図(1) 配布プリントを再読し、古地図に描かれた場所に足を運ぶ。
 
5 史料に親しむ④地図(2) 配布プリントを再読し、古地図に描かれた場所に足を運ぶ。
 
6 史料に親しむ⑤新聞 配布プリントを再読し、過去の新聞について理解を深める。
 
7 史料に親しむ⑥博物館見学 仙台市博物館に出向き、所蔵している史料について調べる。
 
8 史料を読み解く①公文書・新聞 宮城県公文書館に出向き、実際に公文書について調べる。
 
9 史料を読み解く②石碑・公文書 配布プリントを再読し、身の周りに残る石碑について調べる。
 
10 史料を読み解く③日記 配布プリントを再読し、紹介した史料の時代的な特徴について理解を深める。
 
11 史料を読み解く④手紙(2) これまでの配布プリントを通読し、読解のポイントを整理する。
 
12 史料と人物像①伝記 これまでの配布プリントを通読し、人物の伝記に目を通す。
 
13 史料と人物像②請願書 これまでの配布プリントを通読し、紹介した史料の背景について理解を深める。
 
14 史料と人物像③現代のメディア これまでの配布プリントを通読し、インターネットで政宗がどのように取り上げられているのか確認する。
 
15 補論と総括 これまでの配布プリントを通読し、史料を利用する際の留意点を考えてみる。
 

履修上の注意
歴史Ⅱを受講する場合は、この講義を受講することが望ましい。地域文化論は、この講義を理解する上で参考になる。なお、講義の進展によっては、内容を一部変更する場合がある。

成績評価方法・基準
平常点(毎回提出するコメントの内容で受講態度や理解度を判断する)30%
レポート①(仙台市博物館の見学に関するもの。文字数と理解度から評価する)20%
レポート②(講義のまとめに関するもの。文字数と理解度・考察力・文章力から評価する)50%
コメントで示された有用な意見や質問、模範的な記入例などについては、適宜講義で取り上げて解説する。

教科書
毎回プリントを配布する。

参考書
講義中に紹介する。

備 考
質問等は授業終了時に受け付ける。仙台市博物館の見学を予定しているが、講義に変更になる場合がある。

 
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