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シラバス(公開版)
単位(総授業時間数+自習時間):2(15 + 7) |
対象学科:健専2年 |
授業形態:講義 学期:前期 必・選:選択/管栄(必) |
健康栄養学専攻科目 |
中 尾 真 理 |
授業概要 |
生命現象をなすヒトの体の構造(解剖学)と機能(生理学)とは表裏一体である。つまり生命現象を理解するには、解剖学と生理学を統合的に関連付けて学習する事が望ましい。この授業では臨床医師としての経験から医療現場での事例なども紹介し、健康と栄養に関連する基礎的な知識の修得を目指す。授業では過去の国試の出題例にも言及する。解剖生理学は領域が広範であり解剖生理学Ⅰと解剖生理学Ⅱに分けてある。管理栄養士が臨床で必要とする嚥下についての知識と共に、解剖生理学Ⅱは循環器系、呼吸器系、消化器系、腎・尿路系、血液・免疫系、内分泌系などを解説する。 |
授業の到達目標 |
学位授与の方針との関連 | ||||||||||
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・解剖生理学の基本的知識を学び身につける。 |
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・人体の構造と機能が破綻した「病気」との関連を理解できる。 |
・講義で得た知識を社会で活用する能力を身につける。 |
授業計画 |
回 | 内容 | 自習(事前・事後学習の内容) |
1 | オリエンテーション 嚥下とそれに必要な器官 | 参考書第1章を読み、不明点は質問 |
2 | 循環器系(循環器構成、心臓、心電図、心臓周期)聴診器による心音聴取実習 | 教科書第4章 1-4を読み不明点は質問 |
3 | 循環器系(血管の構成、血圧、リンパ管系、循環系)血圧測定実習 | 教科書第4章 5-8を読み不明点は質問 |
4 | 呼吸器系(総論・呼吸器系の構造)気管支体操の実習 | 教科書第5章 1-4を読み不明点は質問 |
5 | 呼吸器系(呼吸器系の機能など)パルスオキシメータを用いた酸素飽和度測定実習 | 教科書第5章 5-8を読み不明点は質問 |
6 | 消化器系(総論、口、咽頭、食道) | 教科書第2章 1-4を読み不明点は質問 |
7 | 消化器系(胃、小腸、大腸) | 教科書第2章 4-5を読み不明点は質問 |
8 | 消化器系(肝臓、胆嚢、膵臓、消化の仕組み) | 教科書第2章 6を読み不明点は質問 |
9 | 嚥下障害と嚥下調整食 (特別講義) | 参考書第3章と第6章を読み不明点は質問 |
10 | 腎・尿路系(総論、腎臓の構造) | 教科書第6章 1-2を読み不明点は質問 |
11 | 腎・尿路系(腎臓の機能) | 教科書第6章 3-5を読み不明点は質問 |
12 | 血液(血液総論、骨髄、血球分化、赤血球など) | 教科書第3章 1-6を読み不明点は質問 |
13 | 血液(血漿蛋白 凝固) | 教科書第3章 4-7を読み不明点は質問 |
14 | 内分泌系(総論) | 教科書第10章 1-4を読み不明点は質問 |
15 | 内分泌系(各論) | 教科書第10章 5-9を読み不明点は質問 |
履修上の注意 |
解剖生理学の学習のためには生物学の知識が重要である。 事前に生物学の知識を十分に整理しておくことが望ましい。 小テストや課題にgoogle classroomを利用する。PCもしくはスマートフォンをネットに接続できる環境を準備しておくことが望ましい。 |
成績評価方法・基準 |
授業中に行う授業内容理解度確認のための小テスト(80%程度)とレポート提出等の受講状況(20%程度)で評価する。 また試験・レポート等についてはフィードバックを行う。 |
教科書 |
〔解剖生理学−人体の構造と機能 栄養科学イラストレイテッド第3版〕〔志村不二夫、岡純、山田和彦 編〕〔羊土社〕〔3,190円+税〕 |
参考書 |
〔見える!わかる!摂食嚥下のすべて 改訂第2版〕〔上羽瑠美著〕〔学研プラス〕〔3,960円〕 |
備 考 |
都合により、授業計画の順番等が変更されることがある。 質問等は授業終了時・オフィスアワーもしくは電子メールで受け付ける。 本授業では、学修内容に合わせ、心音聴取、血圧測定、気管支体操、パルスオキシメータを用いた酸素飽和度の測定などの実習を行う(active learning)。 |
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