大学シラバスの手引き(PDF) 短大シラバスの手引き(PDF) | シラバス トップページへ 本 学 ホームページへ |
シラバス(公開版)
単位(総授業時間数+自習時間):4(60 + 120) |
対象学科:服専3年 |
授業形態:演習 学期:通年 必・選:必修 |
服飾文化専攻科目 |
植 松 公 威 |
授業概要 |
この授業では「教授学習心理学」の分野の研究活動に取り組む。目標としては,「教授学習心理学」に関する研究テーマを先行研究から選び,追試研究を行うことを目指す。選んだ先行研究をよく理解した上で,先行研究の実験方法などを模倣する形で新たな実験を準備,実施し,データを集計し,論文を作成する。特に,複数の要因に関して表や図を作成したり,結果を読み取ったりする訓練を行う。一連の活動を通して研究に必要なリテラシーやプレゼンテーション力を習得できるように教授する。 |
授業の到達目標 |
学位授与の方針との関連 | ||||||||||
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1 ワードやエクセルを用いてデータの集計と図表の作成,読み取りが行えるようになる |
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2 教授学習心理学の研究に必要な基礎的なリテラシー(読み書き能力)を身につける |
3 教授学習心理学の研究に興味をもち,今後の課題を見つけ,新たな仮説を立てられるようになる |
授業計画 |
回 | 内容 | 自習(事前・事後学習の内容) |
1 | はじめに:専門研究の進め方(3年担任:川又) 過去の専門研究の内容を振り返る |
シラバスを熟読すること。 |
2 | 研究室の割り振り・研究倫理(3年担任:川又) | あらかじめ質問内容を考えておくこと。 |
3 | 過去の研究テーマの調査(以下、全コマ植松担当) |
教授学習心理学の研究テーマを自主的に調べる。 |
4 | 研究テーマの選定 | 興味のある研究テーマをいくつかに絞る。 |
5 | 研究論文の構成について学ぶ | 論文の構成とそれぞれの意味について理解する。 |
6 | 先行研究の内容についてまとめる | 興味のある先行研究を選び,レポートする。 |
7 | 先行研究の内容について報告し,討論する | 選んだ先行研究についてレジュメを作成する。 |
8 | 実験の準備(質問紙,教材,課題などの作成) | 選んだ先行研究に基づいて実験計画を立てる。 |
9 | 実験の準備(実験で使う冊子の内容について構想を立てる) | 実験で使う冊子を作成する。 |
10 | 実験の準備(実験で使う冊子の作成) | 実験で使う冊子を作成し,点検する。 |
11 | 実験の準備(実験で使う冊子のチェックと印刷) | 実験で使う冊子を作成し,必要な部数印刷する。 |
12 | 実験の実施 | いつ,どこで,誰に実験を行うのか計画する。 |
13 | 実験の実施 | 実施の同意書を作成する。 |
14 | 実験の実施 | 必要な部数を配布し,回収する。 |
15 | 分析対象者を決める | 記入済みの冊子を回収し,群ごとに分ける。 |
16 | エクセルにデータを入力する | 記入済みの冊子を回収し,データを入力する。 |
17 | エクセルを使ってデータを集計する | 平均値や正答者数(率)を算出する。 |
18 | エクセルを使ってデータを分析する | 平均値や正答者数(率)の比較を行う。 |
19 | エクセルを使って表や図を作成する | 平均値や正答者数(率)の図表を作る。 |
20 | エクセルを使って表や図を作成する | 平均値や正答者数(率)の図表を作る。 |
21 | ワードによる研究論文の作成(問題と目的) | 仮説について書く。 |
22 | ワードによる研究論文の作成(方法) | 方法について書く。 |
23 | ワードによる研究論文の作成(結果) | 結果について書く。 |
24 | ワードによる研究論文の作成(考察) | 考察について書く。 |
25 | ワードによる研究論文の作成(まとめ) | 今後の課題について書く。 |
26 | 発表の準備(パワーポイントの画像の作成) | パワーポイントの画像を作成する。 |
27 | 発表の準備(発表原稿の作成) | 口頭発表の原稿を作成する。 |
28 | 発表の準備(パワーポイントの画像,発表原稿の作成) | 口頭発表の原稿とパソコンの画像を照合する。 |
29 | 発表の準備(リハーサル) | 事前に発表のリハーサルを行う。 |
30 | 研究発表 | 大きな声で自信をもって発表する。 |
履修上の注意 |
毎回,休まず出席すること。欠席する場合は必ず連絡を入れること。先行研究を熟読し,積極的に学び,作業を自主的に進めること。わからない点は相談すること。報告・連絡・相談を忘れずに。必修であるための義務感から取り組むのではなく,指導教官との共同研究として,お互いに議論や意見交換しながら,熱心に取り組むこと。とりわけ日本における学校教育のあり方を少しでも良いものに改善するための実証的研究を目指して取り組むこと。 |
成績評価方法・基準 |
研究に対する取り組み30%,論文の内容30%,研究発表の準備と当日のパフォーマンス40%。取り組みや論文については,その都度フィードバックしながら指導します。 |
教科書 |
必要に応じて授業前に資料(プリント)を配布する。 |
参考書 |
研究課題に応じて指示する。 |
備 考 |
質問等については,いつでもお答えします。各セッションの中で,または終了時に,あるいはオフィスアワーを利用して,質疑応答をすることも可能です。 |
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