大学シラバスの手引き(PDF) 短大シラバスの手引き(PDF) | シラバス トップページへ 本 学 ホームページへ |
シラバス(公開版)
単位(総授業時間数+自習時間):4(60 + 60) |
対象学科:服専3年 |
授業形態:演習 学期:通年 必・選:必修 |
服飾文化専攻科目 |
水 谷 浩 |
授業概要 |
本演習は,消費生活協同組合や民間シンクタンクなどでの実務経験や『消費生活コンサルタント(第46期)』の経歴を踏まえ「身体の不自由なヒトの生活の質と衣生活」という視点から,フィールド調査および商品特性に関する研究を指導する。また,専門的な学びを深めるため『色彩検定UC級』の資格取得を推奨します。 具体的には,①身体の不自由なヒトの身体的・感覚的・認知的特性を学び②彼らの衣生活に関してのフィールド調査,③アクセシブルデザイン(Accessible Design:身体の不自由なヒトの更衣動作への工夫や配慮)について研究を通じて,人間中心設計(Human Centered Design:HCD)の考え方に基づく,被服観の修得をめざします。 |
授業の到達目標 |
学位授与の方針との関連 | ||||||||||
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1)商品学的視点で,被服の商品特性を理解できる |
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2)身体の不自由なヒトの困難さについて共感的に理解できる |
3)アクセシブルデザインの意義を理解し,説明できる |
授業計画 |
回 | 内容 | 自習(事前・事後学習の内容) |
1 | はじめに:専門研究の進め方(3年担任:水谷) | 過去の専門研究の内容を振り返る。 |
2 | 研究室の割り振り・研究倫理 (3年担任:水谷) | 同 上 |
3 | テーマ:研究課題の設定にむけて 概 要:研究の社会的意義を踏まえ,問題意識を明らかにする (以下 全コマの水谷担当) |
研究の社会的意義(問題意識)を明確にした上で,自らの仮説にもとづき,それらを解決するための先行研究や統計調査をすすめる。 |
4 | テーマ:身体の不自由なヒトたちの暮らしⅠ 概 要:色覚特性の理解を通じて,色づかいの学びを深める |
同 上 |
5 | テーマ:身体の不自由なヒトたちの暮らしⅡ 概 要:高齢者の見え方を理解し,色づかいの学びを深める |
同 上 |
6 | テーマ:視覚情報のユニバーサルデザインⅠ 概 要:「誰もが見やすい配慮」について学ぶ |
同 上 |
7 | テーマ:視覚情報のユニバーサルデザインⅡ 概 要:「誰もが見やすい工夫」について学ぶ |
同 上 |
8 | テーマ:研究の企画・立案 概 要:先行研究を調査し,新たな課題(テーマ)を見つける |
同 上 |
9 | テーマ:研究Ⅰ(個別テーマ) 概 要:研究目的を明確化し,基礎統計資料を収集・分析する |
同 上 |
10 | テーマ:研究Ⅱ(個別テーマ) 概 要:仮説(調査内容)を検討する |
同 上 |
11 | テーマ:研究Ⅲ(個別テーマ) 概 要:フィールド調査(アンケート・インタビュー)を実施する |
フィールド調査を実施し,そこから得られたデータを整理・図表化することにより,これらデータの意味について考察する。 |
12 | テーマ:研究Ⅳ(個別テーマ) 概 要:フィールド調査の集計を実施する |
同 上 |
13 | テーマ:研究Ⅴ(個別テーマ) 概 要:フィールド調査の集計結果を分析する |
同 上 |
14 | テーマ:課題制作の計画策定 概 要:課題制作に向けて,準備に着手する |
同 上 |
15 | テーマ:前期のまとめ 概 要:課題制作のコンセプトを決定する |
フィールド調査の結果から,コンセプトを設定し,課題制作の準備をすすめる。 |
16 | テーマ:課題制作Ⅰ(試作) 概 要:課題制作を通じて,被服の商品特性への知見を深める |
計画に沿って,課題制作に取り組む。 |
17 | テーマ:課題制作Ⅱ(試作) 概 要:課題制作を通じて,被服の商品特性への知見を深める |
同 上 |
18 | テーマ:課題制作Ⅲ(試作) 概 要:課題制作を通じて,被服の商品特性への知見を深める |
同 上 |
19 | テーマ:課題制作Ⅳ(試作) 概 要:課題制作を通じて,被服の商品特性への知見を深める |
同 上 |
20 | テーマ:課題制作Ⅴ(試作) 概 要:課題制作を通じて,被服の商品特性への知見を深める |
同 上 |
21 | テーマ:課題制作Ⅵ(試作) 概 要:課題制作を通じて,被服の商品特性への知見を深める |
同 上 |
22 | テーマ:課題制作Ⅶ(試作) 概 要:課題制作を通じて,被服の商品特性への知見を深める |
同 上 |
23 | テーマ:課題制作Ⅷ(試作) 概 要:課題制作を通じて,被服の商品特性への知見を深める |
同 上 |
24 | テーマ:課題制作Ⅸ(試作) 概 要:課題制作を通じて,被服の商品特性への知見を深める |
同 上 |
25 | テーマ:課題制作Ⅹ(試作) 概 要:課題制作を通じて,被服の商品特性への知見を深める |
同 上 |
26 | テーマ:実証実験 概 要:実証実験を通じて,課題発見力を学ぶ |
実証実験や改善・改良などを経て,商品特性への知見を深める。 |
27 | テーマ:課題制作Ⅱ(改良・改善) 概 要:改善改良を通じて,問題解決力を学ぶ |
同 上 |
28 | テーマ:論文執筆 概 要:研究成果を論文にまとめる |
フィールド調査および課題制作の結果を論文にまとめ,それらを簡潔に説明するための発表資料を作成する。 |
29 | テーマ:報告会準備 概 要:報告会のための発表資料をまとめる |
同 上 |
30 | テーマ:報告会 概 要:これまでの研究成果を発表する |
所定時間内に研究成果を簡潔に発表する。 |
履修上の注意 |
自主的な調査・研究には,知識と経験の積み重ねが不可欠となります。 毎日最低1時間以上,文献・資料調査,もしくは課題の制作など,予習・復習を継続すること。 なお,2/3以上の出席がない場合には,単位取得できません。 |
成績評価方法・基準 |
平常点・受講態度(10%)+制作物・論文(50%)+報告会での研究発表(40%)にもとづき評価します。 成績評価にあたっては,授業への参加状況[発言,質問,グループワークでのリーダーシップなど]およびミニットペーパーや小テストの結果にもとづき,総合的に判断します。 なお,制作物・論文・発表資料のフィードバックについては,適宜行います。 ※ルーブリック評価については,第1回目の授業で説明します。 |
教科書 |
各自の研究テーマや専門分野に応じて指示します。 |
参考書 |
授業中に適宜指示します。 |
備 考 |
【望ましい学生】 「消費生活研究室(水谷ゼミ)」希望者は,以下の条件を満たすことが求められます。 ①「消費者力検定」や「色彩検定UC級」の有資格者もしくは資格取得に意欲的な学生を望みます。 ②フィールド調査は,授業の空き時間や休日に実施します。また,課題制作費は自己負担となります。 【質問・相談など】 質問や相談などは,授業時間やオフィスアワー(日時は掲示で確認のこと)そしてメールにて対応します。 【重要事項説明】 対面で授業を実施しますが,状況により,オンデマンド型授業をはじめ,代替措置を講じるほか,授業の順番や内容を変更することがありますので,Google_Classroomのクラス(ストリーム)を定期的に確認して下さい。 |
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