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シラバス(公開版)

2024年度 

 
  被服造形実習Ⅱ
[ A-3-c-06-3-2 ]
 

 単位(総授業時間数+自習時間):1(45 + 30)
 対象学科:服専2年
 授業形態:実習 学期:後期 必・選:選択
 服飾文化専攻科目
 菊 地 紗 代

授業概要
 衣服製作の一連の工程を通し,衣服の基本的構造,制作過程を学び,専門的な知識・技術の習得を目指す。課題として裏付きスカートを製作させる。パターンは基本のセミタイトとし,ウール素材のチェック柄を用いて柄合わせを学ばせる。採寸,裁断,仮縫い・補正,ウール生地の他,裏地などの副資材の取り扱い,ファスナー・ベルトの縫製方法などについて教授し,理解を深めさせる。また、小物制作を通してファスナー付けの技術を習得させる。オーダー・お直し,服飾教育現場に携わった講師が指導する。

授業の到達目標
 
学位授与の方針との関連
 
・スカートの製図ができる。
0.2 0.6 0.2
 
・専門的な縫製知識・技術を身につける。
 

授業計画
 
内容 自習(事前・事後学習の内容)
 
1 スカートについて,採寸,製図,用布の見積 製図の復習をしておく。製図を完成させ,提出する。制作ノート作成。材料の準備。
 
2 パターンカット,表地:地直し,裁断,印付け 指定箇所まで作業を終わらせる。制作ノート作成。
 
3 仮縫い,シーチングベルト作製 指定箇所まで作業を終わらせる。制作ノート作成。
 
4 試着 指定箇所まで作業を終わらせる。制作ノート作成。
 
5 補正 指定箇所まで作業を終わらせる。制作ノート作成。
 
6 縫い代整理,裏地・ベルト裁断,縫製工程確認 指定箇所まで作業を終わらせる。制作ノート作成。
 
7 部分縫い①コンシールファスナー付け(表地) 部分縫いを完成させる。制作ノート作成。
 
8 本縫い①表地:ロックミシン,左脇,コンシールファスナー付け 部分縫いを完成させる。制作ノート作成。
 
9    ②表地:ダーツ,右脇,裾始末 
   ③裏地:脇,裾
指定箇所まで作業を終わらせる。制作ノート作成。
 
10 部分縫い②コンシールファスナー付け(裏地)   指定箇所まで作業を終わらせる。制作ノート作成。
 
11 本縫い④裏地:コンシールファスナー付け
   ⑤表地・裏地:中綴じ,ウエスト始末
指定箇所まで作業を終わらせる。制作ノート作成。
 
12    ⑥ベルト作り 指定箇所まで作業を終わらせる。制作ノート作成。
 
13    ⑦ベルト付け,前カン付け,仕上げ 課題・制作ノートを完成させる。
 
14 小物制作(ポーチ)フラットニットファスナー付け 課題・制作ノートを完成させる。
 
15 スカート試着,プレゼンテーション プレゼンテーションの準備をする。
全行程を振り返る。
 

履修上の注意
被服実習Ⅰを履修していること。
第一回目の授業時に自分のスカート原型(タイトスカートのパターン)を持参すること。
裁縫用具一式を毎回持参すること。遅刻・欠席をしないこと。
進度に遅れが出た場合は,必ず次回までに終わらせておくこと。
材料費は各自負担。

成績評価方法・基準
提出物60%,受講状況(作業状況,制作ノート)を40%として評価する。
未提出がある場合は評価対象としないことがある。
課題については,授業中にフィードバック,又は後日添削して返却する。

教科書
〔文化ファッション大系 改訂版・服飾造形講座② スカート・パンツ 文化服装学院編〕〔文化出版局〕〔1,870円〕

参考書
〔アパレル設計実習 アパレル生産実習〕〔日本衣料管理協会〕〔2,750円〕                      〔ファッション造形 基礎〕〔実教出版〕

備 考
実習内容や課題は,作業の進行状況等により,変更する場合がある。
ルーブリック評価については第一回目の授業で説明する。
質問等は授業終了時あるいはオフィスアワー(曜日時間は掲示で確認)で受け付ける。

 
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