大学シラバスの手引き(PDF) 短大シラバスの手引き(PDF) シラバス トップページへ 本 学 ホームページへ

シラバス(公開版)

2024年度 

 
  公衆栄養学実習
[ B-3-h-02-3-3 ]
 

 単位(総授業時間数+自習時間):1(45 + 15)
 対象学科:健専3年
 授業形態:実習 学期:後期 必・選:選択/栄(必)/管栄(必)
 健康栄養学専攻科目
 栗 山 孝 雄

授業概要
本実習では、「公衆栄養学」で学習した内容をもとに、保健所や市町村保健センターの行政栄養士、地域での健康・栄養活動に携わる管理栄養士や栄養士が扱う健康や栄養に関する事業を中心に、公衆栄養活動を展開する上で必要な知識や手法を教授する。具体的には、公衆栄養活動の企画から評価までの一連の流れ、地域住民へのポピュレーションアプローチの実際などを扱う。
本実習の内容は、公衆栄養学臨地実習Ⅰ・Ⅱでの実践活動に結びつくものである。

授業の到達目標
 
学位授与の方針との関連
 
公衆栄養活動を行う際に必要な知識や技術を身につける。
0.15 0.15 0.15 0.3 0.1 0.15
 
ポピュレーションアプローチについて理解する。
 
公衆栄養活動の企画から評価までの流れを理解する。
 

授業計画
 
内容 自習(事前・事後学習の内容)
 
1 公衆栄養活動とは? (1)保健所、市町村保健センターの役割 教科書p.44を復習しておく。公衆栄養活動の現場の役割について、事例で扱った内用を確認する。
 
2 公衆栄養活動とは? (2)行政栄養士の役割 教科書p.42 表3.1より行政栄養士の役割を復習しておく。課題を通じて、行政栄養士の役割を理解する。
 
3 健康問題に関する状況判断の実際
※グループ・ワーク
状況判断の際、自分の考えを発表することと同時に、他の人の考えをじっくり聴くことが大事であることを理解する。状況判断の際、さまざまなものの見方、考え方があることを理解する。
 
4 地方自治体の健康増進計画について 教科書p.68~74 健康日本21(第二次)、p.77 都道府県健康増進計画を復習の上、受講する。都道府県が抱える健康問題について、課題と対応を検索する。そのうえで、対策について考える。
 
5 地域住民の健康増進に関する活動 (1)課題提示、情報検索 地域住民の健康課題の対策について考える。復習として、各自が考えた活動内容が、実現可能なものであるかを確認する。
 
6 地域住民の健康増進に関する活動 (2)事例の見学
第5回の作業内容を踏まえ、事例見学を行う。見学を通じて理解した点、疑問点などを確認する。

 
7 地域住民の健康増進に関する活動 (3)発表、まとめ
※グループ・ディスカッション


第6回で学習した内容を確認する。復習として、発表で気づいたこと、他の人の発表から学んだこと、自分の考えに生かせる点などを確認する。
 
8 食生活改善に関する実習 (1)課題の提示、事業の企画
※グループ・ワーク
教科書「第5章」を復習しておく。
実習を通じて、PDCAサイクルの「計画」について扱う内容を確認する。
 
9 食生活改善に関する実習 (2)企画書・栄養教育用リーフレットの作成
※グループ・ワーク
第8回の作業状況を確認する。復習として、企画書とリーフレットの作成に必要な公的情報の内容を点検する。
 
10 食生活改善に関する実習 (3)企画書の説明・栄養教育の準備
※グループ・ワーク
第9回の作業状況を確認する。復習として、企画書の内容と栄養教育の内容、リーフレットの内容に矛盾がないか振り返る。
 
11 食生活改善に関する実習 (4)企画書の説明・栄養教育、評価
※グループ・ワーク
第10回の内容を確認する。復習として、PDCAサイクルの「実施」で必要なことの確認を行う。
 
12 食生活改善に関する実習 (5)企画書、栄養教育の見直し、修正作業
※グループ・ワーク
第11回の内容を確認する。復習として、PDCAサイクルの「評価」について重要な点を確認する。
 
13 食生活改善に関する実習 (6)企画書、栄養教育用リーフレットの修正作業、説明・発表の準備
※グループ・ワーク
第12回の作業状況を確認する。復習として、企画書の内容と栄養教育の内容、リーフレットの内容に矛盾がないか振り返る。
 
14 食生活改善に関する実習 (7)企画書の説明・栄養教育(2回目)、評価
※グループ・ワーク
第13回の内容を確認する。復習として、PDCAサイクルの「実施」で必要なことの確認を行う。
 
15 食生活改善に関する実習 (8)企画書の説明、栄養教育(2回目)の振り返り、まとめ
※グループ・ワーク
第14回の内容を確認する。復習として、2回めの「評価」で良かった点、改善すると良くなる点を確認する。
 

履修上の注意
①遅刻は、始業時から30分以内とする。それを越えた場合は原則「欠席」とする。ただし、通学時の事故等、やむを得ない理由の場合は考慮するので、必ず教員に申告すること。
②作業内容によっては、実習時間外、集中講義期間等に行うものもある。
③感染症の流行、震災の発生、台風の接近など登校できない状況の際は、遠隔授業で行うこともある。
④本科目の単位を取得できないと、「公衆栄養学臨地実習Ⅰ・Ⅱ」を履修できない。
⑤本科目の単位を取得できないと、管理栄養士国家試験受験資格、栄養士免許を取得できない。

成績評価方法・基準
・グループワークでの作業状況(40%)、提出物(50%)、受講態度(10%)で成績評価を行う。 
※受講態度については、①遅刻が多い、②実習と関係ない行為を行うなどの問題がある場合、状況に応じて減点する。
・提出物については、後日フィードバックを行う。

教科書
〔公衆栄養学〕〔荒牧礼子ほか〕〔化学同人〕〔2,600円〕

参考書
なし。授業内で適宜紹介する。

備 考
質問等については、授業終了時またはオフィスアワー(曜日、時間は掲示で確認)にて受付ける。

 
Copyright © Mishima Gakuen All Rights Reserved.