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シラバス(公開版)

2024年度 

 
  統計学
[ K-1-a-08-1 ]
 

 単位(総授業時間数+自習時間):2(30 + 60)
 対象学科:服専4年・健専1年
 授業形態:講義 学期:後期 必・選:選択
 家政学部 大学共通教養科目
 池 田 展 敏

授業概要
前半では、集団の性質を大局的にとらえるための基礎となる記述統計(度数分布、代表値、散布度、特に標準偏差、相関係数など)の初歩的事項について解説し、簡単な例で計算練習する。中盤では、統計学の応用のために不可欠な確率と確率分布(正規分布、t分布、カイ二乗分布など)について説明する。後半では、確率論の応用として推定や検定など推測統計の考え方ついて説明する。特に、疫学研究に欠かせないクロス表集計の考え方について言及する。

授業の到達目標
 
学位授与の方針との関連
 
平均、標準偏差、相関係数などの意味と定義を理解し、その計算ができるようになる。
0.5 0.5
 
就職試験に出題されるような、簡単な確率や数え上げの問題が解けるようになること。
 

確率分布の種類について理解し、区間推定に応用できる。
 
統計的検定の考え方を理解し、特定の例題が解ける。
 

授業計画
 
内容 自習(事前・事後学習の内容)
 
1 ガイダンス、統計学のイメージと概要(記述と推測) 教科書1章1-1,1-2を読む。
 
2 資料の整理(データの種類と度数分布) 教科書1章1-3を読む。配布プリントの復習。
 
3 資料の整理(ヒストグラム、データの代表値) 教科書1章1-3および章末問題、3章。配布プリントの復習。
 
4 資料の整理(散布度、偏差、分散) 教科書3章章末問題と4章。授業の計算例の確認。
 
5 資料の整理(標準偏差、データの標準化)
教科書4章。計算例の確認。
 
6 資料の整理(散布図、共分散、相関係数) 教科書2章と5章、提出課題(記述統計編)に取り組む。
 
7 離散型確率変数
教科書6章の復習。
 
8 確率の計算例。確率変数と確率分布。例:2項分布 教科書6章6-1-2周辺。授業の計算例の確認。教科書6章6-2、7章(例題など)。
 
9 離散型確率変数の期待値と分散 教科書8章。
 
10 連続型確率分布表の使い方(標準正規分布、t分布)、%点 教科書9章。確率分布表の使い方確認。提出課題(確率編)に取り組む。
 
11 なぜ正規分布が必要か。カイ2乗分布が重要な理由 教科書10章。提出課題(確率編)に取り組む。
教科書11章
 
12 平均値の区間推定
教科書12~15章。ノートの復習。配布プリントの復習。
 
13 区間推定の演習問題 教科書12~15章。ノートの復習。特に14章の章末練習問題に取り組む。配布プリントの復習。
 
14 検定の考え方と平均値に関する検定 教科書16章~17章を読む。配布プリントの復習。特に17章の章末練習問題と16章の章末練習問題。
 
15 クロス表集計とカイ二乗検定(独立性の検定)
教科書20章。配布プリントの復習。
 
16 期末試験 提出課題を復習して臨むこと。
 

履修上の注意
電卓が必要な時があるので持参すること。

成績評価方法・基準
期末テスト(60%)。問題レポート(40%)
問題レポートは解答を見て各自自己採点したものを提出。添削して返却する。試験は試験後に解答例を配布する。

教科書
らくらく統計学 統計学教育研究会編 ムイスリ出版 2350円

参考書
統計学はジェイムークによるオンライン学習で学びを深められます。https://www.jmooc.jp/
にて、「統計・数学」「開講中」にチェックを入れ、「統計学入門」など選択すると、ビデオで独習することができます(登録の必要があります)。

備 考
質問等については、授業終了時あるいはオフィスアワー(曜日時間は掲示で確認)で受け付けます。

 
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