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シラバス(公開版)

2023年度 

 
  染色加工学
[ A-3-d-07-2-2 ]
 

 単位(総授業時間数+自習時間):2(30 + 60)
 対象学科:服専2年
 授業形態:講義 学期:後期 必・選:選択
 服飾文化専攻科目
 井 上 美 紀

授業概要
繊維製品に関する染色加工について主に教授する。染色では染色理論、天然染料、合成染料、測色と表色、染色堅牢度、染色加工における事故等について解説する。加工では、外観風合い改良、機能性付与・性能向上を目的とする加工等、様々な加工方法を教授する。さらに、染色加工に関連する安全性や環境への影響についても教授する。一部グループワーク(以下GW)を実施する。

授業の到達目標
 
学位授与の方針との関連
 
染色・加工に関する基礎的な知識を身につける。
0.7 0.3
 

授業計画
 
内容 自習(事前・事後学習の内容)
 
1 はじめに:生活の中の色、色材、染色加工の歴史 テキスト第1章と3章に目を通す。
色材について調べる。
 
2 染色プロセス ミニットペーパー、第2章と5章に目を通す。
繊維~製品に至る生産工程を振り返る。
 
3 染色理論 染着機構 ミニットペーパー、第5章と4章に目を通す。
 
4 染料① 合成染料 ミニットペーパー、第4章に目を通す。
洋裁店等で入手可能な合成染料を調べる。
 
5 代表的な合成染料と各種繊維の染色方法、染色条件 ミニットペーパー、第4章と7章に目を通す。
 
6 染料② 天然染料、代表的な天然染料と染色方法 ミニットペーパー、第7章に目を通す。これまでの学習内容を振り返る。身近な天然染料を調べる。
 
7 伝統的な染法・文様、中間テスト① 中間テストの内容を振り返る。
伝統文様の意味を調べる。
 
8 工業染色技術、染色機 ミニットペーパー、第6章と8章に目を通す。
 
9 捺染、捺染染色機 ミニットペーパー、第6章に目を通す。
染色品のいくつかについてその技法を調べる。
 
10 測色、染色堅牢度① 試験項目と試験方法 ミニットペーパー、第8章と9章に目を通す。
第一部のテキストで測色について調べる。
 
11 染色堅牢度② 評価 GW ミニットペーパー、第10章に目を通す。
 
12 事故事例品の原因追及と対策 GW ミニットペーパー、第12章に目を通す。
提示した事故事例品の原因~対策までを検討する。
 
13 加工① 外観・風合い加工等 ミニットペーパー、第12章に目を通す。これまでの学習内容を振り返る。
 
14 加工② 機能性付与加工等、中間テスト② 中間テストの内容を振り返り、第11章に目を通す。
アイテムのいくつかについてその加工方法を調べる。
 
15 染色加工と安全性、おわりに:本講義のまとめ これまでの学習内容を振り返る。
 
16 本試験 全範囲を振り返る。
 

履修上の注意
 授業終了時にミニットペーパー、単元毎に中間テストを行うので振返りを大切にする。
 身の回りの染色品に目を向ける。事前事後には指定のテキスト範囲に目を通すこと。
 選択科目であるがTA取得希望者は必ず履修する。
 √機能付電卓(携帯電話不可)を用意する。持参回は授業時に指示する。

成績評価方法・基準
 評価:①ミニットペーパー、中間テスト等の受講態度に対し50%
    ②本試験に対し50%(指定教科書、配布プリントとノート(自筆のもの)を持ち込み可とする)
 ミニットペーパーと中間テスト、試験は後日添削してフィードバッグする。
 5回を超えて欠席した者は評価対象としない。

教科書
 染色加工学 日本衣料管理協会 (2200円)

参考書
 繊維製品の基礎知識シリーズ第1部 日本衣料管理協会 入学時購入済

備 考
 質問などは、授業終了時あるいはオフィスアワー(曜日時間は掲示で確認)に受け付ける。
 評価は1回目の授業で説明する。
 都合により、授業計画の順番等を変更することがある。

 
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