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シラバス(公開版)

2024年度 

 
  公衆栄養学臨地実習Ⅱ
[ B-3-k-06-5-4 ]
 

 単位(総授業時間数+自習時間):1(45 + 15)
 対象学科:健専4年
 授業形態:実習 学期:通年 必・選:選択/管栄(必)
 健康栄養学専攻科目
 栗 山 孝 雄

授業概要
本実習は、「公衆栄養学臨地実習Ⅰ」を履修した者のみが履修できる。
本実習は、「公衆栄養学臨地実習Ⅰ」とは異なる施設に赴き、現場の行政栄養士の役割や業務について学習する。具体的には、以下の内容を扱う。
【1】実習前に、本学実習担当教員が実習日程や課題の確認を行い、実習に必要な知識や技術の確認、助言を行う。
【2】実習施設の行政栄養士やスタッフが、地域住民の適正な栄養管理と健康実現を目指すための政策や手法を教授する。
【3】実習終了後に、本学実習担当教員が終了後のまとめに関する指導、助言を行う。

授業の到達目標
 
学位授与の方針との関連
 
保健所や市町村保健センターの行政栄養士の役割を理解する。
 
地域住民への栄養や健康に関する情報発信の方法を習得する。
 
公衆栄養活動を行う際に必要な知識や技術を身につける。
 

授業計画
 
内容 自習(事前・事後学習の内容)
 
1 ガイダンス 「公衆栄養学」や「家政特別講義Ⅳ」で扱った栄養行政、保健所と市町村の役割、行政栄養士の業務と役割について復習しておく。
 
2 実習配属先との事前の打合せ 配属先の管理栄養士より、実習のスケジュール、持ち物、事前課題等の説明がある。教わった内容について理解する。
 
3 事前学習の確認と指導 実習先(保健所、市町村)の特徴、組織、管理栄養士の役割について調べ、実習ノートにまとめる。
事前課題に取り組む。
 
4 実習:保健所または市町村で行う
※PBL、グループワーク、プレゼンテーション、フィールドワーク
施設の特徴、ならびに管理栄養士の業務と役割を確認する。
 
5 【1 保健所で実習を行う場合】
※PBL、グループワーク、プレゼンテーション、フィールドワーク
保健所の役割を理解する。
 
6 (1)保健所スタッフによる講話:保健所の業務・役割について、スタッフの業務・役割について
※PBL、グループワーク、プレゼンテーション、フィールドワーク
「家政特別講義Ⅳ」の保健所栄養士による特別講義の内容を復習しておく。そのうえで、実習先の組織ごとの業務・役割を確認する。
 
7 (2)保健所栄養士による講話:保健所栄養士の業務、役割について
※PBL、グループワーク、プレゼンテーション、フィールドワーク
「家政特別講義Ⅳ」の保健所栄養士による特別講義の内容を復習しておく。そのうえで、実習先の行政栄養士の業務・役割について理解を深める。
 
8 (3)保健所活動の実際:保健所栄養士が係る広域的・専門的な業務の実際
※PBL、グループワーク、プレゼンテーション、フィールドワーク
保健所栄養士の実際の活動を理解する。
 
9 【2 市町村で実習を行う場合】
※PBL、グループワーク、プレゼンテーション、フィールドワーク
市町村の役割を理解する。
 
10 (1)市町村スタッフによる講話:市町村の業務、役割について、スタッフの業務・役割について
※PBL、グループワーク、プレゼンテーション、フィールドワーク
「家政特別講義Ⅳ」の市町村栄養士による特別講義の内容を復習しておく。そのうえで、実習先の組織ごとの業務・役割を確認する。
 
11 (2)市町村栄養士による講話:市町村栄養士の業務、役割について
※PBL、グループワーク、プレゼンテーション、フィールドワーク
「家政特別講義Ⅳ」の市町村栄養士による特別講義の内容を復習しておく。そのうえで、実習先の行政栄養士の業務・役割について理解を深める。
 
12 (3)市町村活動の実際:市町村栄養士が係る地域的・一般的な業務の実施
※PBL、グループワーク、プレゼンテーション、フィールドワーク
市町村栄養士の実際の活動を理解する。
 
13 実習後のまとめ 学習した内容全体を復習する。
 
14 公衆栄養学臨地実習報告会での報告
※プレゼンテーション
実習内容をまとめ、報告の準備をする。
 
15 公衆栄養学臨地実習報告会の聴講 公衆栄養活動の実際を理解する。
 

履修上の注意
①公衆栄養学、公衆栄養学実習の単位を取得していないと、本実習は履修できない。
②公衆栄養学臨地実習Ⅰを履修していないと、本実習は履修できない。
③家政特別講義Ⅳを履修すること。
④本科目の履修者は、本科目の単位を取得できないと、管理栄養士国家試験受験資格を取得できない。
⑤実習以前の生活態度や学習態度に問題があり、指導しても良くならない場合は、実習を取り止めることがある。その点を十分注意すること。
⑥実習の配属先ならびに実習の時期は、他の実習の実施時期、履修者の学習状況を参考に、担当教員が実習施設の担当者と協議して決定する。
⑦実習先では学生ではなく、施設のスタッフとして施設職員や地域住民と接することになる。態度や言葉遣い、振る舞いに気を付けること。
⑧感染症の流行、震災などの自然災害の発生などにより、実習が中止となる場合がある。その場合は実習日程や実習施設の変更、オンライン(リモート)実習、学内実習等で対応する。
⑨公衆栄養学臨地実習報告会は、自分の報告がない会にも出席し、他施設の実習内容について学習する。

成績評価方法・基準
・実習態度(50%)、提出物の内容(30%)、実習報告(20%)などをルーブリックを用いて、総合的に評価する。
※実習態度とは遅刻・早退の状況、巡回担当者の報告、配属先の担当者からの報告などを指す。
・提出物については、適宜フィードバックを行う。

教科書
〔臨地実習テキスト〕〔大学オリジナル〕(※)「家政特別講義Ⅳ」で配布
〔公衆栄養学〕〔荒牧礼子・今井絵理〕〔化学同人〕〔2,600円(※)「公衆栄養学」教科書として購入済み
〔管理栄養士・栄養士になるための国語表現〕〔田中貞一郎ほか〕〔萌文書林〕〔1,800〕
 (※)「健康栄養学総合演習Ⅰ」教科書として購入済み

参考書
なし。授業内で適宜紹介する。

備 考
実習の事前指導、事後指導に関する質問等については、授業終了時またはオフィスアワー(曜日時間は掲示で確認)にて受付ける。
実習現場での質問等については、実習担当の管理栄養士が対応可能な時に質問する。

 
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