大学シラバスの手引き(PDF) 短大シラバスの手引き(PDF) | シラバス トップページへ 本 学 ホームページへ |
シラバス(公開版)
単位(総授業時間数+自習時間):1(30 + 60) |
対象学科:服専4年 |
授業形態:演習 学期:後期 必・選:選択 |
服飾文化専攻科目 |
植 松 公 威 |
授業概要 |
実際に家庭科の教材づくりを通して,学習者にわかりやすく,学習者の理解を促進できる教材の内容と授業の方法について検討する。まず,この授業を履修する学生は教授者としてではなく,学習者として家庭科の単元を学ぶ必要がある。「学ぶ」とは受身的に情報を受け取ることではなく,学習者が主体的に,自らがもっている知識,経験を新しい情報と統合させながら知識を構成し直すことである。こうしたアクティブな「学び」をベースにして,納得するまで知識を探究できるように教材研究を指導する。 |
授業の到達目標 |
学位授与の方針との関連 | ||||||||||
|
アクティブな「学び」について理解する |
|
学習者の理解を促進できるような教材づくりを目指すことができる |
自らの教育活動について分析や評価ができるようになる |
授業計画 |
回 | 内容 | 自習(事前・事後学習の内容) |
1 | 「学ぶ」とは何か-構成主義によるアクティブラーニングの考え方- | 従来の暗記中心の見方と新しい考え方,見方を比べて理解すること。 |
2 | 「評価」とは何か | 「評価」の意味について理解すること。 |
3 | 家庭科の教科書を開く-指定した単元について理解する- | どんな小さな疑問点でも指摘すること。 |
4 | わからない点,疑問点について情報を集める | 図書館などを利用して資料を集める。 |
5 | わからない点,疑問点について問題解決を図る | 納得できるまで調べ,問題や疑問を解決できるように努力する。 |
6 | 実際に家庭科の教材を作る(パート1) | 教育目標を立て,評価課題を作成する。 |
7 | 実際に家庭科の教材を作る(パート2) | 教科書には書かれていない重要な情報を調べ,わかりやすい内容になりように心がける。 |
8 | 実際に家庭科の教材を作る(パート3) | 学習者の視点に立って,認知的葛藤を起こしたり,認知的葛藤を解決する情報の提示を目指す。 |
9 | 実際に家庭科の教材を作る(パート4) | 問題解決型のわかりやすい教材ができているか,全体を確認する。 |
10 | 作成した教材を発表し,議論する | 教材を人数分,印刷して,全体で討論する。 |
11 | 作成した教材を批判的に検討し,問題点を出す | わかりにくい表現,構成になっているところを指摘し,改善する。 |
12 | 実際に作成した教材を読み,課題を解く | 課題に正答できるようになっているかを検討する。 |
13 | 「誤った知識」のリバウンドとは何か | リバウンドの意味について理解し,どのように防ぐことができるか,考える。 |
14 | リバウンドが起きないような教材構成になっているか検討する | 認知的葛藤が起きるようになっているか,提示ルールはわかりやすく問題解決型の内容になっているか,点検する。 |
15 | まとめ | 感想,意見,今後の課題などを出して,話し合う。 |
履修上の注意 |
チームで教材研究するため,無断で休まないこと。 |
成績評価方法・基準 |
授業への取り組み40%,まとめとしてのレポート課題60%(レポートの内容についてはフィードバックする)。 |
教科書 |
授業前に中学校,高校の家庭科教科書を配布する。 |
参考書 |
授業の中で紹介する。 |
備 考 |
相談や質問等については各回の授業中,終了後,あるいはオフィスアワーで受け付ける。 |
Copyright © Mishima Gakuen All Rights Reserved. |