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シラバス(公開版)

2024年度 

 
  消費生活論
[ A-3-a-01-1-2 ]
 

 単位(総授業時間数+自習時間):2(30 + 15)
 対象学科:服専2年
 授業形態:講義 学期:前期 必・選:必修
 服飾文化専攻科目
 水 谷   浩

授業概要
私たちは,誰もが「消費者」である。さまざまな商品やサービスを購入し,それらを利用(消費)し,暮らしている。そうしたなか「経済的に効率良く,地球環境にも配慮し,暮らしていくためには,合理的な意思決定を行うための智慧(消費者力)が求められる。
本講義では,消費生活協同組合での実務経験や『消費生活コンサルタント(第46期)』としての経歴を活かし,消費者問題の歴史的変遷を解説するともに,消費者・行政・企業の事例研究を通じて「現代社会を生きていくために知っておくべきこと,暮らしに役立つこと(消費者力)」の修得をめざしている。

授業の到達目標
 
学位授与の方針との関連
 
1)現代社会に欠かせない智慧として,消費者問題を理解できる
0.4 0.6
 
2)全ての人に関わる問題と認識し,消費者問題を説明できる
 
3)今後の消費者・行政・企業のあるべき姿について説明できる
 

授業計画
 
内容 自習(事前・事後学習の内容)
 
1 テーマ:授業のすすめ方・評価,消費者力の説明
概 要:現代社会を生きていくための智慧とは?
 授業計画やテキストなどを参考にして,予習すること。
 講義ノートを読み直し,学習内容の振り返り(復習)を行うこと。
 
2 テーマ:消費者政策の歴史
概 要:消費者保護基本法から消費者基本法へ転換した理由は?

          同 上
 
3 テーマ:消費者政策の理念と歴史
概 要:消費者の4つの権利から6つの権利へ発展した理由は?
「消費者の4つの権利」と「消費者の6つの権利」についてA4用紙2枚(1,600字以上)のレポートにまとめ提出。
 
4 テーマ:消費者行政と消費者関係法
概 要:消費者に役立つ様々な法律を学ぶ

          同 上
 
5 テーマ:消費生活の安全の確保
概 要:消費生活相談員の役割を学ぶ

          同 上
 
6 テーマ:広告・表示の適正化
概 要:景品表示法関連法令と事例について学ぶ
インターネット取引における広告・表示規制について調べ,A4用紙2枚(1,600字以上)のレポートにまとめ提出。
 
7 テーマ:消費者契約の適正化
概 要:消費者契約法と重要説明事項を学ぶ

          同 上
 
8 テーマ:企業と業界団体の責務
概 要:消費者・顧客志向の経営を学ぶ

          同 上
 
9 テーマ:消費者対応部門の役割と機能
概 要:企業の消費者対応を学ぶ
企業・業界団体などの消費者対応を調べ,その概要をまとめるとともに,その取り組みに対する所感についてA4用紙2枚(1,600字以上)のレポートを作成し,提出。
 
10 テーマ:業界団体の消費者対応
概 要:通販110番や訪問販売110番などの事例について学ぶ

          同 上
 
11 テーマ:消費者教育
概 要:国民生活センターや日本消費者協会を事例について学ぶ
「現代社会を生きていくために知っておくべきこと,暮らしに役立つこと」の視点から,これまでの授業のなかで,最も印象に残ったことについて要約し,考察を加え,A4用紙2枚(1,600字以上)のレポートにまとめ提出。
 
12 テーマ:消費生活における情報の重要性
概 要:合理的な意思決定とは?

          同 上
 
13 テーマ:消費生活情報の現況Ⅰ
概 要:暮らしに役立つ情報を見極めるには?

          同 上
 
14 テーマ:消費生活情報の現況Ⅱ
概 要:賢い消費行動の実践に向けて

          同 上
 
15 テーマ:まとめ
概 要:消費者力検定の紹介

          同 上
 

履修上の注意
2/3以上の出席がない場合には,単位を取得することはできません。

成績評価方法・基準
平常点・受講態度(35%)+課題の提出状況(30%)+レポート試験の成績(35%)に基づき評価する。
成績評価にあたっては,授業への参加状況[発言,質問,グループワークでのリーダーシップなど]およびミニットペーパーや小テストの結果にもとづき,総合的に判断します。
なお,課題については,授業中にフィードバックをします。
※ルーブリック評価については,第1回目の授業で説明します。

教科書
〔消費生活論〕〔(社)日本衣料管理協会〕〔(社)日本衣料管理協会〕〔1600円〕

参考書
授業中に適宜指示します。

備 考
【事前もしくは同時に受講して欲しい講義】
 「キャリアサポートⅠ」「キャリア開発Ⅱ」
【質問・相談など】
 質問や相談などは,授業時間やオフィスアワー(日時は掲示で確認のこと)そしてメールにて対応します。
【重要事項説明】
対面で授業を実施しますが,状況により,オンデマンド型授業をはじめ,代替措置を講じるほか,授業の順番や内容を変更することがありますので,Google_Classroomのクラス(ストリーム)を定期的に確認して下さい。

 
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