大学シラバスの手引き(PDF) 短大シラバスの手引き(PDF) シラバス トップページへ 本 学 ホームページへ

シラバス(公開版)

2023年度 

 
  キャリア開発Ⅳ
[ D-1-f-06-4 ]
 

 単位(総授業時間数+自習時間):1(30 + 15)
 対象学科:美表3年
 授業形態:演習 学期:後期 必・選:選択
 美術学部 共通教養科目
 揚 妻 博 之

授業概要
アーティストが何を捉えて、どのような方法で制作を続けて行くのか。自己の表現や他者の表現について、全員でディスカッションを行う。授業は、表現の核や在り方について、多彩な資料も踏まえながら考察を深め、キャリアを形成して行くために必要な自己を深く観察する目や、伝達する能力を養うことを目的としている。最後に、ドイツの事例を中心にアートの現場や教育、社会のシステムについて紹介し、キャリア開発の方法や目指す地点について共に考える。講師は、美術家として留学を含む11年間のドイツの滞在と、様々な事象について表現方法に囚われない制作活動を行ってきた。その経験を踏まえ資料や事例を紹介する。

授業の到達目標
 
学位授与の方針との関連
 
・他者の表現や在り方を通じて多様性を知り、自己を深く観察する目を養う。
 
・積極的なディスカッションで多角的に物事を考察し、伝達する能力を身につける。
 
・キャリアを開発して行く上で、目指す地点の設定や方法を知る。
 

授業計画
 
内容 自習(事前・事後学習の内容)
 
1 イントロダクション- 授業の説明、講師の活動紹介 各々持ち込むもの、プレゼンテーションの準備。
事前に設置する場所や見せ方を考える。
 
2 プレゼンテーションⅠ
絵画・立体・写真などの設置物についての発表とディスカッション
自己と他者の表現の在り方について多角的に考察する。
 
3 スタディーⅠ
マテリアルと空間について例や資料を用いた考察
作家や資料、言葉、物事について更に調査する。
 
4 プレゼンテーションII
映像、スライドなどの投影物についての発表とディスカッション
自己と他者の表現の在り方について多角的に考察する。
 
5 スタディーII
時間と空間について例や資料を用いた考察
作家や資料、言葉、物事について更に調査する。
 
6 プレゼンテーションIII
パフォーマンス、朗読、テキストなどの発表とディスカッション
自己と他者の表現の在り方について多角的に考察する。
 
7 スタディーIII
身体と空間についての例や資料を用いた考察
作家や資料、言葉、物事について更に調査する。
 
8 キャリア形成
アートと社会 、存在について。アートの現場や教育 (ドイツを事例に)。
身の回りにあるもの、またないものの考察や調査。
自身が目指す地点を設定し、表現の核を育む。
 

履修上の注意
各々持ち寄ったものについてのディスカッションを行うので、履修者は最低一つのものを事前に用意し、プレゼンテーションする方法や場所を考えること。例えば、作品や制作途中のもの(絵画、彫刻、写真、映像、詩、パフォーマンスなど)、自身の経験や出来事についてのテキスト、スライドなどを用いたプレゼンテーションなど。形式は問わないが、自己を見つめる上で大切なものを選んでくること。

成績評価方法・基準
授業の取り組み(プレゼンテーション、他者に積極的に働きかける態度)70%、レポートの提出 30%。
授業全体終了後にレポートを課し、フィードバックを行う。レポートについて最終講義で説明する。

教科書
なし。

参考書
適宜指示する。

備 考
質問等については、授業終了時に受け付ける。

 
Copyright © Mishima Gakuen All Rights Reserved.