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シラバス(公開版)

2024年度 

 
  有機化学Ⅱ
[ K-1-a-04-2 ]
 

 単位(総授業時間数+自習時間):2(30 + 60)
 対象学科:服専2年
 授業形態:講義 学期:前期 必・選:選択
 家政学部 大学共通教養科目
 菅 野 修 一

授業概要
有機化学Ⅰの講義を理解していることをベースに、有機化学の基礎として知っておく必要のある典型的な有機化合物を個別に解説していく。ここでは繰り返し化合物をボンドラインフォーミュラ・ダッシュフォーミュラ・コンデンスドフォーミュラで書けるよう説明し、さらには構造式から読み取れる化合物の性質を理解できるようにする。さらに、化学系企業在籍経験を有する実務家教員の経験を活かし講義の適切な個所では、化学の基本となる量子論の考え方にも触れ、有機化学の奥深さも伝える。

授業の到達目標
 
学位授与の方針との関連
 
基本的有機化合物の理解。
0.6 0.1 0.1 0.1 0.1
 
有機化学反応の基礎の理解。
 

授業計画
 
内容 自習(事前・事後学習の内容)
 
1 有機化合物の官能基、化合物の名称 教科書指定ページの熟読。
 
2 アルコール、エーテル、エステルの一般的性質 教科書指定ページの熟読。
 
3 アンモニア、アミン、アミノ酸の構造と性質 教科書指定ページの熟読。
 
4 ケトン、カルボン酸の構造と性質、その関連性 教科書指定ページの熟読。
 
5 アルデヒドの構造、還元性としての性質、アルコールとの関係 講義ノートの総まとめ(1回目)。
 
6 生体内のケトン体としての構造とその存在の意味付け 教科書指定ページの熟読。
 
7 芳香族炭化水素、アロマの語源、ナフタリン 教科書指定ページの熟読。
 
8 中間試験、アルカンの誘導体、ハロアルカン、トリハロメタン 教科書指定ページの熟読。
 
9 共有結合の分極、フロンガスとオゾン層の破壊 教科書指定ページの熟読。
 
10 求核的置換反応、脱離反応 講義ノートの総まとめ(2回目)。
 
11 アミンの分類と性質、アンモニアの塩基性の意味 教科書指定ページの熟読。
 
12 第二級アミンと亜硝酸からニトロソアミンの生成およびその意味 教科書指定ページの熟読。
 
13 アルコールの構造、多価アルコール、トリアシルグリセロール 課題を指定。
 
14 不飽和有機化合物の性質と反応性 教科書指定ページの熟読。
 
15 共鳴と共鳴構造、酸の強弱との関係 講義ノートの総まとめ(3回目)。
 

履修上の注意
教科書の指定ページを熟読し、予習・復習をしっかり行うこと。尚、教科書の指定ページについては、その講義毎に理解度を考慮の上、指示する。

成績評価方法・基準
毎回行う小テスト30%、平常点・受講態度(発言・質問)30%、試験またはレポート40%を基準として総合的に評価する。小テストは毎回添削。

教科書
 [有機化学基礎の基礎] [立屋敷哲] [丸善株式会社] [2,700円]

参考書
必要に応じて個別に紹介する。

備 考
質問はオフィスアワーはもちろん、授業終了後に申し出てもらうことで時間を調整し常時受けつける。

 
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