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シラバス(公開版)

2024年度 

 
  被服平面造形実習Ⅱ
[ A-3-c-10-3-4 ]
 

 単位(総授業時間数+自習時間):1(45 + 45)
 対象学科:服専4年
 授業形態:実習 学期:前期 必・選:選択
 服飾文化専攻科目
 川 又 勝 子

授業概要
 日本固有の衣服である和服の製作方法について指導する。和服の素材や文様には日本の伝統文化が凝集されていると言われているが、縫製方法にも伝統的技術が集約されている。この実習では、3年次後期の被服平面造形実習Ⅰで習得した和服についての基礎知識と手縫いの基礎技術を発展させて、大裁男子単衣長着製作方法を指導する。この製作を通して、男子用と女子用の長着の違いについて理解させるとともに、素材に適した仕立て方の違いについて理解させる。

授業の到達目標
 
学位授与の方針との関連
 
和服の基本的な知識について理解できる。
 
男子用和服の構成を理解し、着装・帯結びができる。
 
和服縫製の基礎知識と基本的技術を習得する。
 

授業計画
 
内容 自習(事前・事後学習の内容)
 
1 基礎学習(構成・材料・採寸) 、裁ち切り平面図・折り積り図の作成 ワークシート完成、運針練習、材料準備
 
2 裁断 ワークシート完成、運針練習
 
3 袖の標付け、袖縫い、袖口留め ワークシート完成、袖縫い
 
4 袂丸み、人形、袖口の始末 ワークシート完成、袖口絎け
 
5 後身頃・内揚げの標付け ワークシート完成、終わらなかった作業を終わらせる
 
6 前身頃・衽の標付け、衿下三つ折り絎け ワークシート完成、衿下三つ折り絎け、
 
7 背縫い、内揚げ縫い ワークシート完成、終わらなかった作業を終わらせる
 
8 肩当て作り、肩当て付け、居敷当て付け ワークシート完成、肩当て・居敷当て絎け
 
9 衽付け、衽縫い代の始末 ワークシート完成、衽縫い代絎け
 
10 共衿付け準備、衿付け、衿先布付け ワークシート完成、終わらなかった作業を終わらせる
 
11 三つ衿芯、衿先、衿絎け ワークシート完成、衿絎け
 
12 共衿掛け、脇縫い ワークシート完成、共衿絎け、脇縫い
 
13 脇縫い代始末、褄角作り ワークシート完成、脇縫い代絎け
 
14 裾の始末、袖付け留め、袖付け ワークシート完成、裾絎け
 
15 袖縫い代の始末、仕上げ ワークシート完成、提出期限までに不備を訂正する
 
16 着装実習、授業のまとめ 提出期限までに不備を修正し、着付けを復習する
 

履修上の注意
 被服平面造形実習Ⅰの単位を修得していること。遅刻・欠席をしないこと。他の人に迷惑をかけないこと。時間内に進められなかった箇所は次回までに必ず行ってください。ワークシートもきちんとまとめてください。反物・縫い糸については初回に説明するので、各自で準備してください。実習費(縫い針・絎け針・新モス等)として700円程度を徴収します。

成績評価方法・基準
 提出物(ワークシートや製作品等)による評価を55%、受講状況(参加状況・ミニットペーパー)を45%として評価します。なお、提出物やミニットペーパーはコメントを付して後日返却します。

教科書
〔和 裁〕〔斎藤輝子・細目しげ子・大塚 静子〕〔東北生活文化大学三島学園女子短期大学和裁研究室〕〔非売品〕(必要箇所を印刷して配布します)

参考書
なし(必要に応じて、プリント等を配布します)

備 考
 ルーブリックを授業初回に配布するので、学習目標としてください。受講生の進度によりシラバス内容が前後する事があります。質問等はオフィスアワー(曜日時間は掲示で確認)に受け付けます。

 
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