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シラバス(公開版)
単位(総授業時間数+自習時間):2(15 + 7) |
対象学科:健専3年 |
授業形態:講義 学期:後期 必・選:選択/管栄(必) |
健康栄養学専攻科目 |
中 尾 真 理 |
授業概要 |
医学の進歩が著しい現代において、栄養学の専門家として求められるのは種々の患者の栄養管理だけでなく、一次予防を中心とした健康増進・疾病予防まで多岐にわたってきている。臨床医学概論の授業では、疾患の診断・治療の基礎知識を学び、主要疾患の知識の修得が求められる。後期の臨床医学概論Ⅱでは前期に引き続いて、腎・尿路系、内分泌系、神経精神系、呼吸器系、運動器系、血液系、免疫・アレルギー、感染症、悪性腫瘍の基礎知識を修得し、臨床現場で栄養学的な指導が可能となる事を目指す。国試の過去の出題内容にも言及する。管理栄養士が臨床で必要とする嚥下・嚥下障害についての知識と共に、臨床医師としての経験から実践的な健康管理や医療現場で行われている事例などを紹介し、最新医学の話題などを解説しながら講義を行なう。 |
授業の到達目標 |
学位授与の方針との関連 | ||||||||||
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・主要疾患それぞれの基礎知識を学び身につける。 |
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・疾患の成因、病態から診断、治療まで体系的に理解できる。 |
・講義で得た知識を社会で活用する能力を身につける。 |
授業計画 |
回 | 内容 | 自習(事前・事後学習の内容) |
1 | オリエンテーション 嚥下と嚥下障害 治療 | 参考書第1章第3章を読み不明点は質問 |
2 | 内分泌系疾患(特徴・調整システム、脳下垂体異常) | 教科書第5章 1-2を読み、不明点は質問 |
3 | 内分泌系疾患(甲状腺・副甲状腺・副腎) | 教科書第5章 3-5を読み不明点は質問 |
4 | 腎・尿路系(腎・尿路の構造~ネフローゼなど) | 教科書第9章 1-6を読み不明点は質問 |
5 | 腎・尿路系(急性腎障害、慢性腎臓病CKD、糖尿病性腎症) | 教科書第9章 7-8、第4章 2を読み不明点は質問 |
6 | 腎・尿路系(透析、尿路系疾患、腎・尿路系の腫瘍) | 教科書第9章 9-11を読み不明点は質問 |
7 | 神経・精神系疾患 | 教科書第10章を読み不明点は質問 |
8 | 呼吸器系疾患 パルスオキシメータを使用した酸素飽和度の計測実習 |
教科書第11章を読み不明点は質問 |
9 | 嚥下障害と嚥下調整食 栄養士の役割(特別講義) | 参考書第3章第6章を読み不明点は質問 |
10 | 血液系疾患 | 教科書第12章を読み、不明点は質問 |
11 | 運動器(骨格系)疾患:カルシウム代謝・骨関節疾患 | 教科書第13章 1-3を読み不明点は質問 |
12 | 運動器(骨格系)疾患:フレイルサルコペニアロコモ | 教科書第13章 4-6を読み不明点は質問 |
13 | 免疫・アレルギー系疾患(食物アレルギーを含む) | 教科書第15章 1-3、第14章 2を読み不明点は質問 |
14 | 免疫・アレルギー系疾患 エピペンの模型を用いた実習 | 教科書第14章 4以降を読み不明点は質問 |
15 | 感染症 | 教科書第17章を読み、不明点は質問 |
履修上の注意 |
臨床医学の学習のためには解剖生理学、病理学の知識が重要である。 事前にこれらの知識を十分に整理しておくことが望ましい。本授業は、パルスオキシメータを用いて酸素飽和度を計測する実習、エピペンの模型を用いた実習を含む(active learning).小テストや課題にgoogle classroomを利用する。PCもしくはスマートフォンをネットに接続できる環境を準備しておくことが望ましい。 |
成績評価方法・基準 |
授業中に行う授業内容理解度確認のための小テスト(80%程度)とレポート提出等の受講状況(20%程度)で評価する。また試験・レポート等についてはフィードバックを行う。 |
教科書 |
〔臨床医学-疾病の成り立ち 栄養科学イラストレイテッド 第3版〕〔田中明・藤岡由夫 編〕〔羊土社〕〔3,190円+税〕 |
参考書 |
〔見える!わかる!摂食嚥下のすべて 改訂第2版〕〔上羽瑠美著〕〔学研〕〔3,960円〕 |
備 考 |
都合により、授業計画の順番等が変更されることがある。 質問等は授業終了時・オフィスアワーもしくは電子メールで受け付ける。 |
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