大学シラバスの手引き(PDF) 短大シラバスの手引き(PDF) | シラバス トップページへ 本 学 ホームページへ |
シラバス(公開版)
単位(総授業時間数+自習時間):6(180 + 90) |
対象学科:健専3年・健専4年 |
授業形態:演習 学期:通年 必・選:選択 |
健康栄養学専攻科目 |
中 尾 真 理 |
授業概要 |
本講座では、臨床医学、特に臨床医学上栄養・食事摂取に強く関連する摂食嚥下に関連したテーマについての課題研究を行う。具体的には、摂食嚥下障害患者に供される適切な食形態(嚥下調整食・とろみ)について、摂食嚥下障害患者家族の介護負担と精神的健康などのテーマが想定される。特に現在多くの国で導入されている嚥下調整食の標準的基準IDDSIについて学ぶ機会が得られる。担当テーマについて、文献を熟読し、教員とともに解決したいクリニカルクェスチョンを設定する。研究設計に基づいて、実験・データ整理と解析(統計学的処理を含む)を行い、教員はそのプロセスをサポート、指導する。学生が得られた結果を元にクリニカルクェスチョンの解決につながる考察を得て、研究のプレゼンテーションを行うプレセスを支援する。学術的発表・文献引用などの基本的ルールを学生に身につけさせる。 |
授業の到達目標 |
学位授与の方針との関連 | ||||||||||
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解決したいクリニカルクエスチョンの選定・設定が教員のサポートのもとできるようになる。 |
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研究設計に基づき、実験・データ収集・整理を行うことができる。 |
得られた結果から、クリニカルクェスチョンの解決につながる考察を得ることができる。 |
研究内容をわかりやすくプレゼンテーション資料にまとめ、論文にすることができる。 |
学術的発表・文献引用などの基本的ルールを身につける。 |
授業計画 |
回 | 内容 | 自習(事前・事後学習の内容) |
1 | 1ー2回 ガイダンス | テーマ周辺の重要文献・出版物を精読 |
2 | 3ー5回 クリニカルクエスチョン策定 | クリニカルクエスチョン策定の仕方を学び、PECOの形にすることを学ぶ。 |
3 | 6ー8回 先行文献検索 | 医学中央雑誌、pubmed、google scholarなどを用いて先行文献を検索精読してPECOをブラッシュアップする。 |
4 | 9ー10回 研究設計立案 | PECOを研究の設計に落とし込む。実験もしくはデータ処理の計画を立てる。 |
5 | 11ー34回 研究の実施と指導 | 自身の建てた研究設計に基づいて実験もしくはデータの整理・統計解析を行う。自主的に研究を進める。解析の意味と結果の解釈を行う。 |
6 | 35ー40回 プレゼンテーションの準備 | 結果と考察をパワーポイントスライドにまとめる。クリニカルクエスチョンが解決したかを示す。発表原稿を作成し発表の練習をする。 |
7 | 41回 研究発表 | 質疑応答を想定する。発表後質疑応答内容に基づいて改善できる点があれば修正・改善をする。 |
8 | 42ー43回 論文作成・提出 | 発表を踏まえて論文を修正し提出する。 |
9 | 44ー45回 ポスター作成 | 研究報告をポスターにまとめる。 |
履修上の注意 |
研究テーマは教員より提示される。内容については学生と相談の上決定を行う。 研究テーマに関する情報・論文など積極的に収集する意欲が必要である。 データを集計、処理するため、パソコンを使用する。基本的なパソコンの操作能力が必要である。表計算ソフトを使用する。 状況により時間割の時間外で行うこともある。 研究の内容やデータ処理について教員のアドバイスに従う。無断欠席をしないこと。 11ー34回の間に研究テーマに関連した特別講義を挟む可能性がある。 |
成績評価方法・基準 |
研究態度50% 研究発表30% 論文の内容20%を総合して成績評価を行う。 |
教科書 |
課題内容に応じて提示。 |
参考書 |
必要に応じ紹介。 |
備 考 |
3年後期~4年通年 質問については随時対応するが、メールであらかじめアポイントメントを取得することが望ましい。 |
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