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シラバス(公開版)

2024年度 

 
  染色加工学実験
[ A-3-d-08-3-3 ]
 

 単位(総授業時間数+自習時間):1(45 + 30)
 対象学科:服専3年
 授業形態:実験 学期:前期 必・選:選択
 服飾文化専攻科目
 伊豆田 友 美

授業概要
染色加工で学んだ知識をさらに深めるために,工業的な視点で,前処理工程,染色実験,染色堅牢度試験,加工実験について教授する.染色実験では,天然染料による染色方法,合成染料による染色方法,測色,染着率の測定方法について教授する.また,染色堅牢度試験では,染色堅牢度の測定方法とその評価方法について,加工実験では風合い改善,性能向上等,繊維の特性に応じた加工方法について教授する.実験は全てグループワークとする.

授業の到達目標
 
学位授与の方針との関連
 
・染色に関する基本的な理論を理解する.
0.3 0.5 0.2
 
・実験で得た結果を分析し,応用する技術を身につける.
 
・実験を通して論理的思考や倫理観等を身につける.
 

授業計画
 
内容 自習(事前・事後学習の内容)
 
1 はじめに:実験の進め方,グループ構成,色相実験 教科書「第1章」3~8頁を精読する.レポート作成方法のプリントを熟読し,レポート作成にとりかかり,次回提出.
教科書で次項実験項目について目を通す.(教科書該当「第3章」13~17頁)
 
2 前処理工程実験 グループワーク 前処理工程実験についてのレポートを作成し,次回提出.
教科書で次項実験項目について目を通す.(教科書該当「第1章」3~8頁)
 
3 染色溶液に関する実験 グループワーク 染色溶液に関する実験についてのレポートを作成し,次回提出.
教科書で次項実験項目について目を通す.(教科書該当「第5章」41~46頁)
 
4 染色条件に関する実験 グループワーク 染色条件に関する実験についてのレポートを作成し,次回提出.
教科書で次項実験項目について目を通す.(教科書該当「第4章」18~40頁)
 
5 合成染料による染色① 直接染料,酸性染料,分散染料 グループワーク 合成染料による染色実験についてのレポートを作成する.
教科書で次項実験項目について目を通す.(教科書該当「第4章」18~40頁)
 
6 合成染料による染色② 反応染料 グループワーク 合成染料による染色実験についてのレポートを作成し,次回提出.
教科書で次項実験項目について目を通す.(教科書該当「第1章」3~8頁)
 
7 染色布の測定に関する実験 グループワーク 染色布の測定に関する実験についてのレポートを作成し,次回提出.
教科書で次項実験項目について目を通す.(教科書該当「第9章」69~77頁)
 
8 染色堅牢度試験① 試料準備 グループワーク 染色堅牢度についてのレポートを作成する.
教科書で次項実験項目について目を通す.(教科書該当「第9章」69~78頁)
 
9 染色堅牢度試験② 各種試験 グループワーク 染色堅牢度についてのレポートを作成する.
教科書で次項実験項目について目を通す.(教科書該当「第9章」69~78頁)
 
10 染色堅牢度試験③ 測定と評価 グループワーク 染色堅牢度についてのレポートを作成し,次回提出.
教科書で次項実験項目について目を通す.(教科書該当「第7章」54~66頁)
 
11 天然染料による染色① 染料の抽出と染色 天然染料による染色についてのレポートを作成する.
教科書で次項実験項目について目を通す.(教科書該当「第7章」54~66頁)
 
12 天然染料による染色② 媒染を用いた染色 天然染料による染色についてのレポートを作成し,次回提出.
教科書で次項実験項目について目を通す.(教科書該当「第12章」97~101頁)
 
13 加工実験① 風合いを整える・変える加工 加工実験についてのレポートを作成する.
教科書で次項実験項目について目を通す.(教科書該当「第12章」102~109頁)
 
14 加工実験② 機能を付与する加工 加工実験についてのレポートを作成し,次回提出.
 
15 総括 実験のまとめとレポートの校正箇所を振り返る.
 

履修上の注意
安全に配慮し薬品や火気に注意を怠らない.白衣着用・髪を束ねておくこと.
必要に応じて電卓を持参する(携帯電話不可).指定の実験ノートとファイルを使用する.
実験毎にレポートを求めるので,指定期日までに提出すること.事前事後には指定教科書に目を通すこと.
選択科目であるが,TA取得希望者は必ず履修すること.

成績評価方法・基準
評価は,①実験が終了する毎に提出するレポートに対して50% ②グループで協力しながら実験結果を出すことに対して50%
ルーブリック評価は第1回目の授業で説明する.レポートは後日添削して返却する.

教科書
[染色加工学] [一般社団法人 日本衣料管理協会] [2200円 (2年次に購入済)]

参考書
必要に応じて紹介する.

備 考
質問等は授業終了時あるいはオフィスアワー(曜日時間は掲示で確認)で受け付ける.
評価と実験の進め方は1回目の授業で説明する.5回を超えて欠席した者は評価の対象としない.

 
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