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シラバス(公開版)

2024年度 

 
  臨床栄養学実習Ⅰ
[ B-3-g-05-1-3 ]
 

 単位(総授業時間数+自習時間):1(45 + 15)
 対象学科:健専3年
 授業形態:実習 学期:前期 必・選:選択/栄(必)/管栄(必)
 健康栄養学専攻科目
 髙 橋   文

授業概要
 本科目は、治療食の献立作成および食事提供を行ってきた経験を生かし、臨床栄養学Ⅱで学修した栄養食事療法を基に、疾患別の献立作成について指導する。一般食の食品構成および献立作成の基礎から、疾患別の治療食献立への展開方法について学び、作成した献立を調理し供食を通じて評価と検討を行う。献立作成には疾患についての知識が必須であり、調理実習ではグループで行うため、コミュニケーションが必要とされる。この一環の流れを通して、治療食の特色を学び、多様化する病態に対応できる実践能力とチームとしての役割について修得する。

授業の到達目標
 
学位授与の方針との関連
 
治療食の種類および特徴について理解し、説明ができる。
0.2 0.1 0.4 0.1 0.2
 
疾患および病態に応じた適切な治療食の献立作成ができる。
 
献立表を基に、調理、盛付、供食を行い、治療食の評価ができる。
 

授業計画
 
内容 自習(事前・事後学習の内容)
 
1 ガイダンス、臨床栄養学と食事療法について 第1章(p2~12)を予習・復習する
 
2 一般治療食と特別治療食について、食品構成と献立作成 第1章(p13~22)を予習・復習する
 
3 一般治療食の献立作成 第2章(p25~44)を予習・復習する
 
4 エネルギーコントロール食について、糖尿病食品交換表の活用方法 第3章(p45~52)・4章(p84~97)を予習・復習する
 
5 エネルギーコントロール食の献立作成,調理実習の説明 グループ内で献立表・材料・作業工程等を確認する
 
6 調理実習(一般治療食) 調理実習の内容をまとめておく
 
7 塩分制限食について,調理実習の説明 ・第3章(p68~75)・4章(p107~117)を予習・復習する
・グループ内で献立表・材料・作業工程等を確認する
 
8 調理実習(塩分制限食) 調理実習の内容をまとめておく
 
9 脂質コントロール食(献立作成)について,調理実習の説明 ・第3章(p62~67)・第6章(p173~181)を予習・復習する
・グループ内で献立表・材料・作業工程等を確認する
 
10 調理実習(エネルギーコントロール食) 調理実習の内容をまとめておく
 
11 たんぱく質コントロール食(献立作成)について,調理実習の説明 ・第3章(p62~67)・第5章(p125~135)を予習・復習する
・グループ内で献立表・材料・作業工程等を確認する
 
12 調理実習(脂質コントロール食) 調理実習の内容をまとめておく
 
13 特殊治療食(低たんぱく食)の試食、調理実習の説明 グループ内で献立表・材料・作業工程等を確認する
 
14 調理実習(たんぱく質コントロール食) 調理実習の内容をまとめておく
 
15 嚥下調整食および食事介助について 第8章(p221~224)を予習・復習する
 

履修上の注意
・調理実習の際には清潔な調理衣(白衣・調理ズボン)を着用し、身支度・衛生管理を徹底すること。
・献立作成および栄養価計算等を行うため、食品成分表、電卓を持参すること。
・実習に関する内容についてはノート等にまとめておくこと。
・課題は提出期限を厳守すること。未提出の場合には評価の対象とはしない。

成績評価方法・基準
・課題60%、実習に対する取り組み(ルーブリック)40%を総合的に評価し、60点以上を合格として単位を認定する。
・課題提出については、適宜フィードバックを行う。

教科書
・臨床栄養学実習書 第13版〔今井佐恵子 他〕〔医歯薬出版〕〔2,900円+税〕
・糖尿病食事療法のための食品交換表 第7版〔日本糖尿病学会〕〔文光堂〕〔900円+税〕
・臨床栄養学(基礎編)第3版〔本田佳子他〕〔羊土社〕〔2,700円+税〕
・臨床栄養学(疾患別編)第3版〔本田佳子他〕〔羊土社〕〔2,800円+税〕
・臨床栄養学実習 フローチャートで学ぶ臨床栄養管理3訂〔中村富予 他〕〔建帛社〕〔2,800円+税〕




参考書
なし(適宜プリント配布)

備 考
・都合により、授業計画の順番等を変更することがある
・ルーブリック評価については、第1回目の授業で説明する。
・質問等については、オフィスアワー以外でも受け付ける。

 
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