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シラバス(公開版)

2024年度 

 
  有機化学Ⅰ
[ K-1-a-03-1 ]
 

 単位(総授業時間数+自習時間):2(30 + 60)
 対象学科:健専1年
 授業形態:講義 学期:後期 必・選:必修
 家政学部 大学共通教養科目
 菅 野 修 一

授業概要
生命現象を分子レベルで理解するため、生体を構成している物質の分子構造、およびそれを組み立てている結合のしくみを知る事は必須である。化学Ⅰ・Ⅱで学んだことをもとに有機化学の基本概念を述べ、それらの分子の反応性を化学結合、とりわけ共有結合の電子の配置から説明し、それをもとに官能基の性質について講義する。一方、講義の適切な個所では、化学系企業在籍経験を有する実務家教員の経験を活かし化学の基本となる量子論の考え方にも触れ、有機化学の奥深さも伝える。

授業の到達目標
 
学位授与の方針との関連
 
生体構成物質を理解する基礎となる簡単な有機化合物の理解。
0.1 0.4 0.1 0.1 0.1 0.1 0.1
 
化学結合と電子の関係の理解。
 

授業計画
 
内容 自習(事前・事後学習の内容)
 
1 健康栄養学における有機化学の重要性の認識について 教科書指定ページの熟読。
 
2 元素の周期表、元素記号、必須元素、同族元素 教科書指定ページの熟読。
 
3 アルカリ金属、アルカリ土類金属、ハロゲン元素、希ガス 教科書指定ページの熟読。
 
4 分子模型を用いての立体化学、炭素の結合手 教科書指定ページの熟読。
 
5 原子番号と電子の配列、イオン結合の復習 講義ノートの総まとめ(1回目)。
 
6 原子の構造、同位体、放射性同位元素の生化学における利用 教科書指定ページの熟読。
 
7 分子式、組成式、示性式、有機化合物の異性体 教科書指定ページの熟読。
 
8 中間試験、分子量、式量、構造式、炭素の正四面体構造 教科書指定ページの熟読。
 
9 炭素の二重結合、三重結合、様々な分子式 教科書指定ページの熟読。
 
10 飽和炭化水素、アルカンの構造、アルカンの性質 講義ノートの総まとめ(2回目)。
 
11 不飽和炭化水素、共有結合(電子対結合)、電子対 教科書指定ページの熟読。
 
12 非共有電子対、配合結合、金属結合、不対電子 教科書指定ページの熟読。
 
13 メタン分子、軌道電子の昇位、混成軌道、δ結合、π結合 課題を指定。
 
14 直鎖の飽和炭化水素とその命名法、数詞、アルキル基 教科書指定ページの熟読。
 
15 分岐炭化水素とその命名法、慣用名 講義ノートの総まとめ(3回目)。
 

履修上の注意
教科書の指定ページを熟読し、予習・復習をしっかり行うこと。尚、教科書の指定ページについては、その講義毎に理解度を考慮の上、指示する。

成績評価方法・基準
毎回行う小テスト30%、平常点・受講態度(発言・質問)30%、試験またはレポート40%を基準として総合的に評価する。小テストは毎回添削。

教科書
[有機化学基礎の基礎] [立屋敷哲] [丸善株式会社] [2,700円]

参考書
必要に応じて個別に紹介する。

備 考
質問に関してオフィスアワーはもちろん、授業終了後に申し出てもらうことで時間を調整し常時受けつける。

 
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