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シラバス(公開版)

2024年度 

 
  専門研究Ⅰ
[ A-3-g-06-4-3 ]
 

 単位(総授業時間数+自習時間):4(60 + 60)
 対象学科:服専3年
 授業形態:演習 学期:通年 必・選:必修
 服飾文化専攻科目
 水 谷   浩

授業概要
本演習は,消費生活協同組合や民間シンクタンクなどでの実務経験や『消費生活コンサルタント(第46期)』の経歴を踏まえ「身体の不自由なヒトの生活の質と衣生活」という視点から,フィールド調査および商品特性に関する研究を指導する。また,専門的な学びを深めるため『色彩検定UC級』の資格取得を推奨します。
具体的には,①身体の不自由なヒトの身体的・感覚的・認知的特性を学び②彼らの衣生活に関してのフィールド調査,③アクセシブルデザイン(Accessible Design:身体の不自由なヒトの更衣動作への工夫や配慮)について研究を通じて,人間中心設計(Human Centered Design:HCD)の考え方に基づく,被服観の修得をめざします。

授業の到達目標
 
学位授与の方針との関連
 
1)商品学的視点で,被服の商品特性を理解できる
0.125 0.5 0.125 0.25
 
2)身体の不自由なヒトの困難さについて共感的に理解できる
 
3)アクセシブルデザインの意義を理解し,説明できる
 

授業計画
 
内容 自習(事前・事後学習の内容)
 
1 はじめに:専門研究の進め方(3年担任:水谷) 過去の専門研究の内容を振り返る。
 
2 研究室の割り振り・研究倫理 (3年担任:水谷)
          同 上
 
3 テーマ:研究課題の設定にむけて
概 要:研究の社会的意義を踏まえ,問題意識を明らかにする
(以下 全コマの水谷担当)
研究の社会的意義(問題意識)を明確にした上で,自らの仮説にもとづき,それらを解決するための先行研究や統計調査をすすめる。
 
4 テーマ:身体の不自由なヒトたちの暮らしⅠ
概 要:色覚特性の理解を通じて,色づかいの学びを深める

          同 上
 
5 テーマ:身体の不自由なヒトたちの暮らしⅡ
概 要:高齢者の見え方を理解し,色づかいの学びを深める

          同 上
 
6 テーマ:視覚情報のユニバーサルデザインⅠ
概 要:「誰もが見やすい配慮」について学ぶ

          同 上
 
7 テーマ:視覚情報のユニバーサルデザインⅡ
概 要:「誰もが見やすい工夫」について学ぶ

          同 上
 
8 テーマ:研究の企画・立案
概 要:先行研究を調査し,新たな課題(テーマ)を見つける

          同 上
 
9 テーマ:研究Ⅰ(個別テーマ)
概 要:研究目的を明確化し,基礎統計資料を収集・分析する

          同 上
 
10 テーマ:研究Ⅱ(個別テーマ)
概 要:仮説(調査内容)を検討する

          同 上
 
11 テーマ:研究Ⅲ(個別テーマ)
概 要:フィールド調査(アンケート・インタビュー)を実施する
フィールド調査を実施し,そこから得られたデータを整理・図表化することにより,これらデータの意味について考察する。
 
12 テーマ:研究Ⅳ(個別テーマ)
概 要:フィールド調査の集計を実施する

          同 上
 
13 テーマ:研究Ⅴ(個別テーマ)
概 要:フィールド調査の集計結果を分析する

          同 上
 
14 テーマ:課題制作の計画策定
概 要:課題制作に向けて,準備に着手する

          同 上
 
15 テーマ:前期のまとめ
概 要:課題制作のコンセプトを決定する
フィールド調査の結果から,コンセプトを設定し,課題制作の準備をすすめる。
 
16 テーマ:課題制作Ⅰ(試作)
概 要:課題制作を通じて,被服の商品特性への知見を深める
計画に沿って,課題制作に取り組む。
 
17 テーマ:課題制作Ⅱ(試作)
概 要:課題制作を通じて,被服の商品特性への知見を深める

          同 上
 
18 テーマ:課題制作Ⅲ(試作)
概 要:課題制作を通じて,被服の商品特性への知見を深める

          同 上
 
19 テーマ:課題制作Ⅳ(試作)
概 要:課題制作を通じて,被服の商品特性への知見を深める

          同 上
 
20 テーマ:課題制作Ⅴ(試作)
概 要:課題制作を通じて,被服の商品特性への知見を深める

          同 上
 
21 テーマ:課題制作Ⅵ(試作)
概 要:課題制作を通じて,被服の商品特性への知見を深める

          同 上
 
22 テーマ:課題制作Ⅶ(試作)
概 要:課題制作を通じて,被服の商品特性への知見を深める

          同 上
 
23 テーマ:課題制作Ⅷ(試作)
概 要:課題制作を通じて,被服の商品特性への知見を深める

          同 上
 
24 テーマ:課題制作Ⅸ(試作)
概 要:課題制作を通じて,被服の商品特性への知見を深める

          同 上
 
25 テーマ:課題制作Ⅹ(試作)
概 要:課題制作を通じて,被服の商品特性への知見を深める

          同 上
 
26 テーマ:実証実験
概 要:実証実験を通じて,課題発見力を学ぶ
実証実験や改善・改良などを経て,商品特性への知見を深める。
 
27 テーマ:課題制作Ⅱ(改良・改善)
概 要:改善改良を通じて,問題解決力を学ぶ

          同 上
 
28 テーマ:論文執筆
概 要:研究成果を論文にまとめる
フィールド調査および課題制作の結果を論文にまとめ,それらを簡潔に説明するための発表資料を作成する。
 
29 テーマ:報告会準備
概 要:報告会のための発表資料をまとめる

          同 上
 
30 テーマ:報告会
概 要:これまでの研究成果を発表する
所定時間内に研究成果を簡潔に発表する。
 

履修上の注意
自主的な調査・研究には,知識と経験の積み重ねが不可欠となります。
毎日最低1時間以上,文献・資料調査,もしくは課題の制作など,予習・復習を継続すること。
なお,2/3以上の出席がない場合には,単位取得できません。

成績評価方法・基準
平常点・受講態度(10%)+制作物・論文(50%)+報告会での研究発表(40%)にもとづき評価します。
成績評価にあたっては,授業への参加状況[発言,質問,グループワークでのリーダーシップなど]およびミニットペーパーや小テストの結果にもとづき,総合的に判断します。
なお,制作物・論文・発表資料のフィードバックについては,適宜行います。
※ルーブリック評価については,第1回目の授業で説明します。

教科書
各自の研究テーマや専門分野に応じて指示します。

参考書
授業中に適宜指示します。

備 考
【望ましい学生】
「消費生活研究室(水谷ゼミ)」希望者は,以下の条件を満たすことが求められます。
 ①「消費者力検定」や「色彩検定UC級」の有資格者もしくは資格取得に意欲的な学生を望みます。
 ②フィールド調査は,授業の空き時間や休日に実施します。また,課題制作費は自己負担となります。
【質問・相談など】
 質問や相談などは,授業時間やオフィスアワー(日時は掲示で確認のこと)そしてメールにて対応します。
【重要事項説明】
対面で授業を実施しますが,状況により,オンデマンド型授業をはじめ,代替措置を講じるほか,授業の順番や内容を変更することがありますので,Google_Classroomのクラス(ストリーム)を定期的に確認して下さい。

 
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